ソウル市、NHNと包括的業務協力協定を締結
ソウル市は、民間検索ポータルサイト「ネイバー(NAVER)」の運営会社であるNHNと「ソウル市とNHNの相互協力のための包括的提携協定(MOU)」を締結した。これによって効率的なソウル市政の広報及び市民の情報アクセシビリティ(接近性)を高めることができる。 今回の協定締結により、NHNが運営するネイバーを通じてソウル市が主管する重要行事、福祉事業情報、在来市場(日本の青空市場)及び村共同体などのテーマとなる場所の情報、文化・芸術に関する施設及び公園の情報などをより素早く、簡単に得られるようになる。またNHN側も検索・地図・ネイバーキャスト・ウィングバスなどネイバーの様々なプラットホームを通じてソウル市に関する情報を提供するとともに、ソウル市の職員を対象にSNS活用法などの教育を支援する予定だ。 ネイバーは現在、1日利用者数が約1,800万人。韓国のインターネットユーザーのうち約50%が毎日利用するほど利用度が高い。ソウル市は、この協定を締結することにより、今後多くの市民がネイバーを通じてソウルの市政情報をはじめ、生活に密着した情報をより簡単に収集することができると期待している。 朴元淳(パク・ウォンスン)市長は今回の協力事業に関し、「ソウル市の政策や有意義な情報を市民の誰もが利用できるようにNHNとのMOUを締結することにした」と述べた。更に「ソウル市は市民の情報の接近性を高めるため、今後とも民官協力を強化していく計画だ」と語った。またソウル市は、NHNとの業務提携をウェブサービスのみにとどまらず、今後モバイル分野まで提携範囲を拡大していく予定だ。
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