「エコ・ランドマーク」ソウル市新庁舎、2012年5月完工
2012年5月に完成予定のソウル市新庁舎が、民間・公共建築物を合わせて韓国の建築物としては最大規模の再生可能エネルギーを使用する環境にやさしいランドマークとして建設される。 ソウル市は、1万2,709㎡の敷地に延べ面積7万1,811㎡、地下5階~地上13階建てのソウル市新庁舎を、エネルギー効率1等級で設計し、現在工事中だ。 特に、ソウル市が省エネ型庁舎として生まれ変わるために注目された空間は、1階前面部の室内空間をエコプラザとして冷房・暖房効率を最大化させ、エネルギーの削減はもちろん、世界最大規模の屋内大型グリーンウォールを造成し、空気浄化などの快適性まで確保した。 ソウル市は、エコプラザ内のガラスの壁の向かいにある1階~7階の垂直壁に約2,000㎡、世界最大規模の屋内大型グリーンウォールを造成し、夏の室内温度の低減および酸素やマイナスイオン等の発生による空気浄化など、快適な室内環境が演出できるようになっている。世界最大規模で造成される屋内の大型グリーンウォールは、環境に優しい建築物で、ソウル市新庁舎のシンボルになるものと期待される。 ソウル市は、大型エコプラザを造成することにより、年間55 TOEのエネルギーを節約できると分析している。これは、二酸化炭素低減量128 TCO2程度に該当し、冷・暖房エネルギーの約10.5%を削減する効果がある。 また、ソウル市新庁舎全体のエネルギー所要量の約24.5%を環境にやさしい再生可能エネルギーとして活用することになり、韓国の建築物としては最大規模で再生可能エネルギーを使用することになる。 ※TOE(Ton of Oil Equivalent)は石油換算トンで、石油1トンを燃焼する時に発生するエネルギー(約107Kcal)の量を表す単位だ。
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