一つのアイデアから始まり、4年間の努力によりソウル市の予算58億ウォンを削減
ソウル市は、廃熱をリサイクルする蒸気タービンにした結果、年間58億ウォンの予算を削減することが可能になった。これまでは4つの資源回収施設の窒素酸化物を取り除くSCR触媒反応塔の活性度を高めるために昇温用燃料としてLNGを使い、毎年80億ウォンを掛けていた。 ソウル市は4年間にわたり、4つの資源回収施設の焼却炉10基に窒素酸化物を除去するSCR触媒反応塔の燃料改善事業が完了し、9月から正常稼動が始まったと発表した。 これはソウル市資源回収施設チームが、ドイツの海外研修で得たアイデアにこだわり、4年間研究を重ねた末に得た結果である。 今年の9月からはソウル市内の資源回収施設10基すべてにSCR触媒反応塔が設置された。これにより、毎年58億ウォンの原料費が削減されると同時に、年間17,600tCO2の温室効果ガス削減の効果が得られる。 また、毎年80億ウォンの燃料費が22億ウォンに減り、58億ウォンの予算削減が可能となった。これは石油に換算すると、8,344TOEの省エネ効果である。 さらにLNG使用が減り、年間17,600tCO2の温室効果ガス削減効果も同時に得られる。 SCR触媒反応塔の燃料改善により、年間LNGの削減量は800万N㎥であり、これはソウル地域の住宅1万400世帯が1年間使用できる量である。
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