ソウル市、ビニール袋のリサイクル率UP 省エネ推進
朝、会社に出勤してから飲む一杯のスティックコーヒー、3時のおやつに食べるお菓子の袋。これまで日常生活の中で一般ごみとして捨てられていたビニール袋がエネルギー源として生まれ変わる。 ソウル市はこれまで一般ごみとして捨てられていたビニール袋をリサイクルするため、ポスコエネルギーと了解覚書を締結し、「フィルム類専用袋の収集試験事業」を開始した。 現在は、ビニール袋のほとんどが一般ごみと一緒に処理されている。ビニール袋は、リサイクルすれば資源として再利用できるにもかかわらず、そのほとんどがゴミとして焼却されるか埋め立て処理され、環境汚染の原因となっている。PR不足により、これまでビニール袋の分別収集は行なわれかった。今回の協定締結を通じ、ビニール袋も他の再生資源と同様、分別収集してリサイクルできるよう、ポスコエネルギーが製作した「ビニール袋専用袋」を地域の班長が各世帯へ戸別に無料で配布する。 キム・ソンミさん(主婦・33歳・銅雀区舎堂洞)は、「家庭から出たビニール袋は、分別して捨てればごみの量も減り、ごみ袋代も節約できるのはわかっているのだが、分別は面倒だし、守らなくてもとがめられることがないので、ついつい一般ごみと一緒に捨ててしまっていた」と話した。 今後、ソウル市の廃フィルム類包装材の分別収集が全面的に実施されれば、ビニール袋によるエネルギー源発生量は1日約862トンとなり、年間エネルギー節減効果は188,713TOE、年間エネルギー輸入代替効果は1,047億ウォンになると予想される。また、生活ごみのリサイクル率も高まり、埋め立てや焼却による環境汚染も削減でき、市民のごみ袋購入手数料の削減効果も得られると予想されている。
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