ソウル市、「都心・江南・永登浦」の3核時代へ羽ばたく
ソウル市は、今後20年先を見据えた対内および対外的な条件分析をもとに、ソウルが目指すべき長期的観点での空間構造と長期的な都市の発展方向を盛り込んだ「2030ソウル都市基本計画(案)」を設け、4月5日(月)発表した。 都市基本計画は、土地の利用、住宅、交通、公園緑地など、ソウル市の物的環境を方向付ける都市空間計画に関連した最上位の法定計画で、ソウルの成長段階に応じた未来価値を提案し、骨格の形成をリードすることになる。 既存の2020都市基本計画が上岩(サンアム)・龍山(ヨンサン)など副都心の育成、江南(カンナム)・江北(カンブク)の均衡発展など、開発・成長時代における都市問題の「癒しと回復」に努力したとするなら、2030計画では20年後のソウルの未来像を「住みやすいグローバル・グリーン・ソウル」とし、その方向性を提示している。 まず、今回の計画によると、これまで都心と江南の両方を中心に発展してきたソウルは、永登浦(ヨンドゥンポ)という金融ハブが新たに加わった3核時代へと変貌、飛躍することになる。 第2に、広域首都圏域を網羅する機能と役割を中心に再構築される。今やソウル市と京畿道(キョンギド)、仁川市(インチョンシ)が首都圏の次元で相互協力し、都市計画システムを使用していくべきであると市は明らかにした。 第3に、過去の都心副都心が担当していた都市サービス機能を、8つの広域連携拠点との5つの地域の拠点などを中心に拡充していくことで、ソウルと首都圏市民の生活の質の向上に貢献するよう、核の拠点間の役割分担を行った。 ソウル市では、今回の都市基本計画の実現性を強化するため、様々な空間施策のモニタリングによりフィードバックおよび調整システムを強化する一方、都市が発展を遂げていくための4大核心課題を▴競争力のあるグローバルなソウル▴魅力ある歴史文化ソウル▴共に暮らす幸せソウル▴環境にやさしい緑のソウルに選定した。呉世勲(オ・セフン)市長は、「近隣の自治体と共有・協力するメガシティ都市計画システムを通じ、世界の大都市圏の競争時代への突入に備え、広域拠点の育成を通じて、雇用の創出と地域の均衡発展実現の転機を用意していく」と述べた。
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