ソウル市、車椅子を使用しない障害者にも「バウチャータクシー」を提供
ソウル市は2019年より、車椅子を使用しない障害者にも、最大20,000ウォンのタクシー料金を支援する「バウチャータクシー」サービスを10,000人に対して提供する。これによって、今まで障害者コールタクシーを利用してきた重度の身体障害者・呼吸器機能障害者・自閉症・知的障害者なども2019年5月からバウチャータクシーを利用できるようになる。 ソウル市は、これまでは視覚・腎臓機能障害者にのみ提供していたサービスを、車椅子を使用しない障害者全般に拡大することにした。「バウチャータクシー」とは、ソウル市と協約を結んだ民間のコールタクシー会社の車両を利用する場合、市が料金の一部を支援するタクシーのことをいう。 ソウル市は、2019年にタクシー料金が値上げされた分、その格差を縮めるため支援金額も1回に最大15,000ウォンから20,000ウォンに増やし(65%→70%)、障害者にとってより便利になるよう取り定めた。 またソウル市は、「バウチャータクシー」の対象利用者が拡大されることにより、需要が分散されるため、バウチャータクシーの待ち時間が約5~10分と短くなり、もっと便利になると期待している。これまで障害者が利用してきた「障害者コールタクシー」と「障害者福祉コール」は車両数の不足により利用者の待機時間が50分ほどかかっていた。 ソウル市は2019年に50億ウォンを投資して5月と10月に各3,000人ずつ利用対象者数を増やし、年間合計10,000人(既存利用者4,000人を含む)にサービスを提供する。さらに2020年には100億ウォンを投資して20,000人の障害者がサービスを利用できるようにするという目標だ。
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