ソウル市、アジア最大級の国際アニメーション映画祭「SICAF2019」開幕
ソウル市は2019年7月15日から21日までの7日間、国際コンテンツマーケット(SPP)、ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル(SICAF)、ソウル想像産業フォーラム(Si3)を開催する。この期間、全世界の漫画・アニメ愛好家らがソウル市に集まる。 ①ソウル国際漫画・アニメーションフェスティバル(SICAF2019):7月17日~7月21日 1995年に小規模なアニメーション上映会から始まった「ソウル国際漫画アニメーションフェスティバル(SICAF)」は2019年で23回目を迎える歴史あるフェスティバルだ。いまや世界5大アニメーション映画祭として、アジアを代表する最大級の国際アニメーション映画祭として、その地位を確立しつつある。 2019年のSICAFは「INNOVATIVE CHANGE」をテーマに、7月17日から21日までの5日間、COEXのA4ホールとMEGABOX COEX店で開催される。2019年も世界的な関心が高まる中、93か国から2,565編の作品が出品された。そのうち多様性と作品性を兼ね揃えた28か国103編の作品が選ばれ、映画祭期間中に紹介される。 また特別展・企画展・招待展などで構成された漫画・アニメ展示会も同時に行われる。ここではWEBTOON作家のトークショー、コスプレパフォーマンス、漫画・アニメ関連団体及び企業のブースなどが準備されており、訪れる人々に楽しいコンテンツを盛りだくさん提供する。 付帯イベントとしては、アニメ業界で大活躍中のマスターたちのノウハウが学べる「マスタークラス」、アニメファンのための「声優デー」「シンガーロング」など、漫画・アニメマニアはもちろん文化芸術が大好きな一般市民までみんなで楽しめる各種プログラムが準備されている。映画祭のチケットはNAVER、インターパークで予約販売しており、アニメーションはMEGABOX COEX店で上映される。 ②国際コンテンツマーケット(SPP):7月15日~7月17日 7月15日から17日までの3日間、アジア最大級のアニメーション・WEBTOON専門マーケットである「国際コンテンツマーケット(SPP)」がミレニアム・ソウル・ヒルトンホテルで開かれる。 国際コンテンツマーケットでは、バイヤーと売り手の出会いを通じて投資を誘導する①ビジネスマッチング、アジアの大手メディアらが集まってアニメ産業の発展とアジアにおけるビジネスの活性化について話し合う②アジアニューディレクション、コンテンツ分野に関する最新の話題を共有する③カンファレンス、韓国の代表的なメディア及び制作会社の事業説明会が行われる④イグナイトなどが行われる予定だ。 特に2019年の国際コンテンツマーケットのビジネスマッチングの場合、Netflix(ネットフリックス)、ディズニー、優酷(youku)などの世界的な大型バイヤーらが参加、韓国のコンテンツ企業とビジネス商談を行う予定だ。 ③ソウル想像産業フォーラム(Si3):7月19日~7月20日 7月19日から7月20日までの2日間、ソウル想像産業フォーラムがトンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)で行われる。このフォーラムは漫画、WEBTOON、アニメの産業的・芸術的・技術的側面をすべて包含するアジア最大級の出会いの場であり、コンテンツ産業の現在と未来について話し合う。 「発見の時代、新ルネサンスのための包容」をテーマに行われ、「アニメーション・ワールド・ネットワーク」共同設立者であるダン・サルト(Dan Sarto)、ポケットモンスターや妖怪ウォッチのCG会社「OLM Digital」の常任理事である安生健一氏が基調講演をする。 今回のフォーラムには、ディズニーとピクサーのアニメーターやクリエイターなど各分野の韓国及び海外の作家、監督、教授、企業人など8か国20人の提案者と講演者が参加し、関連分野の実務者や専攻者のための専門ワークショップ&アカデミーなど盛りだくさんのイベントも行われる。 また、イベント参加者が気軽に楽しめる付帯イベントとして、アカデミーや世界的な映画祭、米国CNNなどの主要マスコミから注目を浴びてきた短編アニメ『ダム・キーパー』(The Dam Keeper)の制作に関するエピソードなどが聞けるイベントも実施される予定だ。
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