ソウル市、東南アジア・日本人観光客の誘致に総力戦
– 下半期に東南アジア・日本人観光客を呼び込むべく現地PRに注力▶ 9/8~10:マレーシアクアラルンプールの「マッタフェア」に参加▶ 9/15~16:ベトナムホーチミンで観光業界と一般消費者向けの「観光説明会」を開催▶ 9/21~24:東京のアジア最大観光博覧会(TEJ)で「ソウル広報館」を運営 – ソウル市「海外観光客の訪韓心理は委縮しているが、危機を機会に変え東南アジアと日本人観光客を積極的に誘致したい」 □ ソウル市が今年下半期、東南アジアと日本人観光客を呼び込むために、9月の現地PRに集中する。マレーシアと日本で開かれる観光博覧会に参加する一方で、ベトナムでは観光説明会を開催しソウル観光PRに力を入れる。 □ まず、9月8日から10日は、マレーシアのクアラルンプールで開催された「マッタフェア(MATTA Fair)」に参加し、そこで設置したソウル観光広報館で、ムスリム向けのハラールやソウルの新しい観光資源に関する情報を発信した。 ○ 現地の人たちを対象に、新しい観光資源といえる「ソウル7017」とディスカバーソウルパス、ワンモアトリップ、ハラール認証飲食店に関する情報を提供したところ、来場客の反響を呼んだ。ソウルにある観光企業のSMアーティウム、Nソウルタワー、ペインターズヒーローも販売促進活動に参加した。 ○ 中でも、5月にソウル市と観光交流・協力業務協約を締結した現地の旅行代理店Mayflowerも参加し、ソウルの観光商品を現場で直接販売して大きな成果を得た。 ○ マッタフェアはマレーシアで毎年開かれる国際観光博覧会。昨年の参加企業数は、航空会社、旅行代理店、ホテルなど197社で、来場客は9万2千人だった。 □ 9月15日と16日の両日間、ベトナムホーチミン市では現地の観光業界を対象に観光説明会を開催し、一般消費者向けの個人旅行説明会も行う。 ○ 9月15日、ホーチミン・インターコンチネンタルホテルで開かれる観光説明会では、ローカル旅行代理店、航空会社、メディア関係者約70人を招待し、ソウルの新しい観光資源を紹介しセールスを展開する。 ○ 15日と16日の二日間、有名ショッピングモールのサイゴンセンターでは、約200人の現地の人を招待し、個人旅行に関する説明会を開く予定。体験イベント、トラベルトークショーなどを実施し、広報ブースの運営、商品販売なども行う。 ○ さらに個人旅行説明会では、韓国を訪問したことのあるベトナムのMCバオ・チュアーン(Bao Quang)さん、歌手のスニハリン(Suni Ha Linh)さん、俳優のフィカン(Huy Khanh)さんの家族など、ベトナムの有名芸能人が参加し、本人の体験談やとっておきの情報を公開する。 □ 今回のホーチミンでの観光説明会は、事業効果を高めるために、ソウル・京畿・仁川が力を合わせ、3つの市・道が共同で開催する。現地での広報を強化するため韓国観光公社ハノイ支社とローカル旅行会社のべトトラベル(Vietravel)と協力して商品を販売し、体験ゾーンなども追加・拡大し運営する。 □ 9月21日から24日は、東京で開催されるアジア最大の観光博覧会TEJ(Tourism Expo Japan)に参加し、ソウル単独の広報館を運営する。 ○ VR(仮想現実)を使ったソウル7017、ヨントララルパーク、バムトッケビナイトマーケットなどソウルの名所の体験イベントや、ソウル7017で実際に販売されているかき氷を味わえるイベントなど、楽しく充実した行事が用意されている。 ○ ソウルにある観光関連会社6社(新世界免税店、ロッテホテル、ペインターズヒーロー、サムスンディライト、SMアーティウム、Nソウルタワー)も参加し、会社別のクイズショー、ルーレットイベント、SMタウンコンサート招待イベントなど、様々なイベントが行われる。 ○ TEJは、日本政府観光局と日本観光振興協会が毎年主催する観光博覧会で、国内外から140か国・1,181社が参加し、来場客数は約19万人に上る。 □ 今年1月から7月までソウルを訪問した外国人観光客数は、累計で605万人と前年比20.9%減少したが、このうち東南アジアの観光客数は161万人と前年同期比155万人から3.7%ポイント増加した。 ※ 東南アジア8か国:台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ □ ソウル市観光体育局のアン・ジュノ局長は、「朝鮮半島の情勢により海外観光客の訪韓心理が委縮しているが、ソウル観光市場の多角化に向けて、今年下半期に東南アジアと日本でのマーケティング活動に積極的に取り組みたい」と話した。 □ マレーシア □ 日本(2015年TEJ)
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