ソウル市、ハンガン(漢江)の水質改善のため多様な政策を展開
ソウル市がたゆまぬ努力を重ねた結果、ソウルを横切るハンガン(漢江)の水質はかなりきれいになった。2020年に観察されたハンガン(漢江)の水質を評価する各指標を見ても、韓国の環境部が提示する目標値を上回った。 これはソウル市が水質汚染総量制など多様な政策をたゆまず行ってきた結果である。水質汚染総量制とは、河川に排出される汚染物質の総量が一定量以下になるよう管理する制度である。各地方自治体は、環境部が提示する水質の目標値を達成・維持するよう管理する。万一目標値を達成できない場合、開発行為が制限される。 また、効果的に水質を改善するため、水質汚染総量制のほかにもこれまで多様な政策を繰り広げた。例えば、4か所の水再生センターで放流される水の水質基準を法定基準より強化したり、82の水質測定網で水質を監視しながら水質汚染に対応するなどの政策を並行してきた。 ソウル市は2021年下半期に、「2段階」(2021年-2030年)の水質汚染総量制施行計画を樹立する。そして環境部が提示する2030年の目標水質を達成し、きれいで安全な水質環境へと改善するための多様な方法を模索する計画である。 また市民が、居住地周辺にある河川の水質をいつでも簡単に把握できるよう、2021年の下半期中には「統合水質指数」を「水循環情報公開システム(http://swo.seoul.go.kr)」を通じて公開する。誰が見ても現在の水質の状態を、一目で、わかりやすく把握できるようにする予定だ。
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