ソウル市、「ソンヒョンドン(松峴洞)敷地」を開かれたソンヒョン(松峴)緑地広場として7日より一時開放
ほとんど1世紀近くの間、高い垣根に囲まれ中を窺うことすらできなかった禁断の地、チョンノ(鍾路)区「ソンヒョンドン(松峴洞)敷地」が市民の元に帰ってくる。 ソウル市は、ソウル広場の3倍の面積に及ぶソンヒョンドン(松峴洞)敷地(37,117㎡)全体を「休息と文化のある開かれたソンヒョン(松峴)緑地広場」へとリニューアルするための工事を終え、7日(金)17時30分から一般市民に一時開放すると発表した。 敷地全体を取り囲んでいた4mの高さの障壁が1.2mの石垣へと変貌し、ユルゴクロ・カムゴダンギル・チョンチンブギルからは広々とした緑地広場をひと目で見渡すことができるようになった。石垣の内側に入ると、広場の中央にソウル広場の芝生(6,449㎡)よりも広い1万㎡の中央芝生広場が位置している。中央芝生広場の周辺にはコスモス、サルスベリ、ヒメヒマワリなどの野生花の群落地が造成されているため、まるで閑静な郊外を訪れているかのように感じられる。 ソンヒョンドン(松峴洞)敷地が100年以上にわたって遮っていたキョンボックン(景福宮)~プクチョン(北村)は、広場内部にある近道(歩行路)によりつながった。広場を横切る快適な歩行路に沿って歩いていると、チョンワデ(青瓦台)とクァンファムン(光化門)広場、インサドン(仁寺洞)、プクチョン(北村)小路へと自然とたどり着く。 一時開放であるだけに、人工的な施設の設置よりも、広々とした緑地広場に最小限の施設のみを配置してさまざまな用途に活用できる空間として造成した。特に、灰色のビルの森をいきいきと塗り替える「緑地生態都心」のスタートとして、ソウル都心一帯に大規模な緑地を確保するという貴重な機会となるものと期待できる。 ソウル市は、「開かれたソンヒョン(松峴)緑地広場」として帰ってきたソンヒョンドン(松峴洞)敷地について、2024年12月まで約2年間一時開放し、この期間中さまざまな市民参加型文化芸術空間として積極的に活用する計画だ。 全景の写真 中央芝生広場
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