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[2014] 市長挨拶


チョンサチョロン(青紗燈籠)ソウル、清廉を愛する初心で最後まで革新します。

日付 2014年8月6日 場所 ソウル市庁 ブリーフィングルーム 「公職社会革新対策」記者説明会  こんにちは。尊敬する記者の皆様、市民の皆様。私は民選6期を始めるにあたり、改めて市民の皆様が市長になるソウル、温かく、安全でありながら希望と夢が溢れ、人が最優先の都市、「人々の特別市」を共に目指していくと約束いたしました。本日はその約束を守るために、ソウル市の全職員と私が心を一つにして用意した場です。真に市民の皆様が市長になるソウルを作るためには、我たちの社会の常識を作り上げ、そして何よりも原則を復活させる公職社会の革新を、まずは叶えることです。そしてソウル市は、そのような公職社会の革新を実現するための努力を怠ったことがありません。「透明性」は「信頼できる政府」、公職社会の「責任性」を保障するための必要条件だからです。   2013年、公益提報の保護及び支援条例の制定と、公益提報委員会の構成及び公益提報支援センターを設置・運営し、ソウル情報疎通広場を開き、行政情報を全面的に公開しました。さらに国内では最初に電子決済文書の原文公開を実施しました。  それだけではありません。2012年には公職者倫理教科書の「新牧民心書」を制作して、活用し、部署別業務推進費の使用内訳を月別に公開することにより、執行適正性をモニタリングしました。苦情業務に対しては、常時モニタリングシステムも構築し、運営しました。  その結果、国民権益委員会公共機関の清廉度測定で、2013年度広域自治団体の1位になるという栄誉を飾り、2013年度「茶山大賞—清廉部分」を受賞しました。  しかし、これはまだ始まりです。そして最後まで完走してみせます。ソウル市が本日発表する「チョンサチョロン(青紗燈籠)ソウル」、そしてソウル市公職社会革新方案をはじめ、これからソウル市は人事や組織関連の革新、公的企業や傘下機関等に対する実施的、かつ強力な革新案を順次設け、最後まで力強く取り組んでいきます。  まず、本日申し上げます内容は、セウォル号の惨事以降、絶え間なく提起されている公職社会の不正と腐敗をソウルから暴き出し、清廉で信頼できるソウルにするための革新方案です。  ご存知のように、いわゆる「キム・ヨンラン法」と呼ばれる「不正請託禁止及び公職者の利害衝突防止法」が2011年、その必要性が提起されて論議が開始された後、各種の公開討論会、市民団体討論会を行いました。  2013年7月に国務会議の議決を経て国会に移行されましたが、国会の様々な懸案と法案自体に対する多くの論難のため、現在まで何の成果も得られてない状況です。  したがって、利害関係者の度の過ぎた拡大等、「キム・ヨンラン法」に対する様々な論難がありますが、ソウル市は公職者の公正な職務遂行の保障と市民の信頼確保という目的を実現するために、「キム・ヨンラン法」の主な内容をソウル市の現状に合わせて適用し、さらに強化して自ら実行方案を用意しました。  それが「チョンサチョロン(青紗燈籠)ソウル」、そして「ソウル市公職社会革新方案」の根幹です。内容は大きく分けて、第一に、公・私益間利害衝突防止制度の強化。第二に、公正な職務遂行を阻害する不正請託の根絶。第三に、退職公職者の再就業、いわゆる回転扉システムの腐敗の根絶。第四に、金品授受や安全点検の虚偽報告等への無寛容。第五に、高位公職者による責任行政の強化。第六に、市民参与を通じた公職社会自浄活動の活性化方案であります。  これらの実行方案等は、基本的に公務員の行動基準を規定したソウル特別市公務員行動綱領に反映させ、ソウル市公職者の全員が順守するようになります。このようなソウル市からの始まりが意味のあるバタフライ効果になり、大韓民国の公職社会全体を変化へと導ければと願っております。  この後、監査官が説明します詳しい方案等は本日の発表後、直ちに実行に着手し、可能な限り早いうちに現実化できるようにします。我がソウル市は今回の公職社会革新方案を「チョンサチョロン(青紗燈籠)ソウル」と名付けました。清廉を愛する初心で最後までロングランしようという意味を持っています。  また、昔に新郎新婦の結婚と、調和する新たな出発を祈願しながら道を明るく照らしたチョンサチョロンのように今回用意したソウル市公職社会革新方案は、ソウル市が以前より清廉で信頼できる組織になれるよう職員全員一人一人を導いていくという意味を込めたものです。  私は我がソウル市の家族全員が誰よりも清廉だという自負心を持っています。私は我が家族を信頼しています。今回のソウル市公職社会革新方案は、このような自信と互いに対する信頼から始まりました。清廉という点に関してはソウル市民の期待に応じて他の公共機関の模範になれるよう、最善の努力を尽くしていきます。原則と常識、合理と均衡の溢れる行政、「信頼できる社会」を作っていくために、ソウルが最前線を進んでいきます。ありがとうございました。
SMG 1,713

600年間の時間、 ハニャン(漢陽)都城の歴史を一堂に

ハニャン(漢陽)都城博物館開館式 日付 2014年7月31日 | 場所 トンデムン(東大門)城郭公園内デザイン支援センター 皆様、こんにちは。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。ハニャン(漢陽)都城のナッサン(駱山)区間が始まるこの城郭公園で、皆様と一緒にハニャン(漢陽)都城博物館の開館をお祝いできて、本当に嬉しく思っています。 世界有数の都市の中で、ソウルのように都心のすぐそばに都城がある都市は、あまりありません。東西洋のいずれも元々は都城と都市が一体でしたが、急激な都市化が進むにつれて、ほとんどの都市から都城が消えていきました。北京、東京、パリ、ローマなどの都市の場合も、ソウルのように都城は残っていません。ソウルに都城が残っている理由は、ハニャン(漢陽)を囲む四つの山に沿って都城が築造されたからです。 ハニャン(漢陽)都城は自然環境と一体となった大切な歴史遺産であり、魅力的な都市景観要素であります。また、非常に立派な市民の探索路でもあります。本当にソウルの自慢と言えますよね? しかし、そのようなハニャン(漢陽)都城も、昔の姿のままではありません。日本による植民地時代に近代化の名目で破壊され、朝鮮戦争の混乱期にもまた破損され、その後は復元の名目で本来の姿をかなり失ってしまいました。本当に残念なことです。 そのため、私は市長になると、すぐにハニャン(漢陽)都城をソウルの生きている象徴、ソウルの自慢として作ることを本格的に始めました。ソウルの歴史性を生かして守るための「歴史都市ソウル作り」総合計画を策定し、ハニャン(漢陽)都城の真の保全に向けて大きな原則を立て、一つずつ実現しています。 都城の原型を維持・保全する一方、途切れた都城の区間をつないで、都城にまつわる話をストーリーテリングして観光資源化し、都城に隣接している村と一緒に手入れをする事業を始めました。このようなことを総合的にコントロールするハニャン(漢陽)都城都監も新設しました。 しかし、このすべてのことをソウル市だけの力で成し遂げたわけではありません。民間の専門家、市民団体、地域住民の皆様と一緒に力を合わせて成し遂げた結果であり、これからのすべての取り組みも民と官が一緒に続けてまいります。 本日開館するハニャン(漢陽)都城博物館も、このような努力の一環です。ハニャン(漢陽)都城博物館は、都城を訪れる人々にハニャン(漢陽)都城の過去と現在、そして意味と価値を教えてくれると思います。 600年の時間、全長18.6kmの空間のすべてを一つの小さな博物館に収めることはできませんが、ハニャン(漢陽)都城博物館を一つの中心拠点として、都城に沿ってくねくねと続く区間の物語をまとめた案内センターを、一つずつ建設してまいります。そのため、私はソウルのヘファ(恵化)洞のソウル市長公館を空けました。これからはこのナッサン(駱山)を皮切りに、イヌァンサン(仁王山)、ナムサン(南山)の裾にも都城案内所を設けます。 ソウルの新しいランドマークを建設するのもいいですが、私たちが持っている隠れた宝物を探して守り、手入れをして私たちの暮らしに生命力を吹き込むこと、生き生きと生きている名所として作りあげること、これも価値があって重要なことです。ハニャン(漢陽)都城博物館の開館により、その価値のある作業にさらに取り組んでまいります。 都城博物館の開館に至るまで頑張ってくださったソウル歴史博物館の関係者の皆様の苦労を称えます。本当にお疲れ様でした。これからもハニャン(漢陽)都城がソウル市民といつも一緒に共存できるように、絶え間ない愛情と努力をお願い申し上げます。この場にいらっしゃる皆様の関心と協力もよろしくお願い申し上げます。私も最善の努力を尽くしてまいります。最後にもう一度、ハニャン(漢陽)都城博物館の開館、おめでとうございます。ありがとうございました。
SMG 992

世界都市と民間をつなぐ架け橋

ソウル市国際都市開発官民協力フォーラム 日付 2014年7月30日 | 場所 ソウル市庁多目的ホール ソウル市国際都市開発官民協力フォーラムにお越しくださった皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。各界を代表してフォーラムの発足に共感を示し、お忙しい中お越しくださったソン・ジェヒ中小企業中央会副会長、キム・キョンファン国土研究院長をはじめとする参加機関の代表の皆様にも心から感謝申し上げます。 皆様はソウルの都市競争力がどのくらいかご存知でしょうか。競争力指数ごとに若干異なりますが、昨年発表された世界都市国際競争力ランキング(グローバルパワー都市指標:GPCI)では、ソウルが世界6位を占めました。また、ビジネストラベラーが選定した「会議しやすい都市」2年連続1位、国連公共行政大賞を含む4つの分野で受賞するなど、ソウルは今や世界が認めるグローバルリーディング都市に成長しています。 韓国戦争後、国際社会から援助を受けていた貧しい国の首都が、本当に大きく発展しました。私を含む皆様が幼年期を過ごした60~70年代のソウルは、うかつに将来の希望など口に出せないような状況でした。 そのようなソウルがうまく都市化を成し遂げ、様々な分野において革新を重ねて1千万市民の世界的なメガシティになり、毎年6,200人余りの海外公務員たちが政策研修に来る、国際的な都市になりました。たった50年でできた驚くべき変化です。 戦争の廃虚を克服して急速な都市化を実現し、その過程で発生した試行錯誤を乗り越えながら得た技術力や人材などは、ソウルならではの資産となって世界で差別化された競争力を持つようになり、世界中の多くの都市で最も注目される成長モデルとして評価されています。 多くの海外都市から協力と支援の要請が続いており、21カ国22都市へソウルの政策が伝えられています。これらのすべては官民が協力し、ともに協力政治を実現した結果です。しかし、これは始まりにすぎません。 本日「ソウル市国際都市開発官民協力フォーラム」の発足をきっかけに、ソウルの発展をともに導いてきた企業、関連機関、専門家など、この場にいらっしゃる皆様とともに、協力と協力政治を一層強化して、海外進出のための本格的な歩みを力強く始めていこうと思います。 今回の「フォーラム」はその第一歩です。世界都市と民間を繋ぐ、架け橋になります。活発な海外進出は企業の力となり、ソウルの経済は活気に溢れ、海外都市とは希望を共有するようになります。 本日の宣言文にも言及されたように、私たち全員がともに国際都市開発の新しい変化を先導していくことを確信しております。 改めてソウル市国際都市開発官民協力フォーラムにお越しくださった皆様に感謝を申し上げるとともに、皆様の積極的なご参加とご協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
SMG 755

住みやすく、住みたい村への 変化を夢見ています。

チャンシン(昌信)スンイン(崇仁)都市再生支援センター開所式 日付 2014年7月29日 | 場所 チョンノ(鍾路)区都市再生支援センター 皆様、こんにちは。特に、チャンシン(昌信)スンイン(崇仁)都市再生支援センターの開所式にご出席いただいた住民の皆様、お会いできて嬉しいです。本日この場にご出席いただいたチョン・セギュン議員、市会議員、区庁長に心より感謝申し上げます。シン・ジュンジン教授が支援センター所長として、今までたくさん準備をしてくださり、これからも頑張ってくださるものとして、あらかじめお礼を申し上げます。ジン・ヒソン局長をはじめ、ソウル市の職員たちも今までお疲れ様でした。何よりも今後、今回の再生事業の主人公となる住民の皆様、歓迎いたします。住民の皆様のために拍手をお願い申し上げます。 私はチャンシン(昌信)スンイン(崇仁)地域に愛着があります。私が市長になる前にも、チャンシン・スンイン地域をどうすれば良い町に変えられるかと悩みましたが、市長になってからここに何回来たかご存知でしょうか? 5回来ました。 ついに本日、チャンシン・スンイン都市再生支援センターがオープンしましたが、これまでニュータウンの指定や解除の過程で皆様、気苦労が多かったことでしょう。もう安心してください。ソウル市は、本日の都市再生支援センターのオープンを機に、この地域の発展と改善に向けて、本当に大きな一歩を踏み出すことになりました。 この事業を通して、住民の皆様と一緒にこの地域一帯を人の情感のある村、地域の伝統と歴史が息づく村、経済再生を通じて活気と活力があふれる村、快適で安全な都市に変えていくつもりです。何よりチャンシン地域は、私たちがよく知っている通り伝統的な縫製産業で有名なところですが、トンデムン(東大門)DDP、ファッション産業の背後地域として重要な役割をしているため、地域特化産業として発展することが何よりも重要です。 そして、私が何より大切だと思うのは、2017年にユネスコ文化遺産に登録されるハニャン(漢陽)都城が、すぐ隣に接しているということです。まさに歴史文化資源が豊富なところです。そのため、この二つの資源をうまく活かしつつ、都市再生事業が行われれば、チャンシン・スンイン地域はともに住みやすい地域として、伝統と歴史が息づく地域として生まれ変わると思います。 このような真の都市再生は、ソウル市やチョンノ区の力だけでは決して実現できません。公共機関の一方的な努力だけでは成功し難いでしょう。村に対する住民の皆様の愛情、団結した力、そしてともにする努力に支えられてこそ、本当に良い村に生まれ変わることができます。 私は、チャンシン・スンイン地域が国土交通部都市再生の先導地域として選定される過程でも、住民の皆様の結束した力があったため選ばれたのだと思います。そこをソウル市が後押しして、チョンノ区が実現していきながら、都市再生支援センターは本当に大きな力を出すことができると思います。今後、主に住民とのコミュニケーションと住民の力量強化を通じて都市再生が進められることでしょう。そうなれば、私はこの地域で都市の、村の奇跡が起こると思います。5年後にまた私が来たら、どんな都市に変わっているのか、本当に夢を膨らませています。皆様、想像できますか? 一緒に作って行きましょう。
SMG 694

遠くの親類より近くの他人

日付 2014年7月23日 場所 ソウル市庁 ソウル特別市と東京都の友好協力に関する合意書締結式  皆様こんにちは。ソウル市長のパクウォンスンと申します。舛添要一東京都知事閣下、東京都庁関係者の皆様、ようこそソウルにいらっしゃいました。お会いすることができて嬉しいです。皆様を心より歓迎申し上げます。  ソウルと東京は飛行機で2時間半もかからない程の近い距離にあります。日本の国内旅行をするよりソウルに行くのが近いと言われる程度です。このように近い距離ですが、東京都知事閣下をはじめ、代表団の皆様が姉妹友好都市の代表としてソウルを訪れてくださるまでは18年という長い歳月がかかりました。ご多忙の中、わざわざお越しくださいました東京都代表団の皆様、誠にありがとうございます。  今や世界は国家の時代から都市の時代に転換しています。グローバル時代、全地球的に直面した社会、環境問題は一国だけの問題、あるいは二国間の問題としては解決することが難しい時代になりました。「大統領は原則を述べるが、市長はゴミを拾う」という言葉があります。都市が自ら都市問題を解決するという実質的な解決師の役割をしているという意味です。国家間には国境がありますが、都市と都市の間には国境がありません。これからグローバル時代の都市問題は都市と都市が共に解決していかなければなりません。  特に、東北アジア地域ではその重要性が格別です。我々の先には共同繁栄への道を共に進まなければならない、といった課題が残っています。これからはソウルと東京が成熟した市民意識を発揮し、一歩一歩前進していかなければなりません。勇気を持って過去を省察すると同時に未来を共に作っていかなければなりません。市と都市は共にすることができると確信しています。今や都市の時代、市民の時代です。‘Local to Local, People to People’の時代です。国境を越えて地域と地域間の交流、人と人との交流が過去に例のないほど活発になっています。  都市は国内外で有機的に組み合わさって市民の安全と豊かな生活のため発展に向けて共に努力しています。大都市が抱えている社会全般にわたる様々な諸問題-都市の治安と市民の安全、エネルギー枯渇、環境汚染、交通問題、社会福祉等は一つの都市だけでは解決できない難問です。同じ問題を抱えている大都市が解決方法を共有し、発展方向を探ること、これが都市交流の目標で大都市が交流し、協力する理由です。  本日、ソウルと東京はこのような都市問題の解決のために共に努力し、協力するということに合意し、署名を行います。この合意書に署名するソウル特別市長と東京都知事の目的は同じでしょう。それは市民と都民の安全と幸福です。両都市は互いの長所から学ぶべきことを探り、有益な情報とシステムを共有しながら政策遂行過程での試行錯誤を減らしていきます。これは効率的な都市運営に大きく役立つはずです。  日本には「遠くの親類より近くの他人」ということわざがあります。我が国にも「隣は親戚」ということわざがありますが、おそらく同じ意味だと思われます。これから我々は「隣は親戚」になり、ソウルと東京、両都市間の交流と協力のための架け橋を作ります。この橋を通じて互いに役に立つ多くの交流がなされることを祈念してやみません。改めて舛添知事閣下をはじめ、東京都代表団の皆様のソウル市訪問を歓迎し、今後ともソウルと東京の共同発展をお祈り申し上げます。ありがとうございました。
SMG 1,385

共に始めれば夢は現実になりま

日付 2014年7月16日 場所 ソウル特別市議会 第9代ソウル市議会開会祝辞  尊敬するパク・レハク議長閣下、ソウル市議会議員の皆様!並びにご列席の市民や学生の皆様!本日、一千万市民の期待と関心の中で第9代ソウル市議会が開会されることになりました。新しく出帆する第9代ソウル市議会の開会を、心からお祝い申し上げます。第9代市議会を率いる重責を担うパク・レハク議長閣下、キム・インホ副議長閣下、カン・カムチャン副議長閣下、並びにソウル市民の希望と信頼の中で当選された議員の皆様にもお慶び申し上げます。  ソウル市議会は去る1991年7月、30年ぶりに復活して以来、市民の声に耳を傾け、代弁する民意の殿堂として、民生の殿堂として、草の根地方自治の大義を実現し、自ら先頭に立ちソウルの発展と市民生活の質を高めるために努力してきました。この場を借りて皆様には敬意を表すると同時に、感謝申し上げます。  尊敬する議員の皆様!ソウル市は過去2年8か月の間、市議会との協力政治のもとに民生の懸案を解決し、市民の葛藤を減らしてきました。市民生活の質を高めながら未来ビジョンの礎石を築いてきました。  環境に優しい無償給食が全面的に実施され、非正規職員の正規雇用化が実現されました。半額登録金が電撃的に実行され、福祉予算は増やされました。4兆3千億を超える債務を減らしながら賃貸住宅8万棟を建設するという目標を超過達成しました。借金は減らし、福祉は増やしたのが市政の第一歩になりました。  市民と共に作った「2030ソウルプラン」、「ソウル市民福祉基準線」、「幸福4区プラン」、「2030経済ビジョン」、「ハニャン(漢陽)都城プロジェクト」、「観光・MICE育成総合対策」等はソウルの夢と市民の夢を結ぶ新しい希望の礎石になりました。  森記念財団の世界都市総合力2年連続6位、ビジネストラベラーが選定した「会議しやすい都市」2年連続1位、国連公共行政大賞を含む4部分受賞等、ソウルは今や世界が認めるグローバルリーディング都市として成長しています。  これらの成果が得られた背景には一千万市民の協力とソウル市議会の支援がありました。ソウル市議会こそ一千万市民の友で、新しいソウルの発展の原動力でした。  尊敬する議員の皆様!しかし、我々はこれで満足してはいけません。新しいソウルの変化、ここで止まってはいけません。これから我々は去る2年8ヶ月の市政経験を土台にして、その間準備し、計画し、発表したビジョンの実を結ばせその果実を一千万市民の全員が享受できるソウル特別市を作らなければなりません。  人情厚く、安全で希望と夢が溢れる人を最優先にする都市、「人々の特別市」、「安全の特別市」を目指さなければなりません。「創造経済」の固い基盤の上で市民の皆様が幸福な生活を享受できる「福祉の特別市」を目指さなければなりません。ソウル市議会の開会と同時に出帆する民選6期ソウル市は市民の安全な生活を市政の第一の目標と価値にします。  災難と事故、犯罪と恐怖からの安全、不公正と腐敗、病気と公害からの安全、貧困と非人間的環境、食品偽造からの安全、住居不安、雇用不安、教育不安からの安全を守る「安全なソウル」を我々は共に作っていかなければなりません。  それと同時に、民選6期ソウル市は市民の幸福な生活を保障する福祉共同体への道、「福祉の特別市」を完成させていきます。以前より積極的な姿勢で「訪問福祉」という原則の下で、現場密着型社会福祉安全網をさらに堅固にし、市民の生活を守る心強い同伴者を目指しています。 「安全」と「福祉」が市民の日常生活になり、市民幸福の軸になるためにはこれを支える成長のための強固な原動力が必要です。  民選6期ソウルの成長力は「ソウル型創造経済」になります。「ソウル型創造経済」はソウルの「人」と、ソウルの「価値」に投資し、未来のソウルを率いていく強固な経済力の新しい中心になります。  「シンチョン・ホンデ・ハプチョンバレー」、「サンアムDMC」、「トンデムン創造経済クラスター」、「クロGバレー」、「ケポモバイル融合空間」等の5大創造経済拠点と、「マゴク」、「チャンドン」、「サンゲ」、「ホンヌン」の3大知識基盤ハブは成長の強固な根となり、10万の創造する人力を育てる栄養分になります。 「ソウル型創造経済」は持続可能な安全と福祉を可能にする資源になり、市民全員が成長の果実を享受できる、新しいソウルの100年を導く成長の原動力になります。  尊敬する議員の皆様!これら全ての計画を実現させるために我々はこれまで続けてきた常識と原則、合理と均衡の行政を続けていきます。何よりも革新と協力政治をさらに強化していきます。革新と協治は誰も否定することができない時代の要求、市民の命令として民選6期市政の大原則になります。新しいソウル、新しい時代を導く両翼となります。市民と共に夢を見、市民と共に作り、市民と共に享受するソウルの先頭を率いる牽引車の役割を果たします。その第一歩として私から革新し、公務員から革新し、ソウル市が自ら実践する革新の模範を見せます。  改めて市民を主人として仕え、市民を市長として仰ぐという協力政治もさらに強化していきます。市民、中央政府、市議会、国会を市政の主役と仰ぎます。議員各位の協力を仰ぎ、常に皆様と共にいます。議員の皆様の積極的な協力と声援、どうぞよろしくお願いいたします。  尊敬するパク・レハク議長閣下、並びに議員の皆様!私は数日前に市議会のホームページを見ましたが、「共に始めれば夢は現実になります。新しい出発は我々の希望です」というスローガンが目立ちました。その通りです。皆で協力すれば不可能なことはありません。皆で協力すれば夢は現実になります。一千万市民が夢を共有すれば、その夢は必ず実現されます。希望は奇跡的に訪れるものではありません。希望は皆で共に作っていくものです。協力というのは両者が向かい合うものではなく、同じ方向を見ながら共に歩んでいくものです。皆様、皆で共に、そして一千万市民が共有する新しいソウルの夢と希望を作っていきましょう。  改めて、第9代ソウル市議会の開会おめでとうございます。議員各位の活気のある議政活動と、ソウル市民から尊敬され、愛される市議会として発展するよう心より祈念してやみません。ありがとうございました。
SMG 1,254

ソウルで都市再生の 新しい道を開きます。

都市再生国際シンポジウム 日付 2014年7月16日 | 場所 セジョン(世宗)文化会館セジョンホール こんにちは。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。ソウルの創造的都市再生に向けた都市再生国際シンポジウムにご出席いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。 都市再生は、都市の誕生、成長、発展、衰退、そして再誕生という一連の流れを繰り返す、人の生涯周期と同じだと言えます。このため私たちよりも先に産業化・都市化を経た欧州の先進国では、都市再生が非常に重要な政策となっています。 この40~50年間で急速な都市化を経験したソウルも、今は人口・産業の変化、景気低迷、劣悪な住居環境などによって、新たな都市再生が切実なタイミングです。 都市再生をより活発に推進するためには、従来の物理的な整備方式の限界を乗り越える、新たなパラダイムの転換が必要です。 今までの急速な産業化と都市化の過程で排除された私たちの「隣人」、「人」、「生活」を、中心に置いて考えなければなりません。全面撤去や大規模な開発の物理的な環境改善の枠を超え、地域の歴史・文化資源を保存、活用して、経済・社会文化・安全を包括する総合的な都市再生にしなければなりません。官主導の下方アプローチから、地域住民が主導する官民協力の上方アプローチに転換しなければなりません。 ソウル市は、市民が幸せで活力あふれる都市を作るため、新しい観点から都市再生を試みています。隣人とコミュニケーションを取りながら暮らす「村」、一人も疎外される人がいない「温かい福祉都市」を造成します。 本日のこの場が、ソウル市の都市再生政策が進むべき方向を、新たに照らしてくれるきっかけになることを期待しています。都市再生の新しい道を切り開いていくこの意味深い席にご出席いただいた皆様に、深い感謝の言葉を申し上げます。すべての方々のますますのご健勝とご発展を祈念いたします。ありがとうございました。
SMG 1,175

ベビーブーマー世代の 第二の人生を支援します。

都心部人生二毛作支援センター開館式 日付 2014年7月10日 | 場所 チョンノ(鍾路)区 トンウィビル 本日はお忙しい中お集まり頂きまして,ありがとうございます。ベビーブーマー世代の人生二毛作を支援するための、都心部人生二毛作支援センターの開館式を、心からお祝い申し上げます。 朝鮮戦争後、出生率が相対的に高かった1955年~1963年の間に生まれた人々をベビーブーマー世代と言います。実は私もベビーブーマー世代です。小さい頃、田舎ではたくさんの子どもを生んでいました。私も当時サランバン(客間)を父と一緒に使いましたが、そんな中でも子どもが7人も生まれました。このように生まれたベビーブーマー世代が、大韓民国の現代史を築き上げました。高度経済成長、ハンガン(漢江)の奇跡を成し遂げ、民主社会の基礎を固めました。 しかし、このような偉業を成し遂げてきた世代が引退後、これまで親の面倒と子どもを養うため、十分な準備ができずに老後を迎え、厳しい第二の人生を過ごしています。平均寿命は伸びましたが、その間にできる仕事がないからです。何か生き甲斐のある仕事ができるように支援する必要がありますが、このような方々がソウルだけでも150万人もいます。 社会にとってはこれまでになかった、大きな課題に直面しているといえます。私は市長になる前に既にこのような問題に気付き、幸福設計アカデミーを設立して、新しい人生を送ることができるように努力してきました。ソウル市長になってから都心部人生二毛作支援センターを設立し、今回で2番目の人生二毛作支援センターができました。今後も25区に一つずつ作っていく計画です。それだけの価値がある投資だと思います。 この世代がこれまで培ってきた経験と知恵を、このまま埋もらせることはできないと思います。彼らの経験と知恵を再活用できるように支援するのが、人生二毛作支援センターの役目です。そのうち、5つはキャンパスのようにつくる計画です。広い敷地を確保して、人生設計はもちろん、起業支援や人文学講座、趣味活動などが行える場所をつくっていくつもりです。就任2年目を迎えて最も力を入れているのが、人生二毛作支援センターです。チョ・ガプリョン会長、キム・ジョンテ院長、よろしくお願い申し上げます。多くの方々が教育を受けて活動しながら、人生の花を咲かせることができる場所となりますよう、お祈りしております。皆様と一緒に、この問題を解決していければ何よりです。 ありがとうございました。
SMG 1,147
再び、人が希望です、市民が市長です!

再び、人が希望です、市民が市長です!

親愛なるソウル市民の皆様、 ソウル特別市長、パク・ウォンスン(朴元淳)です。 6月の選挙での皆様のご支持により、再びこの場に立つことができました。 ソウル市は再び、市民が市長です。 民選6期ソウル特別市長就任式の主人公、民選6期任期4年の主人公は、 1千万人のソウル市民の皆様です。ありがとうございます。 これからソウル市は、温かくて安全で、希望と夢のある人間第一の街、 「人間特別市」を目指してまいります。 変化はすでに始まっています。 これまでの2年8カ月間、私はソウル市長として市民の安全と幸福を最優先する街、 過去よりも現在が幸福で、現在よりも未来がもっと幸福なソウルの街づくりを目指して 尽力してまいりました。 これからの4年間、ソウル市はこれまでの2年8カ月よりもっと安全で、もっと豊かで、もっと幸福な街になります。 災害と窮乏から安全で、意味のない競争から自由で市の経済成長が市民の皆様の希望となる「市民特別市」を目指してまいります。 新たなソウルは「安全」「福祉」「創造経済」の基盤の上に築かれます。 常識と原則、合理と均衡の行政は維持しつつ、革新と創造、ガバナンスと統合の市政は、揺らぐことのない原則となることでしょう。 行政上の便宜と効率、外的成長と利潤のために人を度外視してきた市政はなくなり、温かくて実用的な行政で市民の皆様の心を穏やかにする市政の時代がやって来ます。 建物と施設、建設に集中してきた古い経済、外的成長から抜け出し、 その全ての主人である人間に集中する新たな創造経済の時代へと進んでまいります。 かつてのソウル市が、漢江の奇跡を起こし、量的成長の転機となったなら、新たなソウル市は、地域と町の奇跡を起こし、質的成長の神話を創造してまいります。 親愛なるソウル市民の皆様、 セウォル号沈没事故は、私たちに本当に大切なものは何かを身に染みるほど教えてくれました。 この世のいかなるものも、人の命と交換できるだけの価値を持ったものは存在しません。 市民一人ひとりの暮らしが安全であってこそ、ソウル市が安全なのです。 市民一人ひとりの暮らしが安全であってこそ、大韓民国が安全なのです! 市民がソウル市です。市民が大韓民国です。 生命と生活に対する心配なく、市民の皆様が夢と希望を抱けるよう後押しすること、 それこそがソウル市が存在し、大韓民国が存在する理由です! 民選6期のソウル市は、市民の安全な暮らしを市政の第一の価値に据えてまいります。 災害と事故からの安全、犯罪と恐怖からの安全、不正と腐敗からの安全、病気と公害からの安全、 貧困と非人間的環境、不良食品からの安全、住居不安と雇用不安、教育不安からの安全を守る「安全なソウル市」を目指してまいります! 親愛なるソウル市民の皆様、 今私たちは、厳しく困難な時代を乗り越えようとしています。 家計負債1000兆ウォン、公的債務1000兆ウォン時代、 高い失業率と自殺率、低い出生率と戦いながら、超高齢化時代を迎えようとしています。 今私たちは、競争とスピードが支配する熾烈な勝負の土俵に追い込まれています。夢と希望をあきらめ、寂しくやつれた姿で険しい時代の川を渡ろうとしています。 しかし、ピンチは転換のチャンスでもあります。 その土台はまさに「人」にあります。人と人が互いに信じ合う「信頼」にあるのです。 人と人がともに助け合いながら暮らす「共同体」にあります。 ソウル市は「人」に投資します。人と人が互いに信じ合いながら暮らす共同体、 「地域」と「町」に投資します。福祉が市民の幸福な未来を先取りする 福祉共同体、「福祉特別市」を完成させるのです。 「訪ねていく福祉」という大原則の下、現場密着型の社会福祉セーフティネットを構築し、 市民の心強い砦になってまいります。訪ねていく「福祉プランナー」は、 市民をそばで見守り、市民とともに歩む温かい友となることでしょう。 ソウル市に生まれた瞬間から、ソウル市を離れる瞬間まで、 市民の皆様が質の高い幸せな暮らしを享受できるよう最善を尽くしてまいります。 親愛なるソウル市民の皆様、 日常の暮らしに安全と福祉を定着させるには、これを支えるしっかりとした成長エンジンが必要です。 民選6期のソウル市の成長エンジンは、「ソウル型創造経済」です。 ソウル型創造経済の中心は、「人」と多様な産業インフラです。 シンチョン(新村)・ホンデ・ハプチョン(合井)バレー、サンアム(上岩)DMC、トンデムン(東大門)創造経済クラスター、クロ(九老)Gバレー、ケポ(開浦)ICTの 5大創造経済拠点と、マゴク(麻谷)、チャンドン(倉洞)・サンゲ(上渓)、ホンルン(洪陵)の3大知識基盤ハブは、 成長のしっかりとした根となり、クリエイティブな人材10万人を育成する養分となることでしょう。 「ソウル型創造経済」は、成長の実を市民の皆様と分かち合うことで、...   Read more
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