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[2014] 市長挨拶


共に革新して市民の親友として生まれ変わります。

「投資出捐機関革新方案」発表 記者説明会 日付 2014年11月24日 場所 ソウル市庁ブリフィングルーム こんにちは。尊敬する記者の皆様、市民の皆様!市民・ソウル・100年のための「共に革新」、第3 弾「市民の親友」を始めます。アメリカの原住民たちには「雨乞いの踊りをすると、必ず雨が降る」ということわざがあります。この意味は非常に簡単です。雨が降るまで雨乞いの踊りをし続けるためです。ソウル市の革新も市民と共に、市民が幸せになるまで続きます。 すでにその第1弾、第2弾を発表したことがありますね。「共に革新第1弾」である「青紗燈籠」はソウル市公職社会の革新方案でした。当時、私は記者と市民の皆様に「ソウルは清廉を愛する初心を持ってロングランします」という信念と実践方案等を約束いたしました。 「共に革新第2弾」である「甲の脱ぎ」はソウル市の様々な甲乙関係を清算して革新するとの約束でした。そして本日、「共に革新第3弾」である「市民の親友」を始めます。ここではソウル市の様々な革新と共に、ソウル市の投資出捐機関が共に革新して、市民の親友として生まれ変わるという信念と覚悟が込められています。 ソウル市の投資出捐機関は投資機関5か所、出捐機関12か所、出資機関1カ所を合わせて合計18か所の機関があります。これらの機関は都市、交通、経済、福祉、文化等の分野で直接的で大きな影響力を持っており、市民たちの日常生活と非常に密接に繋がっています。 私はこれらの機関の革新が市民たちの生活をより豊かにするために必ず必要なことだと革新しており、今日の革新案を作るにあたっては全ての機関が共に参加してくれました。 振り返ってみると、市民の皆様の記憶には良くない場面が残っているでしょう。地下鉄2号線の追突事故、職員採用の非理、借金まみれの地方公企業等の姿ですね。なぜそうなのか聞かざるを得ませんでした。我が投資出捐機関が市民生活の接点で最善を尽くしているにもかかわらず、良くない姿だけ記憶されるのは何か問題があるのではないかと心配しました。 それで決心しました。革新してまた革新しようと。私たちが市民に認められる機関として生まれ変わるためにはその道しかありません。その道を開いていくために長い間共に歩いてきました。顔を合わせて意見を交換し、心を一つにしました。 江湖諸賢の意見を聞いて共に頭を悩ましました。外部の専門家たちと数次にわたって諮問会議を開き、投資出捐機関長の皆様と企画調整室長間に会議を重ねました。市内部の関係者による会議は当然な過程で、何よりも重要なのは傘下機関の構成員の皆様から実質的な声を聞くことでした。 乙による抗弁大会を開き、機関の労働組合の皆様の意見に耳を傾けました。 そのような生みの苦しみの結果として作られたソウル市と投資出捐機関の革新案「市民の親友」の6大革新戦略を申し上げます。第一に、「パクウォンスン法」と呼ばれるソウルの清廉革新、傘下機関と一緒にします!第二に、健全で堅固な財政を具現します!第三に、市民の日常生活の中の安全を徹底的に確保します!第四に、能力に合わせた人材採用を拡大し、力量を強化します!第五に、相生・協力政治で市民により良いサービスを提供します!第六に、市民と革新の約定を締結して持続的に実践していきます! それでは、6大革新課題別にその内容を申し上げます。第一に、ソウル市の清廉革新を傘下機関と共にします。不正請託は必ず登録して管理します。ソウル市の「応答所」でも「ウォンスン氏ホッとライン」を通じて不正請託に関する情報を登録できるようにして機関別にCEOホッとラインも設置し、運営します。不正請託を知っているにもかかわらず、登録しない場合も問題になります、当然処罰を受けます。また、不正請託の基準マニュアルをハンドブックに製作して共に見て、不正請託を登録した職員には表彰を与え、昇進の際には優待するようにします。 「特定の業体を見逃してやること」もこれからありえません。度々入札の参加資格を内部の意思決定の手続きによって決定し、入札さえできない場合があり、特定の業体を見逃してやるための資格基準を作り、特恵の疑惑を受けたこともあります。 これからは外部の専門家が過半数以上で構成された審査団の「審議制」を実施します。また、入札審議の全過程を公開する「入札公開システム」を構築して一点の疑惑もないようにします。 入札非理に絡んだ職員と業体は当然ながらワンストライクアウトです!譴責等の軽い懲戒処分でなく、罷免、解任等の重い懲戒処分が適用されます。懲戒処罰の基準を強化します。 また、懲戒付加金制を全面的に導入し、受け取った金額の最大5倍まで負荷します。非理に絡んだ業体の場合はそのリストを全機関が情報を共有するようにし、市民オンブズマン制度等、市民の監視機能を強化します。採用非理に関しては断固として処罰します。採用資格の基準と関して特定の人に有利な採用条件を定めることができるため、職員採用の際には最初から全ての過程で外務の専門家で構成された「採用審査団」が過半数以上に参加するようにします。 違法採用者の場合には罷免措置はもちろん、再応募の資格を永久に剥奪します。また現行法は常勤役員だけ財産登録を義務付けていますが、これを中央政府に建議し、契約・人事等、特定職まで拡大できるようにします。 第二に、健全で堅固な財政を運営します!就任以降、7兆ウォンの債務減縮の成果を基にし、従来市と投資機関の債務を管理したことを、出演機関まで拡大して統合的に財政を管理し、財政危機を優先的に対応します。 また、段階別財務指標評価、経営診断、経営改善等、危機対応システムを構築、運営します。会計の透明性を確保し、経営に関する全ての事項を公示するようにします。これまで慣行的で反復的に毎年同一の会計監査人が指定される事例がありました。これからは外務の専門家が過半数で構成された「会計監査提案書審議会」によって会計監査の透明性を高めるようにします。全ての機関の経営情報が一般に閲覧できるようにソウル市ホームページに「共有房」を開設します。さらに1年に1回以上、市民説明会の開催を義務付けて市民との「経営情報共有の場」になるようにします。 そしてこれからは投資出捐機関も予算を編成する段階から市民と共にします。ソウル市が運営する「市民参与予算制度」を機関にも拡大、実施し、予算編成の段階から市民が参与する市民親和型経営を具現します。 また、予算浪費申告センターを設置して市民が常に確認できるようにし、現在は役員だけが公開している「業務推進費」を全部署に拡大します。また、今までは日付だけを公開していた項目に具体的な執行時間や場所まで公開するようにして予算漏れがないようにします。 協業で財政の効率を画期的に高めます。類似組織間の協業と言えば、例えばソウルメトロと都市鉄道公社、ソウル医療院を含む市の傘下病院間、SBAとソウル新報、セジョン文化会館とソウル市立交響楽団、ソウル福祉財団と自願奉仕センター等の機関は共同購買及び共同R&Dを通じて費用節減はもちろん、競争力も確保できるようにします。特に、市の傘下病院間の医療装備を共同活用する場合に得られる財政の効率性は医療関連の装備が非常に高価なことを考えれば、その効果が大きいと期待されます。 次は「成果事業費」を支援することで機関の自立基盤を造成します。 今年に試験的に施設管理公団に16億ウォンの成果事業費を支援しましたが、その結果、130億ウォンの収益増加の効果がありました。 2015年からはこれを全機関に拡大して事業実績の成果にしたがって成果事業費を支援する計画です。これまで財政成果を高めるための良いアイディアがあったにもかかわらず、事業財源の不足で施行を諦めたことが多かったです。こらからは成果事業費の支援で機関別に収益創出やサービス改善等、裁量事業を推進して自立基盤を造成するようになります。そうすると毎年市から支援される出資金や出捐金の規模も縮小されるでしょう。長期的には市の財政健全性にも大きく寄与できることを期待します。 また、駅勢圏を開発する等、特化された技術やノウハウの海外進出等によって新しい収益を創出するようにします。 第三に、市民たちの日常生活の安全を徹底的に確保します。機関別類型に合わせてゴールデンアワーを施行します。去る5月28日には地下鉄3号線トゴク駅で放火事件がありました。当時乗客と乗務員による迅速な初動鎮圧がなかったら大きな事故に繋がったでしょう。したがって地下鉄の場合、事故発生後5分以内の初動鎮圧をゴールデンアワー目標制として定めました。 SH公社の場合は建設現場が多いです。現在施工会社や監理団を中心に安全点検をしていますが、これから発注先はもちろん、市民も共に参与するようにします。 また、市民モニタリング制、安全申告センター、申告褒賞金制等、市民たちが直接参与する「安全を守る人」の活動を通じて市民の立場から安全が確保できるように注意深く見守ります。 安全事故は類型別に対応マニュアルを用意します。火災、脱線、衝突、地震、爆発、浸水等、全ての大きな事故に備えて類型別安全マニュアルを作り、状況別に関係のある機関と合同で訓練を実施することをはじめ、市民参与訓練も拡大します。事故発生の時は官の各機関をむろん、現場にいる市民との共助で迅速な対応ができるようにします。 第四に、民間の優秀な人材の採用を増やして能力のある人材を養成します。専門開放職の比率を10%まで拡大します!現在は1%にもおよばない低い水準です。これを段階的に10%まで拡大し、障害者の雇用も法で定めらた基準3%の水準もしくは市の条例によって5%まで雇用されるようにします。それ以外にも高校卒業者や青年雇用、多文化、脱北者も機関の実状に従って採用を拡大するようにします。 能力のある優秀な職員は「専門官」として抜擢します。災害、災難、安全管理、対外的協商・協力等、特定の分野に優先的に導入し、順次的に全分野に拡大して専門性を強化します。専門官は在職期間によって3〜15万ウォンの手当てを支給し、昇進や海外研修の機会等のインセンティブが提供されます。 各期間のCEOと役員の皆様と共にソウルの青写真を共有していきます。全機関長の皆様が参与する政策ワークショップを実施して機関間の情報交流の場を設けるのも重要です。リーダーシップ養成はむろん、各種制度に対する理解を高めるよう力量教育も共に行います。 職場内のセクハラや言語暴力等、反人権行為を根絶します。反人権行為の根絶宣布を通じて確固たる推進意志を表し、セクハラ予防教育も年1回から2回に強化します。加賀者に対しては重い懲戒処分を与えます。第五に、相生・協力政治で市民により良いサービスを提供します。一つの場所で全てのサービスを支援します。今年ソウル新報とSBAが協力政治をして中小企業やベンチャー企業、社会的企業、協同組合の中で、未来発展可能企業(Rising-Star)を選定し、資金の支援、経営コンサルティング、マーケティング支援を共にしています。これからはこのような機関間の協力政治を拡大して実質的なOne-Roof統合支援サービスシステムを構築するようにします。 市民や共同体とガバナンスを構築して機関の社会貢献を拡大します。市民や共同体等、機関は様々な地域資源を繫げる役割を果たすことができます。 遊休商店街を日程の期間に無償で提供し、週末の遊休空間を共有して一つ以上の社会的企業または町の企業と姉妹関係を結んで実質的に社会貢献を拡大します。共同体体験を通じて機関に対する理解を高め、機関が実現できる社会貢献の経験値も高めていきます。 何よりもソウル市も傘下機関に対してパワーハラをしません。様々なパワーハラの事例が指摘されました。類似資料を重複して要求し、時間が迫って資料を要求し、一方的に指示し、そして公演才能の寄付を要求しすぎる事例で大きな恨みを受けました。 市と機関間に代行事業委託契約を締結して事故の全ての責任を機関に転嫁しているようです。これらの全ては「乙の抗弁大会」から出た内容です。これからは定期的にこのような「乙の抗弁大会」を開催し、市民・専門家・関係者で構成されたガバナンスを構築します。そのように持続的に改善して、経営評価の指標も単純化させ、機関の評価負担を減らします。 パワーハラ根絶のマニュアルを制作、配布して同伴者関係を作ります。まず市が機関の乙ではなく、親友になります。そうしなければ我が投資出捐機関が市民たちの親友になることはできません。 投資出捐機関も市民に対してパワーハラをしません。甲乙という言葉はすでにそのような関係を規定しています。このような歪曲された関係を正すために、発注機関が契約の内容を変更してその費用を契約相手に一方的に転嫁する等の不当な契約条件も禁止する計画です。 農水産食品公社の「乙駁委員会」、ソウル産業振興院の「訪問する疎通委員会」のように、契約相手や専門家、関係者で構成されたガバナンスを構築してホットラインのようなパワーハラ申告センターを運営して市民の声を常に聞いて直ちに反映します。 「参与型労社関係モデル」を導入して施行します。主要内容は「労働理事制度」を新しく導入し、理事会への参与を保障して会社経営の協議のための労社「経営協議会」を設置、運営することです。これで労社葛藤を事前に予防する効果が期待されます。まずは施行法案を設けて試験的に実施し、順次に拡大します。 第六に、市民との革新約定を締結して持続的に実践します。 機関の実状に合う市民体感革新約定を締結します。投資出捐機関では市民が過半数以上で構成された「革新TF」を運営して市民体感革新課題を発掘し、ソウル市は機関の革新支援のために専門家で構成された「革新諮問団」を運営します。機関別実状に合う市民体感革新課題は市民と機関が革新約定を直接締結して、CEO経営評価にも反映するようになります。 様々な疎通を通じて持続的な革新を推進します。投資出捐機関長や実務陣と定期会議及び「疎通グループ房」等、様々な疎通チャンネルを通じてコミュニケーションがリアルタイムで行われるようとし、持続的な革新支援のために投資機関の「政策委員会」、出資出捐機関の「運営審議委員会」を運営します。ソウル市の「応答所」及び各機関別のホットラインを通じて投資出捐機関の革新と関する市民の声を常に聞くようにします。 我が機関の構成員たちの士気を確実に高めていきます。投資出捐機関の職員は革新の対象ではありません。革新の主人公です。どのような革新であれ、これは構成員たちの自発的で積極的な参与にその成功の成否がかかっているためです。構成員たちが革新を通じて実現していく組織の青写真を共有すること、そのように自発性を確保することは非常に重要です。革新過程や結果を随時、定期的に評価して十分に補償することで構成員の皆が楽しく持続的に革新に参加するようにします。 このように、ソウル市と投資出捐機関が共に革新して市民の親友になるとの約束、「市民の親友」の6つの原則とその内容について申し上げました。革新の道は遠くて険しいです。しかし、雨が降るまで雨乞いの踊りを行った昔の人々の精誠のように、ソウル市の革新もそうなります。 市民・ソウル・100年のために「共に革新」はとどまりません。今日、第3弾「市民の親友」の約束を必ず記憶してください。近いうちに第4弾を持ってお伺いします。ご期待ください。ありがとうございました。
SMG 1,499

ともに育て、ともに成長する 楽しい同居生活!

公共住宅協同組合1号「イウムチェ」引越し祝い 日付 2014年11月23日 | 場所 公共住宅協同組合1号「イウムチェ」 皆様、こんにちは。お会いできて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。引越ししたばかりで、荷物整理でお忙しい中、このように引越し祝いにお招きいただきましてありがとうございます。 公共住宅協同組合は、私が民選第5期の公約に掲げた、賃貸住宅8万戸供給計画の一つとして推進したものですが、このように初めて実を結んだことを大変嬉しく思っております。 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ソウル市はイウムチェ育児型協同組合だけでなく、チュン(中)区マンリ(萬里)洞芸術家協同組合や、ソデムン(西大門)ホンウン(弘恩)洞青年協同組合に続き、都市再生をけん引する地域内に、青年縫製業勤労者を対象とする協同組合公共住宅の建設を推進しており、このカヤン(加陽)洞イウムチェを皮切りに次々と建設されています。 ここの事業推進過程で地下障害物や工事を反対する近隣住民からの苦情などにより、組合員の半分ほどが脱退し、追加募集を行うなど困難を極めたとお聞きしました。それにもかかわらず、2012年10月の入居者募集以来、2年目にしてこのように入居でき、本当に安心しております。心よりお祝い申し上げます。 イウムチェは、共同育児を通じて共同体が形成される場所です。我々の可愛い子ども達を大切に育てて、隣人と仲良く幸せに暮らしていただきたいと思います。皆様方は、韓国歴史上初めての公共住宅住居協同組合ではありませんか。幸せに暮らす姿を見せていただき、韓国住居共同体に新しい風を巻き起こし、新しい文化の花を咲かせていってください。もう一度お慶び申し上げるとともに、感謝申し上げます。
SMG 1,160

花のごとき子達が去った4月16日 あの日の事を憶えて

「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」開設 日付 2014年11月21日 | 場所 ソウル図書館3階「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」 こんにちは。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。本日「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」を開く意味深い時間に、ご一緒してくださったご遺族の方々と市民の皆様に、心から御礼申し上げます。 本日この席は実に意味のある席です。去る4月16日、304人の尊い生命を奪ったセウォル号沈没事故は、ご遺族とすべての国民に決して忘れられない衝撃と悲しみを与えました。その後4月27日、ソウル市庁前の広場に事故の犠牲者を悼む合同焼香所が設置され、本日で209日を迎えました。 「セウォル号沈没事故」は決して忘れても、忘れられてもいけません。そこでソウル市は、その事故がいつまでも私たちの心の中に刻みつけられるよう、ここソウル図書館の3階に「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」を開設しました。 これまでソウル広場の焼香所には、35万人を超えるたくさんの市民の方々が訪れました。犠牲者たちを追悼する雰囲気が広がっていますが、もう一時的な焼香にとどまらず、私たちの日常でも「セウォル号沈没事故」の悲しみと教訓を記憶して振り返る空間が必要だという考えのもと、このスペースを設けました。その過程で、たくさんの助言やご協力でこの空間をより「意味のあるもの」にしてくださったご遺族の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。 「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」は、記憶・追悼・参加・治癒という4つのテーマをベースに、「セウォル号」を一緒に憶えて犠牲者を追悼し、お互いの心を分かち合いながらご遺族と韓国社会に残した傷を治癒する空間になるでしょう。 『歴史を忘れた民族に未来はない』という言葉がありますが、ここで言う歴史は遠い過去のことだけでなく、昨日のことにも当てはまるということを、忘れてはいけません。私たちがもう二度とこのような悲劇を繰り返さないためには、憶えて、また憶えなければならないのです。合同焼香所を市民とともに作り上げたように、「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」も皆様との疎通のもとで、一緒に運営していきます。皆様の多くのご関心とご参加をお願い致します。 最後に、今まで暖かい真心と愛情で合同焼香所を一緒に運営してくださった大韓赤十字社・ボランティアセンター、市の公務員の皆様と、大変厳しい状況下でも激励と応援をしてくださったご遺族らと市民の皆様に、感謝の気持ちをお伝えします。これから一緒に「4.16セウォル号沈没事故記憶空間」を見学してみましょう。ありがとうございました。
SMG 1,081

グローバル金融中心地として進化するための ソウル市の努力

第45次外国人投資諮問会議(FIAC) 日付 2014年 11月 21日 | 場所 ソウル市庁大会議室 皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。第45次外国人投資諮問会議(FIAC)のためにソウルをご訪問くださったエリック・ホフマン委員長、エイミー・ジャクソン副委員長、ファン・トク副委員長、そして今回委嘱された新規委員の皆様をはじめFIAC諮問委員の皆様に、心から歓迎申し上げます。 ソウルの成長と発展に大きなご関心とご愛情を持って、グローバルな観点からご助言くださる外国人投資諮問会議(FIAC)委員の皆様のおかげで、ソウルは日々発展しています。いつも感謝しております。 前回のFIAC会議での、マゴク(麻谷)地区の外国人投資誘致活性化に対する委員の皆様からのご助言を踏まえ、現在海外企業を誘致するために積極的なマーケティングと、様々な政策を推進しています。 特に、外国企業が入居しやすくするために、ソウル市は市主管でR&Dセンター建設事業を進めています。これらを通じて、外国人投資活性化などの実りある結果が出ることを期待しています。またソウルが魅力的なグローバル先進都市として、一歩跳躍する契機となると思っております。 本日第45次会議のテーマは、ソウル市が持続的に推進すべき課題である「ソウル、グローバル金融中心地への跳躍方案」です。ソウル市は、金融産業の発展と金融ハブ造成のためにソウル国際金融センターを建設し、外国金融会社を誘致するために、海外ロードショーを開催するなど積極的に努めています。 しかし、低金利基調及び金融規制などによる金融産業の収益性の悪化で、すでに進出していた外資系金融会社が事業の縮小や撤退に踏み切るなど、国内の金融産業が後退しているのが現状です。 このような状況にもかかわらず、金融はソウルの8大新成長エンジンの一つとして、高齢化による資産運用の需要増加に対する備え、そして未来世代の雇用創出のために、必ず発展させるべき産業であると思っています。 ソウルは、アジア金融ハブとして遜色のない、魅力的な都市です。ジエン(Z/Yen)国際金融センター指数(GFCI)は上昇し続け、今年の下半期には世界8位に上がりました(2009年上半期53位)。ビジネス環境と金融競争力の非常に優秀な都市です。本日の論議を通じて、ソウルの長所をグローバル金融の関係者たちが十分に認識し、ソウルをアジア営業拡大の進出拠点として考慮する契機となることを願っております。 FIACは、魅力的なグローバル都市ソウルの貴重なパートナーです。これからも緊密な信頼関係を保ちながら、様々な交流と協力を継続していくことを希望します。改めてお越しくださった委員の皆様に、心より感謝申し上げます。
SMG 865

グローバル金融中心地として進化するための ソウル市の努力

第45次外国人投資諮問会議(FIAC) 日付 2014年 11月 21日 | 場所 ソウル市庁大会議室 皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。第45次外国人投資諮問会議(FIAC)のためにソウルをご訪問くださったエリック・ホフマン委員長、エイミー・ジャクソン副委員長、ファン・トク副委員長、そして今回委嘱された新規委員の皆様をはじめFIAC諮問委員の皆様に、心から歓迎申し上げます。 ソウルの成長と発展に大きなご関心とご愛情を持って、グローバルな観点からご助言くださる外国人投資諮問会議(FIAC)委員の皆様のおかげで、ソウルは日々発展しています。いつも感謝しております。 前回のFIAC会議での、マゴク(麻谷)地区の外国人投資誘致活性化に対する委員の皆様からのご助言を踏まえ、現在海外企業を誘致するために積極的なマーケティングと、様々な政策を推進しています。 特に、外国企業が入居しやすくするために、ソウル市は市主管でR&Dセンター建設事業を進めています。これらを通じて、外国人投資活性化などの実りある結果が出ることを期待しています。またソウルが魅力的なグローバル先進都市として、一歩跳躍する契機となると思っております。 本日第45次会議のテーマは、ソウル市が持続的に推進すべき課題である「ソウル、グローバル金融中心地への跳躍方案」です。ソウル市は、金融産業の発展と金融ハブ造成のためにソウル国際金融センターを建設し、外国金融会社を誘致するために、海外ロードショーを開催するなど積極的に努めています。 しかし、低金利基調及び金融規制などによる金融産業の収益性の悪化で、すでに進出していた外資系金融会社が事業の縮小や撤退に踏み切るなど、国内の金融産業が後退しているのが現状です。 このような状況にもかかわらず、金融はソウルの8大新成長エンジンの一つとして、高齢化による資産運用の需要増加に対する備え、そして未来世代の雇用創出のために、必ず発展させるべき産業であると思っています。 ソウルは、アジア金融ハブとして遜色のない、魅力的な都市です。ジエン(Z/Yen)国際金融センター指数(GFCI)は上昇し続け、今年の下半期には世界8位に上がりました(2009年上半期53位)。ビジネス環境と金融競争力の非常に優秀な都市です。本日の論議を通じて、ソウルの長所をグローバル金融の関係者たちが十分に認識し、ソウルをアジア営業拡大の進出拠点として考慮する契機となることを願っております。 FIACは、魅力的なグローバル都市ソウルの貴重なパートナーです。これからも緊密な信頼関係を保ちながら、様々な交流と協力を継続していくことを希望します。改めてお越しくださった委員の皆様に、心より感謝申し上げます。
SMG 1,040

ソウルが安全でなければ、市民も安心できない。

第1回「共にソウルフォーラム」激励辞 日付 2014年11月20日 場所 ソウル市庁 こんにちは、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。「共にソウルフォーラム」の出帆、誠におめでとうございます。まずは「共にソウルフォーラム」を設立してくださったキム・キョンヒ委員長とキム・スヒョンソウル研究院長に感謝申し上げます。同時に、フォーラムに参加してくださった議員の皆様にも改めて心より感謝申し上げます。 参味深く出発する「共にソウルフォーラム」を通じてソウルの未来に対する慧眼と痛察を聞くことができて嬉しく思っております。これからもソウルを一層発展させる役割を果たしていくことを期待します。 本日この場は私たちが直面している未来とソウルの危険要素に対する様々な挑戦課題を虚心坦懐に意見を述べ合うためだと知っています。 ソウル市は前の民撰5期に、非正規職の正規職化、半額の授業料、共有経済、町共同体等の事業を通じて我が社会を変える誘い水の役割を十分に果たしてきたと自負しています。 民撰6期にはこのような民撰5期の成果を基にし、安全、福祉、創造経済と都市再生等を最重要課題と定めて、市民、専門家、公務員等、皆が顔を合わせて改めてソウル革新の触媒剤になろうとしています。 「災難は防ぎ、危険は減らし、安全は守り」という「防・減・守」安全文化のスローガンのように、ソウル市は様々な危険要素に対して事後措置ではなく、事前予防に努めて近くの未来について悩んで備えようとしています。 セウォル号事故で見たように、危険要素に適切に対応できなかったことで経験した社会的、経済的な損失は多すぎて言葉では言い尽くせません。さらに大地震のような自然災害やエボラ出血熱のような新しい疾病の拡散等、極めて大きな波及力を持つ危険要素の発生頻度も高まり、未来を予測して備えることが最も重要なこととなりました。したがってソウルは未来学的な観点から未来に備える「未来影響評価制度」を導入し、ソウル研究院と共に専門家たちで構成された「未来ソウル委員会」も構成する計画です。このようなシステムが順調に作動すれば、政策の試行錯誤は減り、事業の効果は高まります。 同時に、最近の我が社会は「安全」を最も重要な話頭としています。市民の生命と財産を保護する安全はむろん、社会、経済全般にわたる生活の質と関連する生活の質の安全に対しても市民たちの関心が非常に高いです。 2013年のソウルサーベイによると、ソウル市民の57%は10年前と比べて暴力犯罪、経済危機、各種事故、疾病等、我が社会の危険要素が増えたと思っており、48.3%は10年後には我が社会が一層危険になると見ていました。年齢が高く、教育水準が低く、職業の職位が低く、所得が低いほど危険を経験する場合が多いが、それと比べて危険に対する対策はほとんどなされていない状況です。特に、脆弱階層に危険が過度に集中される傾向を見ると、危険の社会的な分配についてソウル市長として真剣に悩まなければなりません。 機会と結果の平等な公平性等に対する社会制度が整えられ、市民の参与意識が高まれば、社会・経済的な安全網は一層細くなります。市民が感じる不安や要求を市民が表せるように社会制度を作り、それに迅速に対応することも市長として解決しなければならない課題です。 この場にいらっしゃる皆様はソウル市政について深い関心を持っているだけでなく、各種の政策に対して諮問している方々です。 これまでソウル市政について頭を悩ませた延長線上で「共にソウルフォーラム」を通じてソウルの様々な危険要因を克服できるよう戦略と方案を共に論議してくださることを願っております。これかも皆様の意見に耳を傾け、共に討論する時間を設けるようにします。ありがとうございました。
SMG 1,685

ソウル東部圏の新しい ランドマークになります。

クリアムサ(九里岩寺)大橋開通式 日付 2014年11月19日 | 場所 クリアムサ大橋南端 カンドン(江東)区民の皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。寒い天気とお忙しい中にもかかわらず、この場にお越しくださった皆様に心より感謝申し上げます。クリアムサ(九里岩寺)大橋が8年ぶりに開通されました。本当に嬉しいですよね? 本日開通されるクリアムサ大橋は、ハンガン(漢江)に30番目に建設された橋です。本日、クリアムサ大橋と同時に開通されるヨンマ(龍馬)トンネルを貫通して、ソウルカンドン区とクリ市、そしてチュンナン(中浪)区が連結されるよう、ハンガンを横断する広域道路網を構築する工事を展開しました。既存のチョンホ(千戸)大路を利用するより約40分の通行時間を短縮することができ、ソウル東北圏の交通改善と地域均衡発展に、大きく寄与すると思います。 ソウル市は、工事期間中に橋梁を建設する過程に対して「ハンガン橋梁建設現場体験プログラム」を運営し、計約600回にわたり、1,200人余りが体験しました。市民たちに工事現場を完全公開し、建設工事に対する信頼感を高めるとともに、発展した建設技術をご覧いただきました。 皆様が今ご覧になっているこの「クリアムサ大橋」の主橋梁は、昇る太陽をイメージしたアーチ型に建設されました。周辺の先史遺跡地やペクチェプンナプ(百済風納)土城、アチャサン(峨嵯山)堡塁城のコグリョ(高句麗)遺跡地などの歴史遺跡と、クァンナル市民公園やアムサ生態公園などの自然景観が調和しているため、ソウル東部圏の新しいランドマークになると期待しています。 本日の開通まで、事業が施行される過程においてご協調くださったカンドン区地域住民の皆様の積極的なご協力と、カンドン区庁長をはじめとする関係公務員および工事関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。 ソウル市は、これからも江南と江北の均衡的な発展と交通便宜を増進するために、継続的に努力してまいります。クリアムサ大橋の開通をお祝い申し上げるとともに、お越しくださった来賓の皆様および地域住民の皆様にも、改めて深く感謝申し上げます。
SMG 1,105

疑いが確信より安全。

災害・事故の類型別「ゴールデンタイム目標制度」の導入 「ゴールデンタイム目標達成」消防車の道開きイベント 日付 2014年 11月 17日 | 場所 ソウル市庁 こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。本日、肌寒い天気にも「市民安全」のためご参席くださった皆様に、ご感謝の気持ちを伝えさせていただきます。何と言っても安全が一番でしょう。そこでソウル市政の最優先課題は、市民の安全な暮らしのための「安全都市」の実現となっています。それに向けて、安全関連予算を対前年度比22%増額するなど、多様で実効性のある予防対策を推進しています。 代表的には、不可避な災害が発生した際、市民の皆様の安全を最優先に確保するため、55の災害・事故の類型別ゴールデンタイムを定めたことを挙げられます。例えば、地下鉄にて火災、公演会場にて事故が発生した場合は3分、ハンガン(漢江)での水難事故は4分、工事現場の崩壊は4時間、地震72時間など、人為的要因が契機となった社会災害や自然災害はもちろん、対テロ1時間、電力崩壊4時間など、国家基盤施設の災害までゴールデンタイムを定め、災害対応マニュアルを用意しました。このように都市安全と市民の安全確保に最善を尽くしてまいります。 さらに市民の皆様の初期対応能力を高めるため、10万人の「安全見張り番」を育成したり、社会のオピニオンリーダーたちに対する「市民アカデミー」を運営するなど、多様な方法で自主的な対応能力を高められるよう、基盤システムを強化してまいります。 ソウル市が災害・事故の類型別にゴールデンタイムを定めたのは世界で初めてですが、この「ゴールデンタイム目標制度」が軌道に乗れるよう、皆様のたくさんのご協力をお願いします。「疑いが確信より安全」と言う言葉があります。ソウル市は、どんなに安全な所でもいつも疑って再点検し、市民の安全を守っていきます。ありがとうございました。
SMG 649

社会的経済という新しい世界、 その希望の扉を開く鍵

2014国際社会的経済協議体創立総会の基調演説 日付 2014年11月17日 | 場所 ソウル市庁多目的ホール こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。2014国際社会的経済協議体(GSEF)創立総会にお越しくださった皆様、心より歓迎申し上げます。 ファン・マリアアブルトバスク社会部長官、ジョセフィーナ・ベルモンテケソン副市長、シャンティエ・ネンシニムタン代表、カールポランニー研究所のマーガレット・メンデル教授をはじめ、各都市と民間代表の皆様、社会的経済の専門家の皆様に感謝申し上げます。同時に、パク・レハク市議会議長、行事をご準備くださったソン・キョンヨンソウル組織委員長をはじめとする、ソウル市社会的経済の関係者の皆様にも感謝申し上げます。 本日、私たちは国際社会的経済協議体の創立を通じて、「連帯」と「協力」という美しく感動的な言葉をついに手にしました。「両手両足と同様に、私たちはお互いに協力するために生まれた」(マルクス・アウレリウス)という言葉がありますよね。私たち人類はこのようにお互いに連帯し、協力しながら最も偉大な歴史を築いてきました。 何より今の世界は、いつにも増して深刻で重大な挑戦と危機に直面しています。貧富の格差や不平等問題、資源枯渇やエネルギー問題、少子高齢化をはじめとする低成長や雇用不安などは、私たちの目の前にある懸案となっています。これらは地域や都市、国家の問題を乗り越えて、世界がともに経験し、世界がともに解決しなければならない地球レベルの問題となっています。 しかし、「ピンチはチャンス」という言葉のように、私たちは危機を新しく、大きな転換のチャンスに変えなければなりません。世界の市民全員がともに幸せな、「もう一つの世界」へ跳躍する土台にしていかなければなりません。 社会的経済は、私たちに新しい世界に向けた希望の扉を開けてくれる鍵となるでしょう。社会的経済は、すでに経済危機や環境問題、地域共同体崩壊など、私たちが直面している問題を解決できる新しい方法として、その価値が認められています。社会的経済は経済、社会、文化、そして生態問題を統合的に見つめ、民主的な意思決定と参加を促すことで、私たちの問題を私たち自ら解決する機会を与えてくれます。社会的経済は、何よりも村と地域の境界を越え、世界市民と国際社会がともに連帯し、ともに協力する気持ちと協業の道を開いています。 2013年11月、私たちはこの場で出会いました。社会的企業、協同組合、地域コミュニティービジネスなど、世界の多くの地域と都市の社会的経済を通じた社会革新の試みや成功事例を調べ、そこから都市と都市、国家と国家との間には、お互いの経験や資源を積極的に共有することが必要であることが分かりました。私たちは「ソウル宣言文」を採択し、それに同意しました。 今回創立される「国際社会的経済協議体」は、全世界の都市政府と民間組織を繋げ、またこのような私たちの連帯は、世界を変えていくと確信しています。 ソウル市も、社会的経済の生態系造成と発展のために、様々な政策を進めています。市場経済や公共経済、社会的経済と調和した発展こそ個人の能力を最大限発揮させ、また社会問題を解決してくれるという信念を持って、公共購買の拡大や体系的な中間支援システムの構築、社会問題を解決する革新的な社会的経済組織の発掘、地域共同体を基盤とする社会的経済組織を育成しています。 ソウルの社会的経済政策の一貫した政策方向は、相互連帯や協力、信頼を構築することであり、これによって私たち社会が抱いている格差問題と不均等、疎外と孤立、雇用などの諸問題を解決する対案と希望を提示しています。 これを実現するためソウル市は、「社会的経済支援センター」を設立して社会的経済組織間の協力を促し、新しい主体を発掘しており、社会的経済組織が独立できるように、各種教育とコンサルティングなどを支援しています。社会的経済支援センターの社会的経済育成プログラムは、革新的なモデルとして評価され、これまで海外37ヵ国、韓国内63都市及び機関など1,700人余りの人々がベンチマークや業務協力のために訪問しています。 またソウル市は、販路の狭い社会的経済組織のために、社会的経済市場の運営やオンラインショッピングモールの運営などを通じて、販路の開拓支援を行っています。ソウル市が率先して社会的経済組織の客となり、今年だけで800億ウォンの公共購買達成を目指して努力しています。今回の国際社会的経済協議体イベントも、通訳や翻訳をはじめ茶菓、展示、公演に至るまで、様々な社会的経済組織が参加して準備したものです。 同時に、社会的な波及効果の大きいビジネスモデルを持つ、革新型モデルを発掘して企業を育成し、優秀な社会的経済企業に対しては販路やマーケティングを集中的に支援して、スター企業として成長できるよう支援しています。このような社会的経済政策の一貫した推進は、持続可能な社会的経済生態系の造成と発展を実現してくれる原動力になります。 実際にソウルの社会的経済に対する様々な試みが、都市の外観だけではなく、市民たちの生活を具体的にどのように変化させているかを調べるために、ソウル市の政策事例をいくつかご紹介させていただきます。 社会的経済は、構成員間の民主的な意思決定と参加を、最も重要な価値としています。ソウル市の場合も、すべての政策の意思決定と参加の中心には、「市民」がいます。ソウル市は、「市民の皆様が市長です」をモットーに、ソウル市のメインであるソウル市民の積極的かつ能動的な参加を導くために努力しています。ソウル市は市民との「協力政治」、そして制度の「革新」という両軸で、市政を運営しています。 「聴策討論会」と「政策博覧会」は、市民の参加を導いて市民とともに協力政治を行う、良い事例になります。「聴策討論会」は、一つのテーマで様々な意見を提示する市民の声を聴き(聴)、政策(策)に反映する、ソウル市のオフライン疎通チャンネルの中で最も代表的な窓口です。 これまで「原発1基削減」や「PM 2.5対応方案」などをはじめ、計88回の聴策討論会が開かれ、1万2,000人余りの市民が参加しました。市民からの意見の中で76%の1,141件が政策に反映され、市政として施行されています。また、スウェーデンの「アルメダレン」をベンチマークした、毎年9月開催の「希望ソウル政策博覧会」は、市民が直接政策をつくって参加するお祭りです。 2012年から始まって3回目を迎えた今年は、約3万5,000人余りの市民たちが参加して安全、住居、保育など、ソウル市政の全般に対して400余りのアイディアを提供し、35の市民団体が社会的経済や歴史文化遺産などをテーマに、様々な討論と論議を展開しました。 SNSを活用した市民との協力政治も、市政の一つの軸になっています。私のSNSフォロワーはすでに130万人を超え、SNSは世界中のすべての市民に開かれた、政策公論の場になっています。SNSでつぶやかれた市民たちの声は市政に反映されており、現実化しています。 深夜バス「オルペミバス」は、市民や企業、ソウル市がともに協力政治を実現しながらつくった政策です。夜遅くまで灯りの消えない、24時間眠らない都市ソウルは、それだけ深夜の移動人口も多いです。 ソウル市は、夜間勤務を終えて帰宅する市民たちのために、民間移動通信社と協約を締結し、実に30億件以上の通話量データ情報と500万件の深夜タクシー乗下車のビックデータを分析し、ソウル型深夜バスである「オルペミバス」を誕生させ、市民たちがSNSにアップした要求事項を政策に反映しました。このように誕生した「オルペミバス」は、ソウル市民が最も支持するソウル市政策1位となっています。 「健康体重3.3.3」プロジェクトも、市民と民間企業の参加と協力政治に基づいてつくった、代表的な健康政策です。3か月に3kgを減量して3ヵ月間その体重を維持する、肥満予防プロジェクトである健康体重3.3.3は、ソウル市民が体重から減量した分の米を低所得階層に寄付する方式で行われており、健康も守りつつ社会貢献もできる「優しいプロジェクト」として知られるようになり、これまで計1万7,000人余りの市民が参加しています。 民間と情報を共有しながら新しいトレンドと政策需要を把握し、スマートで優しい政策を実現していくこと、これこそが真の民官協力政治になります。 ソウル市は2012年に「所有を越え共有の時代へ」というモットーの下、「共有都市ソウル」を宣言し、徐々に目に見える成果が現れ始めています。特に、共有企業とソウルの行政力がサポートし、シナジー効果を上げています。 ソウル市の固有ブランドである「ナヌムカー」は中小カーシェアリング事業者を同じブランドの「ナヌムカー」に統合し、ソウル市が直接広報して、共用駐車場を安く使用できるようにするなど行政的支援をした結果、利用率が年間150%以上増えました。子供服を共有する共有企業(株)キプルの場合、自治区と地域内の国公立保育園とマッチングされてから1年で、子供服の共有率が120%までに拡大されました。 モノと空間、情報、時間と才能の共有は、利用可能な資源の限界や人間関係の喪失など、現代社会が抱いている多くの問題を解決する糸口を提供しながら、市民の生活を変えていくことができると思っております。 現在ソウル市では、約1,000個余りの社会的経済組織が活動しています。社会的経済組織は崩壊した共同体を復元し、個人と村、地域の成長と社会問題を解決するために積極的に努めています。 社会的経済は、村と地域を基礎にしなければ成功することができません。代表的な例が、ソウルのソンス(聖水)洞手製靴協同組合です。ソウルソンス洞は、韓国手製靴製造会社の70%が集中しており、ここで作られた靴は百貨店などに納品されるなど世界最高品質の手製靴です。 しかし、優秀な品質にもかかわらず、有名ブランド商品ではないという理由で、消費者から冷遇を受けてきました。問題は「ブランド」だったのです。そこで、「ソンス洞手製靴協同組合」が誕生しました。「ソンス洞手製靴」は、合理的な価格で最高品質の靴というイメージを構築することに成功し、衰退していたソンス洞商圏は、全国から靴を買いに来る手製靴のメッカとして復活しました。 「少子化問題」はソウルをはじめ、世界の多くの都市が抱いている共通の問題です。何よりも育児の大変さが少子化の原因の一つとして挙げられますが、育児のために女性の皆様が仕事を辞めたり経歴を諦める事例も増えています。これは当事者だけではなく、社会にとっても大きな損失になっています。ソーシャルメイト・ソムは、キャリアを中断した女性の皆様が集まり、「学んだことを活かせる仕事を探すために」つくった協同組合です。午前9時から午後6時までという固定時間制ではなく、できる仕事をできる時間帯で行い、足りない部分はお互い助け合うことで、育児をしながらもキャリアが中断されないようにしています。 またソウルは、エネルギー消費都市からエネルギー生産都市への転換を目指しています。代表的な事業の一つが「原発一基削減」です。原発1基から生産されるエネルギー200万TOEを減らすという政策目標を持って、実際にこれを実現しました。この政策を心強く後押ししたのは、太陽エネルギー関連11の協同組合です。11の協同組合の約3,500人の組合員が集まって7基の発電所を建て、これからさらに7基の発電所が設置される予定です。代替エネルギーの重要性に共感し、市民たちが自ら出資金を出して発電所を建てたことが、大きな成果と言えます。 本日は、ソウルの社会的経済政策とその事例、努力と成果などを簡単に紹介させていただきました。 私は、ソウルが歩むべき道はまだ遠いと思います。本日の「国際社会的経済協議体」の創立は、これからソウルが歩むべき道に素晴らしい道しるべになってくれるでしょう。「国際社会的経済協議体」は、世界各都市と団体のビジョンと経験を共有する場となり、私たちは協議体の活動を通じて、社会的経済の価値が世界市民の意識と実践の中で一層広がっていけると思います。また、別の次元での連携と協力を行うことができると期待しています。 皆様、「1人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと一緒に見る夢は現実になる」という言葉があります。本日私たちの出会いが、私たちの夢を現実にしてくれると確信しています。本日のイベントがソウル市で開かれたことを嬉しく、誇らしく思います。この場にお越しくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
SMG 760

共生と協力の教育革新を お約束いたします。

ソウル市—教育庁「グローバル教育革新都市ソウル宣言」記者説明会 日付 2014年11月17日 | 場所 ソウル市庁ブリーフィングルーム 記者の皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。本日、尊敬するチョ・ヒヨンソウル市教育監と私は、ソウルの教育の新しい歴史を築く、有意義な場に立っています。これまで我が国の教育は、競争的で画一的な詰め込み教育でした。これによって子供たちは思いっきり遊んで楽しく過ごすべき年齢にもかかわらず、学校や塾での学業を中心とした教育により、創造力や疎通力、配慮心、忍耐心、包容力、そして基本的な人性も失われつつあります。去る3月末、この場で教育に関するソウル市初のマスタープランである教育都市ソウルの基本計画を発表したのも、このような問題認識があったからです。 しかし、ソウル市とソウル市教育庁の努力だけでは、私たちが直面した教育問題の解決は難しいものがありました。そこで私とチョ・ヒヨン教育監は、ソウルの教育問題を解決するためには、ソウル市と教育庁が協力しなければならないことで意見が一致しました。 去る6月に、私たち2人はソウル市と教育庁がともに推進できる事業について検討し始めました。数ヶ月間にわたり、ソウル市と教育庁職員の皆様をはじめ、教育関連市民と専門家たちが深く論議した結果、ソウル市と教育庁はともに20大教育協力事業を進めていくことを決定いたしました。計画策定の段階から両機関がともに参加して共同推進計画がつくられたのは、おそらく全国で初めてのことではないかと思っております。 ご存知のように、教育自治と一般自治が区別されてからは、市と教育庁が教育に関して共同事業を行うことは難しくなりました。これからソウル市と教育庁は、20大協力事業の執行と評価の全段階において、協力していくつもりです。より良い環境のために、より良い教育政策をともにつくってまいります。 1千万人の市民との約束を守るために、チョ・ヒヨン教育監と私は、ソウル教育革新のための宣言を行おうと思います。革新を通じて予算を削減し、教育環境を改善して教育福祉も継続していきます。本日の宣言は、抽象的で空虚な約束ではありません。具体的な計画と実践計画をしっかりとつくり続けていきます。 これからは、ソウル市と教育庁は協力していきます。慣習の壁を乗り越えて協力し、協業していきます。真の協力政治の時代を開きます。今後私とチョ・ヒヨン教育監は、子供や青少年、市民の皆様が幸せな教育環境をつくり、21世紀未来に向けた人材育成に最善を尽くしてまいります。我が国の地方自治、教育自治の新しい歴史をつくっていきます。ありがとうございました。
SMG 1,115

ベルリンからソウルまで 二輪で走る統一

ワンコリア・ユーラシア自転車平和大長征ソウル入城式 日付 2014年11月16日 | 場所 国会議事堂の中央芝生 「韓半島の統一と平和」、「新しいユーラシア時代の幕開け」を目指し、力強くペダルをこいでこられましたワンコリア・ユーラシア自転車平和大長征の皆様、そしてパジュ(坡州)イムジンガク(臨津閣)からご同行された一万人もの市民の皆様、お会いできて嬉しいです。ソウル市長パク・ウォンスンと申します。 特に8人の「ワンコリア・ユーラシア自転車平和大長征」の皆様とは、8月ベルリン・ブランデンブルク門広場で行われた出廷式以来の再開となり、本当に嬉しく思います。10ヵ国、1万5,000kmを経由する約100日間の長い道のりを、一人もあきらめることなく、また負傷者もなく、無事に完走されましたことに大変感激しております。皆様を心から歓迎し、お祝い申し上げます。 今回の大長征は、単純に完走したことを意味するものではありません。それはまさに、今回の大長征を通じて、我々が「韓半島の統一と平和」はもちろん、統一の時代がもたらす「新しいユーラシア時代」をともに夢見て、その可能性を感じたからです。ソウル-プサン(釜山)往復距離の18倍に相当する1万5,000km、ペダルを一つ一つこぎながら、この長く険しい道を完走した遠征団の心と心が、流した汗が、韓半島の統一の歴史に大きな足跡を残すであろうと信じております。 平和と統一への道もこのように長く険しいものであるとは思いますが、ベルリンの壁が一夜にして崩壊したわけではないように、我々がともに願い、地道に準備していけば、70年間の分断の痛みも過去のものになる日が到来すると思います。また、今は遠い国のように感じられるヨーロッパが鉄道と道路でつながり、アジアとヨーロッパ間の経済と貿易、文化と芸術が花咲く新しいシルクロード時代も現実のものになると思います。 ソウル市も努力を惜しまない所存でございます。南北関係の進展のために、必ず必要な民間と地方政府との実質的かつ具体的な交流と協力を、積極的に推進・協力してまいります。今回の「ワンコリア・ユーラシア自転車平和大長征」のような民間による活動が、またソウルが推進しようとしている「京平サッカー」や「ソウル市立交響楽団の協演」など、都市同士の文化交流への協力がより様々な民間領域と自治体へ拡大し、そのような努力が韓半島の平和につながることを期待しております。 「統一の火種」を再び燃え上がらせたワンコリア・ユーラシア自転車平和大長征」に感謝申し上げるとともに、今回のワンコリア・ユーラシア自転車平和大長征のために惜しまぬご支援をくださいました関係者の皆様に、御礼申し上げます。ありがとうございました。
SMG 1,139

道の上で健康になり、幸せになる ソウル市民を夢見ています。

第1回ソウルトゥルレギル・ウォーキングフェスティバル 日付 2014年11月15日 | 場所 ソウルトゥルレギル3コース こんにちは。市民の皆様、お会いできて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。第1回ソウルトゥルレギル(遊歩道)・ウォーキングフェスティバルにお越しくださった市民の皆様、心から歓迎いたします。本日ついにソウル外郭を一周するソウルトゥルレギルの全区間が連結されました。私たちソウル市民にも、これでチェジュ(済州)オルレギル、チリサン(智異山)トゥルレギルに続き、快適で美しいソウルトゥルレギルが誕生しました。 ソウルトゥルレギルは、ソウル外郭の有名な山と河川と村に沿っており、長さが157kmにもなります。「どのくらい長いのか」と考えてみたら、ほぼソウルからテジョン(大田)までの距離でした。ソウルトゥルレギルを一周完走すれば、テジョンまで歩いて行ったことになるわけです。 ソウルトゥルレギルが全部つながる前から、たくさんの方々が訪れてくれました。本日もここにいらしてるかも知れませんが、イ・スルギ君という6歳の男の子が「ドランドラン(むつまじく)ソウル・トゥルレギルワーキング大会」に4回すべて参加して、お母さんと一緒に手をつないでトゥルレギルを歩きながら、もっと明るくたくましくなったと聞きました。皆でイ・スルギ君に拍手を送りましょう。 また、ソウルトゥルレギルを先に歩いてみる「100人遠征隊」の平均年齢が、54歳だと聞きました。本日は皆様オレンジ色の帽子をかぶってあそこに集まっていらっしゃいます。トゥルレギルは良かったでしょうか? より健康になったと思いませんか? トゥルレギルを完走した皆様、ご自分に本当によくやったと労いの拍手を送りましょう。 私は、1千万のソウル市民がいつも元気で幸せな生活を営むことを夢見て、願っています。健康で幸せになるために、最も優先しなければならないのは何でしょうか? そうです、健康ですね。健康は、本当にいくら強調しても足りないのですが、私は私たちの体と心を癒して元気にしてくれる第一の場所として、「ソウルの山」ほどのものはないと思っています。そういう意味で、ソウルトゥルレギルは歩くだけでも健康になって幸せになる、一生無料ジム利用券だと言えます。皆様に一生思う存分楽しんでいただきたいと思います。 ソウルトゥルレギルは健康にも良く、ソウルの様々な自然、景色、歴史、文化を体験できる道でもあります。季節ごとにその趣と風景がそれぞれ異なり、多彩な美しさを味わうことができます。季節ごとに、いや月ごとに、週ごと見に来てください。 ソウル市は、市民の皆様にトゥルレギルをもっと訪れていただけるように、ウォーキングイベントや森林体験、森の解説、森林治癒など、様々なプログラムを準備してまいります。第1回ソウルトゥルレギル・ウォーキングフェスティバルにお越しくださった市民の皆様、ご参加してくださってありがとうございます。本日は思う存分楽しんでいただき、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
SMG 926