ソウル大公園、「世界的なブランド公園」に様変わり!
ソウル大公園、グローバルな競争力を備えたブランド公園に ソウル市は昨年12月28日、ソウル大公園を世界的なブランド公園に再造成するためのデザイン国際公募展を行い、韓国やアメリカ、シンガポールなど5つの企業が共同で参加した「GAIA(The Living World)」を当選作に最終選定したと明らかにした。 当選作の最も大きな特徴は、動物園とテーマパークの境界をなくしたことで、これまではそれぞれ分かれていた動物園と植物園、テーマパークをバランスよく統合し、動植物と人間が共生する空間を創り出している。また、自然生態系をそのまま復元・再現し、環境への配慮と生態の概念を強調した世界初の5世代テーマパークとして開発し、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオなど、世界の有名公園との差別化を図った。 公園は大きく、市民が無料で利用できるパブリックパーク(public park)と、入場料とアトラクション利用料を選択的に支払うテーマパーク(The Living World)に分けられる。 放置されてきた70万1000㎡空間に最上級レベルの休息・余暇施設を整備 まず、パブリックパークは、市民たちに開放されてはいたものの基本的なサービス施設が備わっておらず、観覧客の利用が非常に不便だった、事実上放置されていた70万1000㎡(21万坪)の空間を活用して造成された。主な施設としては、都市農場や駐車場、そして湖周辺のソウル通り、4つのテーマパークなどがあり、これらの空間には市民のための最上級レベルの休息・余暇施設が整備される。 気候帯別の4大圏域テーマパークには各地域の植物相を再現し、動物を展示 323万7000㎡の敷地に造成される「テーマパーク(The Living World)」は、大草原、韓国の森、氷河時代、熱帯雨林とオセアニア、梢の村など気候帯別に大きく分けられ、該当地域の植物と自然環境に適合した動物が展示される。 まず、梢の村は、テーマパークのメイン出入口として未来と生態をテーマにした建築物や世界レベルのアミューズメント施設が整備される。大草原館は、特にナイトサファリを設け、夜行動物の生き生きとした活動の様子を興味深く観察できるプログラムが用意される。 東南アジアの観光客を狙った氷河時代体験、無動力で運営する熱帯雨林生物館 ソウル大公園では、大草原のほか、北極と南極の希少植物や北極グマ、ペンギンなどの動物を見ることができる氷河時代も開場する。気候上、冷帯地方を体験するのが難しい東南アジアの観光客から大きな人気を得るものと期待されている。また、雪ゾリ場やスケート場、氷壁登りコースなどからなる「雪の広場」もつくられ、冬には氷彫刻祭りなどが開かれ、夏には室内展示空間と室内アイスリンクも運営される。 ソウル市は、まず、第1段階(2012~2015年)として都市農場やソウル通り、湖公園、梢の村、駐車場などを整備し、第2段階(2016~2018年)として熱帯雨林とオセアニア・テーマゾーンを、第3段階(2019~2020年)として大草原や氷河時代、韓国の森などを造成していく計画だ。
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