新型コロナウイルスにより納品できなくなった農産物、 ソウル市が新しい販路を開いて家まで送る
新型コロナウイルスの拡散により、学校給食用に納品する予定だった環境にやさしい農産物の新しい販路を開くため、購入キャンペーンを推進 全羅北道(チョルラプクト)の農産物ボックス5000箱、済州島のハルラボン3000箱、済州島のチョネヒャン3000箱を全て販売するのが目標 3月20日(金)からソウルに給食の材料を納品する9つの市・道の農産物で構成された「環境にやさしい農産物ボックス」の事前注文を実施 新型コロナウイルスの拡散により消費が全体的に低迷している中、小中高校の新学期開始が4月に延期されたことから、学校給食に使われる環境にやさしい農産物を納品できなくなった農家は途方に暮れている。特に、新鮮な野菜は賞味期限が短く、すでに生産された農産物を早く消費しないと廃棄処分するほかない。 ソウル市は、「韓国親環境農業協会」の要請を受け、新型コロナウイルスの拡散により困っている地域農家を支援するため、野菜・ハルラボン・チョネヒャンなどで構成された「環境にやさしい農産物ボックス購入キャンペーン」を開始した。 今回の購入キャンペーンは、①家庭でよく使われる芋・玉ねぎ・ねぎ・ほうれん草などの9品目で構成された農産物ボックス5,000箱②済州島のハルラボン(5㎏)3,000箱・済州島のチョネヒャン(5㎏)1,000箱が全て販売されるまで実施される。 ソウル市は、ソウル市本庁と投資・出捐機関、事業所などに所属している職員を対象に、環境にやさしい農産物ボックス購入キャンペーンを優先的に実施し、すでに約800万ウォン相当の農産物ボックスを注文した。新学期開始の延期を踏まえ、職員らが持続的に購入できるように運営する方針だ。環境にやさしい農産物ボックス購入キャンペーンを通じ、市民の誰もが新鮮な農産物を購入することで困っている地域農家を支援できる。ポータルサイトで「親環境農産物義務自助金管理委員会」を検索してホームページバナーをクリックすると、環境にやさしい農産物が購入可能だ。購入する際にご希望のお届け先を入力すると、ボックスが宅配送される仕組みだ。(https://www.korganicboard.org) さらに、ソウル市は、ソウルに所在する学校に給食の材料を供給している9つの地域(広域自治体・基礎自治体)の生産農家で栽培された農産物で作った環境にやさしい農産物ボックス5000箱の販売を支援する。物流費や人件費などを考慮して、最低2500箱以上を注文した場合に限って販売する予定だ。忠(チュン)清(チョン)北道(プクト)の代表的な産地農産物を販売する代表ホームページ(http://marketoyou.com)を通じて、3月20日(金)から24日(火)まで注文できる。 ソウル市は、新型コロナウイルスの拡散により被害を受けた地域農家を持続的に支援するため、4月1日(水)から12日(日)まで相生商会&11番街&新韓(シンハン)カードと共に手数料0%のインターネット上での直接取引を目指し、「#頑張れ大韓民国#全国の小企業を応援します『相生商会オンライン企画販売展』」を運営する。 ソウル市のキム・ウィスン経済政策室長は、「今回の環境にやさしい農産物ボックス購入キャンペーンは、卸値の下落と新型コロナウイルスの拡散による消費の低迷から被害を受けている地域農家を支えるためのものだ。地域農家が大変な時こそ困難を分かち合い、一丸となって助け合えるよう多くの方々がこのキャンペーンに力を貸してくださることを願いたい」と述べた。
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