ソウル市、第3四半期の対韓直接投資、昨年同期比67%増
ソウル市は2011年第3四半期の対韓直接投資(FDI)申告額が昨年同期に比べ、67%増加した24億8,600万ドルになったと発表した。 世界的な景気低迷の中で投資額がこのように増加したのは、ソウル市への投資額の90%以上を占める「サービス業」への投資が増え続けているためだとソウル市は分析している。 また、グローバルビジネス環境を改善するための努力により、ソウルが投資したい都市に変化していることも大きな要因だと考えられている。 産業別のFDI前年同期比は、「サービス業」の場合、昨年同期の13億3,200万ドルに比べ、70.6%増えた22億7,300万ドルを記録した。 「製造業」も前年同期の1億5,500万ドルに比べ、36.8%増えた2億1,200万ドルとなったが、とくに、▴化学工業、▴医薬業、▴その他の製造業の分野において目覚しい増加率を示した。 地域別では米州が前年同期比141.3%増の5億2,600万ドル、ヨーロッパは9億5,200万ドル(95.5%増)、アジアは9億3,900万ドル(20.5%増)などとなっており、三つの地域からの投資額がすべて増えている。 今年の上半期の投資額と比較した場合、日本の東日本大震災以降、アジアやヨーロッパからの投資額が増え、それぞれ3億5,500万ドル、2億1,500万ドル上昇した。 投資類型別では増額、新規、ともに90%以上の増加率を示したが、長期貸付は60%以上減少するなど、投資類型の変化が顕著に現れた。 ソウル市は、今回の分析により明らかになったように、外国企業の投資の増額および一件当たりの投資金額の増加を持続させるため、投資環境の改善を図っている。 さらに、世界的な景気低迷への積極的な取り組み、投資増加による雇用創出のため、広報・マーケティングも活発に行う計画である。
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