ソウル市、新型コロナウイルス感染症「AIモニタリングコールシステム」を導入
最近、海外からの入国者の増加により自宅隔離者と隔離解除者が増えている中、ソウル市は能動的で効率的なモニタリングのため、120茶山(ダサン)・コールセンターに先端人工知能(AI)システムを導入する。 今回導入されるクラウド基盤の「AIモニタリングコールシステム」は、人工知能システムがモニタリング対象者に電話をかけ、発熱及び咳、悪寒の有無などをチェックしてデータを管理するというシステムだ。「AIモニタリングコールシステム」は対象者によって質問を変えることができ、対象者に合わせたオーダーメイド型モニタリングが可能で、英語や中国語など外国語サービスも提供される。 ソウル市は、「AIモニタリングコールシステム」を通じて新型コロナウイルス感染症のモニタリングが難しい対象者をケアしていく計画だ。ソウル市災難対策本部によると、4月2日基準で電話モニタリングが必要な人は2,038人であり、自宅隔離者のうち安全保護アプリをインストールしていない人が主な対象となっている。 ※ Current State of Services Provided by 119 Ambulances in Relation to COVID-19 区分 自宅隔離者 自宅隔離アプリ 担当公務員 (25の自治区) 隔離中 増減(前日比) 症状あり インストールしている インストールしていない ソウル市 (25の自治区) 9,549 1,499 28 7,511 2,038 7,371 これに対し、自治区別に担当公務員が一日2回、電話で発熱の有無などを確認しているが、投入される人数が多く、激務が続いていることにより疲労が蓄積している。特に4月1日から海外入国者の2週間の義務的な自宅隔離が施行されており、対象者が増えて自宅隔離解除以降はモニタリングができない人が発生し、増える需要とモニタリングに効率的に対処するため、「AIモニタリングコールシステム」を導入することになった。 ソウル市は4月3日からカンナム(江南)区(871人)・トンジャク(銅雀)区(38人)・クァンジン(広津)区(14人)に居住する海外からの入国者を含む自宅隔離者及び隔離解除者923人に対し、「AIモニタリングコールシステム」によるモニタリングを開始し、すべての自治区に拡大する計画だ。
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