第100回全国体育大会ソウル開催100日前
2019年10月、ソウル市で開かれる「第100回全国体育大会及び第39回全国障害者体育大会」が100日後に迫った。ソウル市は全国体育大会初のオリンピックレベルの「聖火リレー」を実施し、全国民がともに楽しむ大会にしようと計画している。聖火リレーには社会の各界各層の参加者1,100人が17市・道(2,019km)を巡る。 2019年9月22日、韓国を象徴する各地域で一斉に聖火に火を付ける。韓国で一番早く日が昇る独島(午前6時)、大韓体育会が指定した聖火を採火する公式な場所であるマニサン(摩尼山/午前10時)、平和・統一のメッセージを伝えるパンムンジョム(板門店/午後2時)、韓国で一番遅く日が沈むマラド(馬羅島/午後6時)などで聖火をつなぐ。また、オリンピック公園平和の門で採火された全国障害者体育大会の聖火とともにこの日からソウル市の25自治区をリレーによりつないでいく。 同市は、このような内容で第100回全国体育大会の実行計画推進状況の詳細を発表した。ソウル市は「平和・コミュニケーション・感動の体育大会」を目標に全国体育大会が歴史と未来をつなぎ、全国民がともに楽しむ体育大会となるよう体系的に準備している。 この大会を通じて推進する5つのポイントは、①歴史と未来をつなぐ100回記念体育大会 ②市民の力でつくる市民参加体育大会 ③真心のこもった歓迎で全国民が感動する体育大会 ④オンライン・オフラインによる広報効果で国民の共感と参加を誘導 ⑤経済的な体育大会を目標にした競技場の確保及び改修・補修である。 1. 歴史と未来をつなぐ100回記念体育大会 第一、過去100年と未来をつないで韓国を一つにする体育大会を開催する。大会の趣旨に合わせて、全国体育大会初の全国17市・道及びソウル市25自治区を巡る聖火リレーを実施する。総距離2,019kmをソウル市民、スポーツスター、独立有功者の子孫など社会の各界各層から1,100人が聖火ランナーとして参加する。 2. 市民の力でつくる市民参加体育大会 第二、市民の力でつくる市民参加体育大会を開催する。全国体育大会開催以来、史上最多の7,777人のボランティアが参加する。また同市では、競技の観覧・応援、広報活動、準備・案内キャンペーンなどを担当する「市民サポーターズ」10,000人を募集している。さらに全国体育大会期間中には、韓国に居住している外国人や多文化家族が参加する番外イベント「韓国居住外国人体育大会」も行われる。 3. 真心のこもった歓迎で全国民が感動する体育大会 第三、真心のこもった歓迎で全国民が感動する体育大会を開催する。39,000人余りの選手団が迅速に移動できるようバス・レンタカー・乗用車など計3,714台の車両を準備した。また、15か国から参加する1,111人の海外同胞選手団のため、ソウル市チュン(中)区所在の15か所のホテル(客室数:510)に選手たちの部屋割りを済ませた。 4. オンライン・オフラインによる広報効果で国民の共感と参加を誘導 第四、オンライン・オフラインの広報も強化する。2019年10月、バーチャル・リアリティ(VR)、人工知能(AI)などのICT技術で全国体育大会の各競技が体験できる「全国体育大会ICT体験館」をチャムシル(蚕室)総合運動場に設ける。 5. 経済的な体育大会を目標にした競技場の確保及び改修・補修 第五、経済的な大会を推進するため、競技場を新築する代わりにチャンチュン(奨忠)体育館、チャムシル(蚕室)学生体育館、オリンピック体操競技場などソウル市内及び他地域の競技場84か所で競技が行われる。競技場及び施設の安全点検は6月末から8月まで外部の専門家及び関連機関が合同で2度行い、市民が安心して楽しめる環境を構築する。
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