パク市長 仏パリで気候会議
パク・ウォンスン(朴元淳)市長は、世界各都市の長と気候変動への対応に向けた都市レベルの連携を模索する「地方政府気候サミット」と、気候変動に関する国連枠組条約(UNFCCC)主催の「アクションデー」への出席のため、12月3日(木)~7日(月)の3泊5日の日程でフランス・パリを訪問しました。第21回締約国会議(11月30日~12月11日)は、京都議定書に代わって2020年から世界のすべての国に適用される「温暖化対策の新たな枠組み(New Climate Regime)」の採択を目指しています。 パク市長は、ソウル市長として、また世界約1,200の都市と地方政府が加盟する国際環境自治体協議会「ICLEI」の会長として出席し、今回の総会の目標であった温暖化対策の新たな枠組み合意を後押ししました。 4日(金)、パリ市の主催で開かれた「地方政府気候サミット」は、温暖化対策の新たな枠組み履行後の実質的な温室効果ガス削減に向けた都市の役割と実践策について議論する会議で、パク市長のほか米シカゴや独ベルリン、豪シドニーなどの市長、パリのアンヌ・イダルゴ市長や国連都市・気候変動担当特使のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)氏、パン・ギムン(潘基文)国連事務総長、元米副大統領のアル・ゴア氏ら約800人が出席しました。 共同名誉議長であるパク市長は、「都市解法(City solutions)」をテーマに開かれた開会式のセッションにパネラーとして出席しました。開会式では、フランスのフランソワ・オランド大統領が基調演説しました。 続いて、「地方政府気候サミット」では、開催都市であるパリのイダルゴ市長、リオデジャネイロのエドゥアルド・パエス市長、ブルームバーグ氏のほか、会議に出席した各都市の長と共同で「パリ宣言文」を採択しました。 パク市長は5日(土)、州政府や企業、都市・地方、市民社会、メディアなどの関係者1,300人以上が出席する中、パリのル・ブルジェ・ブルーゾーン(公式会場)で開かれたUNFCCC主催の「アクションデー(Action Day)」に出席し、「気候変動先導都市ソウルの成果」を世界各都市と共有しました。 6日(日)には、ICLEIの最高議決機構であるICLEI理事会会議と世界執行委員会会議を主宰し、各国政府が気候変動への対応における都市及び地方政府関係者の役割を認め、長期的・具体的な緩和及び適応目標を策定することを世界各都市が求める内容を盛り込んだ「ICLEI宣言文」を採択しました。同宣言文は、7日(月)に開かれたICLEI主管のUNFCCCのサブイベントで正式に発表されました。 一方、パク市長は12月4日の公式行事に先立ち、パリのレピュブリック広場を訪れ、11月13日の同時テロによる犠牲者を追悼しました。
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