「ソウル市のグリーンカー政策」、海外からも大きな関心
ソウル市は公共交通を段階的にエコ・グリーンカーに切り替えていくため、2009年12月3日に世界で初めてLPiハイブリッド・タクシーの試験運行を始め、市内電気バスの南山(ナムサン)循環路線の導入など、2020年までにソウル市内のすべての公共交通機関をハイブリッドまたは電気自動車に切り替えていくことを明らかにした。これに対し、環境への配慮やグリーン政策に関心を持っている世界の主なマスコミによる報道や取材訪問の要請が相次ぐなど、大きな関心が寄せられている。 昨年から進められているグリーンカー普及事業が韓国の一歩進んだ電気自動車の技術力を基にひとつずつ実を結び始めている。ソウル市は昨年3月、世界的に関心が高まっているエコ・グリーンカーの開発と普及のために地方自治体としては初めてグリーンカー普及チームを新設し、グリーンカーの開発と普及に取り組んでいる。また、ロンドンやロサンゼルスなど海外の主な都市とグリーンカー政策に関する継続的な交流を行い、関連制度の整備やインフラの構築など、本格的な普及に向けたインフラの整備にも大きな力を入れている。 特に、KAISTと共同で進めている「走りながら充電する」電気自動車や、LG CNSと推進中の乗用車急速充電システム構築事業、電気バス事業などは、韓国の進んだ電気自動車技術力を土台にした、世界のどの都市にも引けをとらない優秀な事業として評価されている。こうした努力の結果、ソウル市と韓国企業の一歩進んだ電気自動車技術をベンチマーキングし、情報を交流するための海外都市の関係者の訪問が増えている。 世界は今、グリーンカー時代と呼ばれるほどグリーンカーの開発・普及に大きな関心と期待を寄せており、先進国でもエコ・カー産業が未来の成長の原動力として認識されている。そのため、ソウル市が推進するエコ・グリーンカー開発・普及事業は、需要の拡大によって関連分野の産業の発展を牽引するものと期待される。 記事の内容の要約過密人口と自動車によって引き起こされるソウル市の交通渋滞と大気汚染の問題を解決し、空気をきれいにし、住みよい都市にするために、呉世勲市長はトラックに媒煙低減装置を設置させたほか、市内バスを天然ガスのバスに切り替えた。そして72,000台に上るタクシーをエコ・タクシーに替えていくため、まず10台のハイブリッド・タクシーを導入した。今後2010年に70台、2015年までに10,000台、2020年までに36,000台を普及させる予定で、2011年には電気だけで動く電気タクシーを導入する計画だ。
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