ソウル市、特殊学校の学生たちと博物館・美術館へ初めてお出かけ
ソウル市は、日常においては博物館や美術館を観覧することが困難な特殊学校の学生たちの現場観覧をサポートする、「特殊学校学生の博物館・美術館無料観覧支援事業」を設けて、10月27日に初めてお出かけの機会を持った。 「特殊学校学生のための博物館・美術館無料観覧支援事業」は、民選8期ソウル市政の主な政策「弱者と共に歩む」の一環として設けられた。特殊学校の学生に対して、博物館・美術館の観覧料、移動車両、補助スタッフ、手話通訳士・解説士などを支援する。普段から環境的制約によって博物館・美術館を訪問する機会が少なかった特殊学校の学生たちに対して、文化を享受する機会を増やすことを趣旨としている。 事業の実施に先立ち、ソウル市は障害者のための展示観覧・体験プログラムを運営できる国立・公立・私立博物館と美術館から参加申請を受け付けた。合計30館の博物館・美術館から参加申請があり、各特殊学校がこの中から希望する場所を選択できるようにした。特殊学校と各博物館・美術館をマッチングした結果、2022年年末までにソウルクァンジン(広津)学校、ソウルトンチョン(東泉)学校をはじめとする特殊学校25校の約2,000人の学生・教員が博物館・美術館を訪れることになった。 また、外出が困難な学生たちのため、博物館・美術館が学校を直接訪れる「訪問する博物館・美術館」プログラムも運営する。 ソウル市は、今後も文化享受の死角地帯にいる市民が、文化芸術により便利に触れられる政策を継続的に取り組んでいきたいと明かした。
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