メインコンテンツに移動
  • ソウル市ニュースレター購読 刊行物
  • visiting seoul?
T T

[2014] 市長挨拶


ソウル市の債務、このぐらい減らしました

「債務7兆ウォン減縮」対市民 宣布式 日付 2014年12月29日 場所 ソウル市庁1階 ロビー債務現況板の前  こんにちは。ソウル市民の皆様。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。本日、私はこの場で3つの感動について申し上げようとしています。まず、この場を作ってくださった我が市の職員たちと傘下機関の家族に感謝申し上げます。皆様の労苦が全ての市民感動の出発点となりました。 私がまず申し上げたい感動は、「数字の感動」です。振り返って見れば、ソウルの市政というのは「数字との戦争」でもあります。したがって数字の感動が私にとっては最初に、最も大きく胸に響きます。 この場にお越しくださった皆様には誇りを持って公式的に申し上げます。2011年10月、19兆9千8百73億ウォンでほぼ20兆だったソウル市の債務は2014年現在、12兆7千3百95億ウォンです。合計約7兆2千億ウォンの債務を減縮し、毎日20億ウォン以上に支払わなければならなかった利子を約7億3千万ウォン減らしました。これを一年に換算すれば、なんと2千6百65億ウォンの利子を節減したことになります。 この金額は、ソウル市の新庁舎を毎年一軒ずつ立てられる金額に相当し、ハンガン(漢江)の橋を毎年一つずつ建設できる金額です。毎年59㎡(18坪)の賃貸住宅を1千3百25軒建設できる金額であり、「ソウルの森」を毎年一つずつ造成できる金額です。1年間8万1千5百86人の基礎生活受給者に給与を支払える金額であり、国公立保育園を毎年353か所設立できる金額です。考えて見れば、涙が出るほど貴重な市民の税金です。この数字の感動がさらに意味深いのは、「賃貸住宅8万号建設」を達成しながら一緒に実現したことにあります。 これら両方の仕事について、私を支持してくださった方々さえ「この仕事は不可能だ。」と述べながら、公共賃貸住宅8万号と債務減縮7兆ウォンの二つの計画を取り消しするかもしくはその目標を修正することを勧めました。私も全てを投げ出したいと思ったこともあり、実は私たち内部でも目標修正について真剣に頭を悩ませました。しかし、市の財政の危険はそれが直ちに市民の生活の危険であったため、私たちは諦めることができなかったです。ついに私たちは両方の仕事を成功させて一つ目の感動、数字の感動を実現しました。そしてこれは二つ目の感動、「人の感動」があったから可能でした。 これまで私たちは実に多大な努力を果たしてきました。どれほど激しかったでしょうか?毎週緊張感のある中、熱い討論が繰り広げられました。SH公社の債務減縮のために中長期的な債務減縮の計画を共に樹立し、市とSH公社が共に参加する「債務減縮T/F」を数え切れないほど開きました。数次にわたる「現場市長室」で債務減縮は必ず取り上げられました。ご存知のように、私が市長に就任した当時、ウンピョン(恩平)ニュータウンでは分譲されなかった家が4年間で615軒ありましたが、「現場市長室」を設けた9日間、それを完売できるアイディアを得ました。ムンジョン(文井)地区やマゴク(麻谷)地区にも「現場市長室」を設けました。マゴク(麻谷)事業団長には、「今からは携帯電話の電源を24時間切ってください」と、「購入したい人がいれば夜の12時でも電話を受けてください」と、このように申し上げました。企業家の皆様による要請事項を現場で直接聞いてその方々の要求に合わせた開発計画を持って改善いたしました。先行投資の費用を早期に回収するためにマーケティング戦略会議を数え切れないほど開きました。 それだけでしょうか?至るところに暗礁がありました。景気後退による市の税収欠損が4千億ウォン近く展望され、ここに無償保育の負担額まで増加されて去年12月の計画ではなかった2千億ウォンの地方債を発行しなければなりませんでした。またSH公社の大規模的な都市開発事業の過程で不動産の景気は低迷状態となりました。 SH公社の2012会計年度を決算した結果、5千億ウォン以上の欠損が発生し、危機状況の連続でした。その中で、2013年5月16日でしたね?今ご覧になっている「債務現況板」を私たちが設置しました。当時、何人かの方々は借金や債務を自慢する者がいるかと責めましたが、私にとっては自慢できるものでした。困難な状況の中でも「その借金を減らしていく私たち」が、「皆様」が私にとっては大きな自慢の種でした。私たちの過程は簡単ではありませんでしたが、私たちの努力が無駄にはならなかったです。皆様が見せてくださった「人の感動」、皆様が作ってくださった「数字の感動」に敬意を表します。深く感謝申し上げます。 SH公社、ソウルメトロ、ソウル都市鉄道公社、そしてマゴク(麻谷)事業担当官、都市整備課、ウンピョン(恩平)区庁都市計画課と財政担当官の皆様、本当にご苦労様でした。皆様に全ての光栄を捧げます。そして、その感動はソウル市民の大きな力になりました。 これから私たちは3つ目の感動、「明日の感動」を準備します。我が市の財政健全化の作業は持続的で緻密に続きます。私たちが作った「数字の感動」はソウル市政民選6期に市と傘下機関の債務を含む負債まで総合的に管理する「統合財政管理」を実現する原動力になります。これは政府の政策、地方公企業の負債減縮及び経営効率化の方案とその基調を共にすることでもあります。市と傘下機関の債務と負債を適切に維持及び管理しながら市民の安全と庶民の住居福祉等、必須の分野には積極的に投資するという新しい意味の両方の仕事を成功させることです。 両方の仕事をもう一度成功させましょうか?焦らず、欲張らずに、しっかりと一緒に行きます。私たちの家族の皆様には改めて深く感謝をし、尊敬申し上げます。そしてもう一度そのお名前をお呼びいたします。SH公社、ソウルメトロ、ソウル都市鉄道公社、そしてマゴク(麻谷)事業担当官、都市整備課、財政課、ウンピョン(恩平)区庁都市計画課、そして財政担当官の皆様、皆様はソウル市政の歴史に残りました。ソウル市民の力になりました。ありがとうございました。
SMG 2,344

韓半島の統一に備えて、 ユーラシア鉄道を結ぶ中心路線へ!

キョンイ(京義)線(ヨンサン<龍山>~ムンサン<文山>)全区間開通式 日付 2014年12月26日 | 場所 ソウルヨンサン駅 皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。本日、首都圏西北地域住民の交通の利便性と統一に備えた前進基地の役割を果たす、キョンイ(京義)線全区間(ヨンサン<龍山>~ムンサン<文山>)の開通式を、心よりお祝い申し上げます。同時に、これまでキョンイ線など首都圏の広域鉄道の拡充に向けて物心両面にわたってご援助くださったソ・スンファン国土部長官と、チン・ヨン国会議員をはじめとする地域国会議員、キョンギ(京畿)道のナム・ギョンピル知事にも感謝申し上げます。 キョンイ線は、ソウルと北朝鮮のシニジュ(新義州)を繋ぐ鉄道で、1906年に開通された非常に長い歴史を持つ鉄道です。南北分断後はソウルからムンサンまで単線で運行され、1999年に複線電鉄事業が着工されてから去る2009年と2012年の2回にわたって、段階別に開通されました。また、今回全区間が開通されることで通行時間が大きく短縮されるなど、交通が一層便利になりました。 特に、今回のキョンイ線開通でキョンイ線とチュンアン(中央)線間の直結運行が可能となり、ソウル都心から首都圏西北部と東南部まで、東西を貫通する架け橋の役割を果たすことで地域の交通問題が解消され、地域均衡発展にも大きく寄与すると思っております。同時に、キョンイ線が韓半島の統一を準備し、ユーラシア鉄道を繋ぐ大動脈の前進基地の役割を果たす、核心路線に発展することを願っております。 ソウル市は、去る2011年からキョンイ線の地上区間であるヨンサンとマポ(麻浦)を繋ぐ長さ6.3km、ヨイド(汝矣島)公園面積の半分に当たる10万余平方メートル(㎡)を緑地空間として造成し、市民に公開しました。キョンイ線複線化事業が推進されていなかったら、このような市民の憩いの場もできていなかったはずです。このような点で、本日のキョンイ線開通式は、ソウル市にとっても非常に意味深いと言えます。 現在、政府はテゴク(大谷)~ソサ(素砂)線と首都圏の広域急行鉄道GTX-A路線をキョンイ線と繋ぐ事業を推進しています。今後事業が完工されれば、首都圏西北部地域の慢性的な交通問題の解消はもちろん、ソウルと首都圏の都市空間構造にも大きな変化が生まれると思います。このような事業が速やかに展開できるよう、この場をお借りして政府と地域国会議員の皆様の積極的なご支援とご協調を、改めてお願い申し上げます。 ソウル市は、現在工事中の4、5号線の延長事業や、推進している8号線の延長、シンブンダン(新盆唐)線、シンアンサン(新安山)線など、首都圏広域鉄道事業がソウル市と首都圏との共存共栄や発展、交通の利便性の増進のために非常に重要な事業であるだけに、政府やキョンギ道とともに積極的に協力していきたいと思います。改めてキョンイ線の開通式を心よりお祝い申し上げるとともに、多くの市民から愛される鉄道として発展されることをお祈りします。ありがとうございました。
SMG 917

中央−地域が相生発展する幸せな大韓民国のために

2014年今年の地方自治CEO賞 受賞所感 日付 2014年12月23日 場所 空軍会館2階 サファイアホール こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。まず、2014年「今年の地方自治CEO」として選定してくださったパク・ウソ社団法人韓国公共自治研究院理事長、イ・ジェスン地域政策研究フォーラム会長、そして会員の皆様に深く感謝申し上げます。同時に、一緒に受賞の光栄を手にした団体長の皆様にもお祝い申し上げます。 地方自治が復活した1991年以降、20年の間我が国の地方行政は飛躍的に発展してきました。たとえ「2割自治」という話もありますが、自治権が制限された状況の中でもソウルをはじめ、全国の全ての地方自治体は生活密着型の行政サービスを通じて住民の満足度を高めてきました。また各地域の特性をうまく反映した現場中心的な政策で地域の発展にも大きく寄与してきました。 今年の地方自治CEOは各自治体の企画・総務課長の皆様の投票で選定されたと知っています。 「患者安心病院」、「深夜専用バス」、「原発1基削減」等、ソウル市の政策について良い評価を下したようです。誠にありがとうございます。他の自治体も立派で良い政策で今日私と一緒にこの賞を受賞されました。テジョン(大田)広域市中区の「路地再生事業」等、旧市街活性化事業、忠清南道ソサン(瑞山)市の雇用・福祉プラスセンター開所(福祉機能が加わった全国初めての拡張型モデル)、慶尚南道ハプチョン(陜川)の「幸福ハプチョングリーン希望の町作り事業(地域の特性を活用した特色のある町の育成及び地域住民が参加する町単位の企業育成)」等、生活密着型の政策が住民から大きな好評を得ています。私はこのような優秀な政策を共に学んで、共有できる機会が必ず必要だと思っております。 私が市長に就任する前、市民団体で働いていた時に「牧民官クラブ」を創立しました。「牧民官クラブ」は全国の基礎自治団体長で構成された協議体で、各地域の革新的な政策を共有し、新しい対案を提示して互いに学習できる機会を提供したことで非常に良い反応を得ました。韓国公共自治研究院や地域政策研究フォーラムも「牧民官クラブ」と同じような性格の集まりだと知っています。全国の自治体公務員たちが集まり、中央部処の政策当局者と専門家を招請して地域の発展に関する政策懸案を論議し、各自治体の優秀事例等を共有することは自治体公務員の専門性と政策力量を育てる契機となると思っております。 何よりもこの全ての努力は我が社会を一層幸せにして良い社会へ導き、中央と地域が共に相生発展するという共に豊かで幸せな大韓民国を作る道だと思っております。 地方自治の発展のために絶え間なく努力し続けている皆様の労苦に深い感謝と激励申し上げます。これからも地域政策研究フォーラムの活発な活動を期待します。本日この場を作ってくださった韓国公共自治研究院に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
SMG 2,213

未来志向的な同伴者関係のための韓中日協力の場

韓中日知性クラブ座談会 開会辞 日付 2014年12月22日 場所 ソウルグローバルセンター国際会議場 こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。「韓中日知性クラブ座談会」に参加してくださった皆様に歓迎と感謝申し上げます。   特に、座談会に参席するために遠く中国からソウルを訪問してくださったリウ・ドビン吉林大学公共外交学院長、リウ・ジアンヨン清華大学国際関係学院副院長、日本からいらしゃった木宮正史東京大学現代韓国学研究センター長、磯崎典世学習院大学教授、そしてイ・ウォンドク国民大学日本研究所長と座談会のために努めてくださったイ・ヒオク成均中国研究所長に深く感謝申し上げます。 本日、「ソウル—北京—東京の未来志向的な同伴者関係の構築」というテーマで韓中日3カ国の専門家たちが集まって論議するようになったことを非常に意味深いと思っております。 韓中日3か国の人口を合わせれば、世界人口の約4分の1(15億3千万人)を占めます。GDP規模から言えば、世界の5分の1で、NAFTA、EUに続いて世界3番目の経済規模を誇ります。これは東アジア全体として90%を占める規模で、外貨準備高は世界の半分に至ります。3か国間の交流と協力が活発に行われば、東北アジア地域は実に世界を導いていく核心軸になります。 今回の座談会で韓中日3か国の首都であるソウル—北京—東京が共に直面した都市問題に対する効果的な解法を探し、3つの都市間の都市外交を基盤としてアジア都市協議体の構築を通じて東北アジアの共存と繁栄に寄与する革新的な方案が出ることを期待します。 ソウルと北京は1993年に姉妹都市関係を結んだ以来、様々な交流・協力を展開しています。特に、2013年には両都市の共同関心事である経済、文化、教育、環境分野の協議体を構成し、本格的に実質的な交流・協力体制を構築しました。また東京とは1988年に姉妹都市関係を結んでから長い間友好交流を進行しています。今年7月には東京都知事のソウル訪問を契機にソウル−東京間にも都市安全、環境、福祉、文化、観光等の分野で実質的な交流・協力が行われています。 ソウル−北京間、ソウル−東京間と二つに分かれていた交流の窓口をソウル−北京−東京という一つの交流の窓口とし、同伴者関係を構築して共に協力して行けば、3つの都市が抱えている様々な問題について一層効率的で合理的な解法を見つけることができると思っております。これがまた東アジア全体の成長と発展に寄与する契機となることを期待します。 その第一歩である本日の座談会で深度のある発表と討論を通じて最近私たちが共に直面している課題である「大気質の汚染」、「高齢化」、「観光」分野等での共通解決方案と、ソウル−北京−東京の未来志向的な同伴者関係の構築のための実質的な交流・協力方案が論議されることを願っております。 ソウル市は本日論議される全ての発表内容と提案について綿密に検討して都市外交の政策を樹立するに当たって積極的に反映する計画です。本日の討論で良い成果と結果が得られることを期待します。良い発表をしてくださる講演者の皆様をはじめ、お越しくださったご来賓の皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
SMG 2,090

ソウルの「歩道」が変わります。

「歩道10戒」発表の記者説明会 日付 2014年 12月15日 | 場所 ソウル市庁ブリフィングルーム 本日、早朝から金融産業諮問団会議が開かれました。外資系金融機関で働く方々から、金融産業におけるソウル市の国際競争力について、批判的な意見が多く出されました。その一方で、口を揃えておっしゃる話が、ソウルは外国人が暮らしやすく、訪問しやすい都市になったということでした。ずいぶん改善されたということですね。ところが、私はそう思いません。 まだまだ道のりは遠いです。市長がそこまで細かく介入するのか、と言う人もいるかもしれませんが、私は見過ごすことができません。歩道ブロック、歩道、車道などが、都市の最も基本になると思います。基本インフラですね。インフラ中のインフラです。そこで本日、私はこの場に立ちました。ソウル市はすでに「歩道ブロック十戒」を発表しています。それこそ歩道60年の慣行を打破するために、2012年4月に発表しました。あれから2年8ヶ月が過ぎました。ソウル市の歩道ブロックは、確実に変わっています! 皆様も同意しますよね。 多分感じていらっしゃると思います。歩道ブロック工事の「実名制」、歩行安全ヘルパー、歩道ブロック工事のクロージング11など、これらの多様で具体的な措置が行われ、多くの成果が出始めています。これからも歩道ブロック工事の職人を育成し、品質管理システムを高めて、精度の高い歩道ブロック工事が定着されるように、最善を尽くしてまいります。 歩道ブロック工事についての市民の満足度を調べたところ、2013年60%から2014年10月には78%までに上昇しました。ならば、ソウル市民の歩行権は完全に保証されているのでしょうか。そこで、ソウルの歩道ブロック環境実態についても調べてみました。数多くの歩道ブロック施設物や分散された管理システム……。ソウル市には110万個のありとあらゆる施設があります。スマートフォン時代なのにまだ残っている公衆電話、複雑な照明柱や信号柱、歩行者の通行を妨げる換気孔、車椅子やベビーカーが乗り越えにくい高い段差、狭い歩道の分電盤、歩道に置かれた不法残置物などがそれです。特に、歩行者の安全を最も脅かす、歩道上の不法駐停車やバイクの不法走行問題は、早急に改善すべき最重要課題だと思います。歩道上を車やバイクが走るなんて、いったいどういうことなのでしょうか。 歩道は人が通る道です。私たちは様々な問題について、その原因と対策を考えてみました。第一に、歩道施設物の管理システムとマニュアルの不在です。海外都市のように横型設計マニュアルを作成し、道路管理部署の総括機能を強化しなければなりません。第二に、歩道上の不法行為に対する実効性のない取り締まりです。取り締まりを強化しながら別途の対策を用意して、自主的な整備を誘導しなければならないのですが、それができませんでした。第三に、これまで歩道環境管理への市民や専門家による参加が充分ではありませんでした。市民参加、官民ガバナンスの実現で、多くの市民と専門家の意見を聞き取りしながら、情報を共有する必要があります。ソウル市民に歩行権を返すために、「歩道10戒」をまとめました。もう歩道ブロックのレベルを超え、歩道全体に対する10戒を、私たちがご用意しました。
SMG 1,189

市民の安全をともに守る 番人になりましょう。

第8回治安協議会定例会議 日付 2014年 12月 12日 | 場所 ソウル市庁企画状況室 こんにちは。皆様、お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市治安協議会委員長パク・ウォンスンと申します。御多忙中お時間をさいてくださった、ソウル市議会パク・レハク議長をはじめ、学界・宗教界・経済界・市民団体等の代表の方々に、感謝の気持ちを伝えさせていただきます。特に去る9月1日新たに赴任した、ク・ウンスソウル地方警察庁長、おめでとうございます。遅ればせながら、皆様大きな拍手をお願いします! 治安協議会は毎年3~5月頃に定例会を開会します。今年は上半期に6・4地方選挙、下半期には国政監査などで、今やっと開くようになりましたことをご了承ください。治安協議会は機関間協約によって運営されてきましたが、今年3月に「ソウル特別市の治安協議会設置や運営に関する条例」が正式に制定されることにより、法的根拠を持つようになりました。本日はその条例に基づいた最初の会議ということに意味があります。 これまで治安協議会は、基礎秩序の確立と先進的な交通文化の定着、周辺の生活環境への不法・無秩序に厳しく対処していくことなどを、主要議題として取り上げてきました。また、2010年G20首脳会議、2012年核安保首脳会議の成功的開催に向けた協力案についても、議論して実践してきました。本日会議では性暴力、民生侵害、児童保護、校内暴力などの社会安全について各関係機関と認識をともにし、相互協力する事案を議論することになります。実際、このような問題が叫ばれるようになって久しいですが、市民の安全に対する要求と期待水準はますます高まっているのに比べ、予測が困難な各種の危険や日増しに知能化・凶暴化しつつある犯罪にさらされているため、継続的に議論されなければならない重要な事案です。 「疑いが確信より安全」という言葉があります。何よりも大切なのは、事態になる前にあらゆる予防措置をとることです。各種の「無秩序な行為」に対する取締りや犯罪予防措置を、国家機関だけに任せて依存するのは一定の限界があります。そこでソウル市は、市民の安全を守る「安全ソウル」に向けて、治安協議会の委員様たちと積極的に協力し、社会安全網の構築に最善の努力を傾けています。性暴力のない「安心特別市」を目指して、都市全体に犯罪予防環境設計(CPTED)の適用を拡大し、女性一人世帯に向けた脆弱地域での防犯設備の設置、女性安心帰宅スカウト、深夜専用バスの運営、学校保安官事業などの政策を推進して市民から非常に高いご関心を得ております。 これらの政策は、ソウル市だけの努力では難しかったでしょう。ソウル地方警察庁で積極的に手伝ってくださったおかげです。この場を借りてク・ウンスソウル地方警察庁長に御礼申し上げます。本日の会議でも各機関が相互に壁を崩し、協力して、社会安全網の構築と法秩序の確立、犯罪予防のための多様な意見交換と協議を通じて、「安全な都市ソウル」を作っていくことを希望します。 本日、関係各位の多くの委員様が一堂に会し、参加者と意見を交わすことで、お互いにとってより有意義な時間を持つことができました。市民の皆様が安心して生活できる「安全な都市ソウル」は、我々がともに参加してともに努力すると、もっと効果的に実現できると思います。これからソウル特別市の治安協議会の役割が、より重要になってくるしょう。 法秩序の確立という大原則を持って、関係機関との協力事項について相互に最善の努力を尽くし、それを実践するために市民とのコンセンサスを形成したコミュニケーションをとることも、私たちが気を使わなければならないところです。今年も残り少なくなってまいりましたが、一年よく仕上げて、来年はますますのご発展を心よりお祈りします。前もって新年のご挨拶を申し上げます。明けましておめでとうございます。ありがとうございました。
SMG 1,209

愛される市民の足、 世界一の地下鉄運営機関を目指して!

「ソウル市地下鉄の両公社統合宣言」記者説明会 日付 2014年 12月10日 | 場所 ソウル市庁ブリフィングルーム ソウル市の革新方策である「ともに革新」第1弾は「青紗灯籠」で、「清廉性をもってロングランします」という信念と、その実践方策を提示いたしました。第2弾は「甲の脱皮」で、「色々な甲乙関係を清算して革新します」ということをお約束いたしました。そして第3弾の「市民の親友」には、「投資・出捐機関が市とともに革新し、市民の親友として生まれ変わります」という覚悟が込められています。第4弾である「人事亨通」は、「人事がうまく行けば、市民の全てがうまく行きます」という私たちの願いと意志を込めた、人事革新の方策でした。 先月ここで、ソウル市の傘下機関、投資・出捐機関に対する革新案の発表で話したように、生活の中のサービスを提供する各機関の変化があってこそ、日常も変わることができる、市民の暮らしも改善できる、という確信からこの方策が準備されました。本日発表する「ともに革新」第5弾は、ソウル地下鉄の革新、名付けて「ともにした道」です。この40年間、市民とともに走ってきた道―これからは市民のために、ソウル市地下鉄の運営機関である「ソウルメトロ」と「ソウル特別市都市鉄道公社」が、一本道を歩んでいくという意味が込められています。 皆様、鳶(トビ)にまつわる寓話をご存知でしょうか。革新を話そうとするときによくたとえられる寓話ですが、鳶は約40歳になると自らクチバシを折り、爪を剥がし、羽を抜いてしまうそうです。この苦痛を乗り越えた鳶は、丈夫な新しいクチバシと羽が生えてきて、70歳まで生きると言われます。ソウル市の地下鉄も今年で40年を迎えました。鳶が新しく生まれ変わるように、ソウル市地下鉄も「ともに革新、ともにした道」のもとで、一新していきたいと思います。毎日680万人の市民が、ソウル地下鉄1~8号線の270の乗機を利用しています。365日3,571本の電車が、300kmに至る線路を1日も休まずに走り続けています。 ところでこの地下鉄は別々に運営されていて、1~4号線は「ソウルメトロ」が、5~8号線は「都市鉄道公社」が運営中です。このように各自の道を走ってきたため、その財政状況もかなり厳しいです。負債は4兆ウォンにまで膨らみ、無賃輸送は年々増加傾向にあります。同じ装備を別々に購入することによって、不要な支出も増えます。地下鉄運営機関の財政状況が厳しくなれば、もう安全・便利なサービスを提供することができなくなってきます。何より市民の安全のために、どのような形であれ変化が急がれています。 安全は地下鉄の宿命ですが、古い施設を適時に変えて整備しなければ、事故は避けられません。時間が経過すればするほど、その規模はさらに増えてきます。約40年以上の古い施設を変えようとすると、計画された予算だけ計2兆ウォンを超えます。今年ソウルメトロ2号線のサンワンシムニ駅で発生した列車衝突事故のように、地下鉄事故の再発防止のためには、安全への投資は必須です。 市民は地下鉄に不安だけでなく、不便を感じています。スユ駅で7号線に乗り換えしようとしたある市民は、4号線の電車が遅れたせいで終電を逃したそうです。列車ダイヤが統合管理できていないため、乗り換え時間を調節しにくいのです。乗り換え通路の改善も容易ではありません。今は運営機関がそれぞれ自社の乗り換え駅だけを管理していて、お身体の不自由な方々は、さらに苦しい思いをさせられています。このように長年にわたって続いてきた課題がたくさんあります。ソウル市の地下鉄は、今こそ革新が必要です。 10年前、ソウルの道路の上に大きな変化がありました。中央バス専用車路とバスの運行管理システム、新しい路線体系が作られ、とてもバスに乗りやすくなりました。準公営制が導入され、首都圏の統合乗り換えができるようになり、バス会社運営の効率もかなり高くなりました。ところで、公共交通を利用する市民の半分以上は、地下鉄を利用しています。今度は次の10年に向けて、地下鉄が変化を成し遂げる番です。 本日の地下鉄の統合革新を宣言するまで、多くの悩みがありました。去る7月から経営コンサルティング、会計、労働、交通分野の専門家らとT/Fチームを構成し、これまで数回に渡って議論をしてきました。特に、労使関係者たちの声に耳を傾けました。レーバーユニオンの全面的な同意なしに、この統合事業は絶対に進められることができませんでした。これまで各界の意見を十分に受け入れ、第一に、経営革新を通じてグローバル競争力を強化し、第二に、労使がともに参加する、参加型の労使関係モデルを確立すること。第三に、より安全な地下鉄の環境を作り、第四に、利用者の利便性を高めることと決めました。 内では愛される市民の足、外では世界一の地下鉄運営機関になってまいります。「ともにした道」というソウル市地下鉄の統合革新案には、過去のものとは確実に違う基準と原則があります。今回の革新は、人為的な人員削減やリストラといった従来の統合方式ではありません。私たちはそのようなやり方はとりません。組織の業務革新を通じて、未来志向の組織を作ります。過去のように一方通行しないで、信頼を基に透明かつ合理的に進めていきます。市の運営機関と労使がともに参加する、開かれた組織を作ります。 数えきれないほどの悩みの日々がありました。多くの人が各々話しました。しかし、今や皆が同じことを言っています。ソウル市の地下鉄は変わらなければならないと…。そしてとうとうこの席で、これまで誰も踏み切ることができなかった両公社の統合推進を、皆様の前で宣言いたします。 統合は短期的に香港の事例を参照する計画です。MTRとKCRは、政府主導で統合されましたが、ソウル市地下鉄の両公社が抱えている、収益増大・コスト削減の問題を一気に解決しました。売り上げの向上は料金の低減につながり、地下鉄の公共性はもっと高くなりました。さらに驚いたのは、商店賃貸のような乗客輸送でない部分で、売上のシナジー効果が大きくなったという点です。これからの統合革新を通じて、我々も十分に成功させることができると信じます。 長期的には、首都圏の地下鉄、軽電鉄、バスなど、あらゆる手段を統合し、ソウル・インチョン(仁川)・キョンギ(京畿)の500万人の住民に、統合された公共交通サービスを提供する運営主体になってまいります。フランスのパリ交通公社は、公共交通機関のバス管理も一元化し、都市環境の社会的変化にも、いつも柔軟に対応していると聞きました。ソウル市地下鉄の統合革新が行われれば、ニューヨークのMTAや香港のMTRなど、世界的な都市鉄道運営機関と規模や技術の側面で劣らない、グローバル競争力の強化が期待できます。そのために、ソウル市はまず人員再編に乗り出します。経営支援や企画など、重複する業務を統合し、人手不足で困難を抱えていた安全やサービス分野に、増員しなくても効率的に職員を配置できるものと見られます。また、電車や線路整備に必要な大型装備も共同購入が可能になり、コスト削減効果が期待できます。 ちなみに、変動があるかもしれませんが、グローバルコンサルティング会社であるマッキンゼー社は、約500億ウォンぐらいの削減効果があると予想しました。「ソウルメトロ」は、韓国内で最も歴史の長い地下鉄運営機関であり、「都市鉄道公社」は総延長162kmという国内最大規模の運営機関です。両公社の技術とノウハウが集約されたシナジー効果は、言うまでもなく抜群なものになるでしょう。両公社が統合されれば、ソウル市の地下鉄は総延長300kmになります。それはパリや香港のよりも長く、一日平均の利用客数も680万人と、東京やニューヨークの水準を超え、グローバルNo.1の地下鉄として生まれ変わります。 また、今私たちの主力事業の一つである、海外都市の鉄道運営事業に参画する機会も増えると思います。公共交通機関の複合乗換ターミナルの建設や駅周辺開発など、社会的投資の機会も増えるでしょう。積極的な新事業開発を通じて、運送収益と付帯収益事業を基に、「自立型公営企業」の役割モデルになってまいります。 ソウル市地下鉄は、これまで何度も労使紛争を経験したのですが、今回の統合の革新を通じて葛藤のない、労使がともに成長する新たな労使関係モデルを構築しようとしています。参加型の労使関係が広がれば、お互いに信じて透明な経営を実現し、労使間のトラブルを防ぐことができます。 現場と経営陣の距離が縮まり、充実した現状分析で投資の優先順位を決定できると見られます。 そこで、韓国では初めて「労働理事制」と「経営協議会」を導入する計画です。「労働理事制」は、労働組合側から理事を推薦し、企業の理事会に派遣する制度であり、「経営協議会」は経営に関する主な事案を、労働組合と協議・決定する制度です。労働者を対象に経営に参加する機会を提供することで、労働者の責任と権利を同時に保障し、経営の透明性と相互信頼を高める装置と言えます。ドイツのフォルクスワーゲンとヴォルフスブルク市は、この「経営協議会」と「労働理事制」を通じて2000年代半ば、経営危機を突破して約10年間一回のストライキもなく、グローバル企業に成長しました。米国、フランス、ドイツやスウェーデンなど、海外の先進国ではすでに参加型労使関係を導入し、目に見える成果を上げています。今こそこのような労使関係の革新、新しいモデルの導入を通じて新しい地平を開く時です。ヨーロッパに超一流企業が多い理由は、まさにこうした労使関係にあるのではないでしょうか。参加型労使関係は公社だけではなく、一般企業にも模範になって、国内の労使文化を一歩前進させるきっかけになると思います。 次に、安全とサービス分野が大幅に改善されます。去る5月、ソウルメトロ2号線のサンワンシムニ駅で発生した列車衝突事故の要因として、管制システムの問題が指摘されましたが、今は両公社が管制システムを別々に運営しています。それが統合されれば管制センターも一元化され、緊急事態が発生してもより迅速に、一括的かつ体系的な対応をとることができます。 また、老朽施設の総合的な管理が期待できます。必ず欠かせない施設を対象に優先順位を付けて投資できるようになり、効率的な維持・補修が可能となります。さらに、両公社が別々に保有している技術を共有することにより、安全性も画期的に高めることができます。実際に「都市鉄道公社」は、電車に高性能カメラを搭載して軌道や構造物を映像で撮影し、異常区間を確認する「トンネルモニタリングシステム」を保有していますが、このような技術が統合管理されれば、安全分野において世界一のインフラが整えられると確信します。 市民が体感するサービスの質も改善されます。1~4号線から5~8号線に乗り換えする時、これまでは市民たちが長い間待たなければなりませんでした。今後は1~8号線全体らに対する乗換距離や最終電時刻などを考慮した、総合的なダイヤ編成が可能になります。また、地下鉄の各線が段階的に建設され、これからは乗換駅全体の動線の再整備も、総合的に行うことができます。 地下鉄駅からも列車内の市民をもっとたくさんお手伝いできる構造が作られます。組織再構造化で発生した人員は、再教育後市民の近くで良質のサービスを提供できるよう、安全・サービス関連部署に優先的に再配置する計画です。従来のように人為的な構造調整を行わず、中長期的な効率化が可能となります。 統合後の新たなソウル市地下鉄の姿、皆様、どのように描かれますか。統合革新が行われれば、第一に、新たな経営システムと運営システムで、地下鉄システムが一段階進化することになります。第二に、不動産および駅周辺開発を通じて、積極的な収益モデルが作られます。第三に、海外都市の鉄道運営事業に進出できる力量が強化されます。第四に、恒常的な経営赤字に陥っている公営企業が、自立型の収益均衡を保つ、堅固な企業に生まれ変わります。第五に、民主的かつ無対立の「良い労使関係のグローバルNo.1公営企業」として様変わりする過程で、大きな役割を果たすものと期待されます。 これから統合事業は、市議会・市民団体・各界の専門家が参加する、「革新推進委員会」を軸に進められます。労使政協議会を別に設け、労働組合の意見を十分に受け入れ、段階別にコンセンサスを形成しながら推進する予定です。来年6月頃には具体的な実行計画を作成し、年末まで法的な制度を整備します。そして2016年末の完了をめどに、統合に向けた段階を着実に進めていきます。さらに今回の統合事業を、改革を控えているソウル市16社の投資・出捐機関にとってイノベーションの基準になるよう、成功的に推進してまいります。 一人では目の前を見て突き進むことだけでも精一杯です。ともに歩けば遠くまで見られ、より良い道を見つけることができます。今やっと統合宣言をしただけです。本日、その新しいスタートを切りました。労働組合も、経営陣も、ソウル市も、一丸となって「グローバルNo.1のソウル地下鉄」を作り、市民の安全とサービスにおいてもナンバーワンになるよう、しっかり走ってまいります。
SMG 1,251

ともに幸せな社会へ進む 統合の道

国民大統合委員会地域疎通懇談会 日付 2014年12月9日 | 場所 ソウル市庁大会議室 皆様、こんにちは。お会いできて嬉しいです。ソウル特別市長のパク・ウォンスンと申します。ハン・グァンオク委員長をはじめ、国民大統合委員会委員長、そして各界の団体代表ならび名誉副市長、「統合」を通じたソウル市と大韓民国の発展のために貴重なご助言をくださろうと、ご多忙中にもかかわらずお集まりいただきまして、ありがとうございます。 国民統合委員会が重点を置いている「疎通の強化を通じた国民統合」は、私が追求する市政哲学とも相通じるものがあり、本日のこの席が一層意味深く感じられます。現在国民大統合委員会は、チュンナム(忠南)を手始めに12の市と道および15ヵ所の現場を訪問して、様々な地域懸案問題に対する住民の意見をヒアリングし、意見を収集されているとお聞きしましたが、疎通はまさにこのような現場から始まるものだと思います。 先日、ウルチン(蔚珍)郡シンワ(新花)1里の住民らは、30年もの間ハヌル、シンハヌル原発及び送変電設備に囲まれていて、生存権を大きく脅かされていると感じるほど苦痛を受けていましたが、国民大統合委員会のほうで積極的に仲裁に入り、政府や韓国電力公社、韓国水力原子力、ウルチン(蔚珍)郡と住民間の葛藤を解決したとお聞きしました。これは大きな成果だと思います。私は調和と共存、寛容と統合の力こそ、ともに幸せな暮らしができる共同体と持続可能な社会を実現する力だと思います。 塩野七生の『ローマ人の物語』では、ローマが千年の大国を建設できたのは、まさに「寛容と統合」の精神があったからだと書かれています。ローマは、占領地の部族に彼らの宗教を認める寛容さと、ローマ市民権を与える統合を通じて、彼らに誇りを持たせました。ローマが最も隆盛を極めたときは、まさに寛容と統合の政策が最も重視されていたときでした。一方、ローマが滅亡への道を下り始めたときは、迫害と差別、享楽が蔓延していたときでした。統合すれば隆盛し、分裂すれば衰退するということを、世界の歴史が証明しています。 ソウル市も、統合のソウル、一千万人の市民全員がともに協力するソウルづくりのために努力していますが、市民との疎通を図ることで葛藤を減らし、「協力政治」を通じて一千万人の市民が「ともに夢を抱き、ともにつくり、ともに享受するソウル」をつくるために、全力を傾けて取り組んでいます。 「聴策」、「熟議」、「市民発言台」、「名誉副市長」、「一日市長」、「現場市長室」、「応答所」、「mVoting(モバイル投票アプリ)」、「参加予算制」、「政策博覧会」など、市民との疎通と市民参加制度を革新し、拡大運営することで、日常生活の細やかな部分まで市民の意見を聞き、政策に取り入れています。 また、「市民が市長である」という原則の下、利害関係が複雑に絡み合っている政策はもちろん、市民の生活と直結する日常まで、ソウル市が解決すべき諸懸案を市民とともに解決しております。 しかし、一方では一千万人の市民が暮らすソウル市であるからこそ、当事者間の利害関係が厳しく対立する懸案が多く、これを調整し解決することが困難だというのも事実であります。そこで、今後ソウル市は、市民と企業、第三セクターなど、全ての社会構成員との疎通を図り、ともに協力し、ともに共有する「ともにソウル」の市政運営を展開してまいります。 国民大統合委員会のほうから、色んな現場で培われた貴重な経験とノウハウを基にした、市政運営に関するご助言をいただくことができれば、ともに住むソウル、より大きなソウルをつくっていく上で大変力になると思います。今後とも一層のご指導とお力添えをいただきますよう、お願い申し上げますとともに、ソウル市も「協力政治と革新」の下、国民統合の実現のために先頭に立って取り組んでまいります。ありがとうございました。
SMG 1,319

生活ゴミ埋め立てゼロ宣言、 首都圏における共生のきっかけを設けてまいります。

「生活ゴミ埋め立て推進計画」発表記者説明会 日付 2014年12月4日 | 場所 ソウル市庁ブリーフィングルーム 私は本日、首都圏の埋立地について申し上げたくてこの場に来ました。まずはインチョン(仁川)市民の皆様に、今までの謝罪と感謝の言葉を申し上げたいと思います。インチョン市民の皆様がなんと20年以上、悪臭や埃のような環境汚染、道路の破損、交通渋滞などの苦痛に耐えてこられたことは、よく存じております。首都圏の埋立地によって耐えなければならない苦痛が、とても大きかったです。本当に申し訳ございません。そしてありがとうございます。ソウル市と市民の皆様も、私と同じ気持ちだろうと思います。 したがって、ソウル市はゴミ従量制の施行、飲食物リサイクルの拡大、資源回収施設の建設などの努力を行っており、92年以降は埋立地の搬入量の94%ほどを減らしてきました。現在、首都圏の埋立地は2,500万人の首都圏の住民の必須生活基盤施設であり、これを代替できる施設を探すことが大変難しい状況です。 そして昨日、ユ・ジョンボクインチョン市長はこの状況を打開するため、埋立地に対する市の立場を明らかにしました。ソウル市は、これを注意深く傾聴させていただきました。今後ソウル市は、インチョン市長による所有権移譲及び周辺地域に対する実質的な支援政策の推進について、開かれた心で積極的に協力してまいります。また、積極的に協議いたします。インチョン市長から、ソウル市長・インチョン市長・キョンギ(京畿)道知事・環境部長官で構成された4者協議体を提案して頂きましたが、これも歓迎いたします。ソウル市はこれに積極的に参加し、協力していくつもりです。 ただし、首都圏の埋立地問題は、早急に解決しなければならない喫緊の課題であることを、インチョン市と市民の皆様に切に訴えます。どんなに難しくて激しい葛藤があっても、互いに心を開き、ともに膝を交えて知恵を絞れば、解決できると信じています。 少し前にソウル市がお約束しましたが、この約束はインチョン市、インチョン市民の皆様との約束です。私は、その約束を守ります。また、もう一つお約束いたします。ソウル市は、1千万人のソウル市民と一緒に大変な努力を通じて、2016年までにゴミの発生量を20%減らし、2017年までに生活ゴミの埋め立てゼロを実現してまいります。 また、埋立地周辺に森林を造成し、輸送車両は完全に密閉して輸送路線を変えるなど、埋立地に対する環境にやさしい管理をより積極的に行ってまいります。今までインチョン市民たちが苦痛を強いられてきた埃、悪臭、このすべてを最小化する措置を積極的に行います。 ソウル市は、インチョン市とインチョン市民、そして環境部、キョンギ道とともに解決案を探してまいります。すべての対話と協議に積極的に参加いたします。ソウル市はこの過程において、何よりもともに共存共栄できる方案を検討します。インチョン市とインチョン市民の立場に立って考えます。ありがとうございました。
SMG 1,231

市民のみんなが文化を享受できる 「文化特別市」をつくります。

第63回ソウル特別市文化賞授賞式 日付 2014年12月4日 | 場所 ソウル市庁多目的ホール 皆様、こんにちは。お会いできて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。ソウル市の文化発展に寄与した功労が認められ、第63回ソウル特別市文化賞を受賞された皆様に心よりお祝い申し上げるとともに、感謝申し上げます。授賞式にお越しくださった市民の皆様にも、心より感謝と歓迎を申し上げます。 今年で63回目を迎えるソウル特別市文化賞は、ソウルを品格のある文化芸術都市にしていきたいという希望から制定(1948年)された賞です。これまでソウルの文化芸術の発展に努め、素晴らしい功績を残した受賞者は、631人に達します。名実ともに伝統と権威を誇る栄誉ある賞で、「ソウル文化の生きた歴史」とも言えます。 本日受賞する方々を紹介させていただきます。韓国で初めて視覚障害者の方々で構成された管絃盲人伝統芸術団の監督として活動し、国楽の裾野拡大に努めていらっしゃるビョン・ジョンヒョク芸術監督、「パスクン」や「楽しいポッキ」など活発な作品活動で、韓国演劇の発展に大きく貢献したイ・カンペク劇作家、EBS「スペース共感」や「ハロールーキー」の番組制作を通じて「グッカステン」や「チャン・ギハと顔たち」など実力ある新人を発掘し、様々な音楽ジャンルの活性化に寄与したミン・ジョンホン、イ・へジンプロデューサーがいらっしゃいます。受賞した方々の業績を全部は紹介できませんが、皆様それぞれ各自の分野で立派に活躍しながら、我が社会の文化の多様性と裾野拡大に大きく寄与されています。皆様をはじめ、文化芸術分野で活躍されている方々のおかげで、ソウルの文化能力は日々大きくなっています。 私は、文化こそ私たちの生活を豊かにし、人生に生きる価値をもたらす人類最高の発明品であると思っております。だからこそ、ソウル市はこの時代、特にこの厳しい時代を生きている市民たちのために、生活の質を高める文化を一層拡大し、支援していくつもりです。そうすることでソウル市を「文化特別市」にしていく計画ですが、是非皆様がその主人公になってください。ソウル市も生活が文化となり、市民の皆様がともに享受する文化特別市を実現するために、一層努力していきます。改めてお祝いと感謝を申し上げます。ありがとうございました。
SMG 1,437

人事がうまく行けば、市民の全てがうまく行きます。

「人事革新方案」発表 記者説明会 日付 2014年12月2日 場所 ソウル市庁ブリフィングルーム 尊敬する記者の皆様、市民の皆様!市民・ソウル・100年のために「共に革新」第4弾「人事亨通」を始めます。「共に革新」第1弾の「靑紗燈籠」は、「ソウル市は清廉を愛する初心でロングランします」という信念と実践方案を、「共に革新」第2弾の「甲の脱ぎ」は、ソウル市の様々な甲乙関係を清算して革新するとの約束をいたしました。「共に革新」第3弾の「市民の親友」は、ソウル市の様々な革新と共にソウル市の投資出捐機関が共に革新して市民の親友として生まれ変わるという信念と覚悟を込めています。 そして本日、「人事がうまく行けば、市民の全てがうまく行きます」という信念で、「共に革新」第4弾の「人事亨通」の人事革新の方案を申し上げようとします。全ての革新がそうであるように、人事革新の始まりはなぜ、今私たちに人事革新が必要なのかに対する悩みから始まりました。 何よりもソウル市は今後6年間、人力構造の大変化が予想されます。ソウル市の公務員約31%に当たるベビーブーマー世代が2020年まで市・区を合わせて全体的には約1万人が退職するようです。したがって人力需給の戦略樹立が何より重要な時点です。 また、ソウルは急速に多文化社会へと変化しています。ソウルはすでに都市の機能と市民の活動分野に対する評価で世界都市国際競争力6位に上がりました。持続可能な成長のための都市競争力の確保という側面からも人材確保のための人事革新は必ず実現しなければなりません。 安全に対する市民の不安を解消して様々な行政需要に積極的に対応するための公務員の専門性強化にもソウル市の先導的な役割が必要です。しかし、業務を熟知すれば他の業務に移動するという転補慣行で公務員の専門性確保はまだ十分ではありません。当然ながらソウル市民たちの行政サービス満足度も大きな変化がありません。我がソウル市家族の内部からも変化への要求が大きいです。生活の質や水平的関係の追求等、構成員個人の価値観にも大きな変化がありました。しかし、最近のアンケート調査によると、組織文化では相変わらず改善の必要な権威的文化が存在することが分かりました。 それで、今私たちは人事革新のための第一歩を踏み出します。革新のゴールデンアワーを見逃しません。何よりもグローバル競争力を整えた人材を発掘します。ベビーブーマー世代公務員の退職による人力空白に積極的に備えます。市民の期待に応えて問題を解決する専門家公務員を養成します。特に、楽しく働ける組織文化を作ります。それが市民の幸福の基盤になるためです。今回の人事革新案の準備に先立って前回の民撰5期の際にも多くの努力がありました。まず、 公正・疎通・責任・感動・共感・成長人事等、「ウォンスン氏の6大人事原則」を発表して人事基準を設けました。「ソウル市人材養成基本計画」を樹立し、「奉仕人」、「専門人」、「協力人」、「創造人」というソウル市の人材像を定立して採用から退職まで生涯周期型人材育成のための土台を作りました。また従来の官僚的な公職文化を改善して柔軟で創造的な組織文化を作るために、柔軟勤務制の活性化等、組織文化改善の計画を始動させました。 これからは一段の跳躍を果たしようとしています。市民、専門家、職員・労働組合が再び顔を合わせました。市民の幸せのために、ソウル市の組織と構成員個人が共に幸せで、成長できるための人事革新を始めました。今回の民撰6期の人事革新である「人事亨通」のために、専門家、職員・労働組合が共に参加する相生のTFを構成、運営し、数次にわたる討論過程を経ました。職員たちの意見を聞いて今回の人事革新案に入れました。そして市民たちの意見を受け取り、FTに設けられた人事革新案に対して市民の皆様も高い共感を示しました。 今回の人事革新案は「人を最優先するソウル、市民が幸せなソウル」を目指します。2020年までソウル公務員の54%である約5,370人を専門家公務員として養成し、市民には最高の行政サービスを提供します。第一に、積極的な人材発掘により、第二に、公務員の専門性を強化し、第三に、開かれた人事運営により、第四に、職員に合わせた教育支援により、最後に、楽しい組織文化を確立することでその目標を達成しなければなりません。これからは公務員の循環転補の慣行は伏地不動と非理解消のための最小限の範囲にとどめなければなりません。循環転補によるジャーナリスト的な公務員の時代から一つの職務で専門性を取り揃えるスペジャルリス的な公務員の育成時代へとパラダイムを変えなければなりません。 専門性の時代に対応し、時代と市民たちの要求に対応しなければなりません。それだけではなく、構成員個人の生活の満足度を高めるためにも公務員の専門性確立は必ず必要な課題になりました。何よりも我がソウル市公務員がこの時代の変化を先導し、市民の安寧と発展を手伝わなければなりません。私たちにはそのような使命があります。 これを実現するためにソウル市はこれから2020年までソウル市公務員の半数を専門家公務員として養成します。「ソウル専門官」は14.7%から30.6%まで、「専門系列人」は1.9%から23.7%まで拡大します。ここで言う「ソウル専門官」は専門性が特に要求される職務等、専門職位から、「専門系列人」は福祉ならば福祉、交通ならば交通等、一つの専門分野で専門的な能力を育てた人材を言います。 他の一般職の循環勤務者に対しても分野別に長期勤務を積極的に誘導して専門的な実力を兼ね備わった一般職総合行政家として養成します。 「積極的な人材発掘」分野です。一万人の人力空白の危機を新しい人材養成の機会とします。大規模なベビーブーマー時代公務員の退職空白に備えます。公職の開放性と多様性を大幅に拡大します。これを通じて市民に必要な、新しい時代を開いていくグローバル人材を採用します。 人材発掘の分野は4つの課題に構成されています。まず、積極的に外国人公務員の発掘によってグローバル人材を確保します。世界有数の都市と共に持続可能な成長のためには我がソウル市もグローバル能力を持った人材が必要です。その一貫として2020年まで外国人と在外同胞等、力量のある人材100人を新しく採用します。組織の業務に円滑に適応できるように、メンター等も積極的に支援します。 急速に多文化されるソウル市の環境と比べれば、100人という数字は少ないかも知れません。しかし、その意味は大きいです。政府と他の自治体に模範となるように、グローバル人材選抜で先導的な役割を果たします。また、来る2020年まで任期制公務員400人、弁護士と会計士100人、専門経歴官200人以上等、合計700人の外部専門家を任用します。人力空白に対して専門性で備えます。任用の手続きは一層厳しく運営します。公職開放性の拡大に従い、実質的な人材発掘のために力量面接等を導入します。 障害者、低所得層、高校卒業者等、社会的な弱者に対するソウル市の責任も尽くします。障害者に対する義務採用比率は法律上3%です。しかし、ソウル市は10%を達成するために、毎年新規採用の人数の10%を持続的に採用していきます。低所得層も法律が定めた基準より強化して公採人数の10%を採用続けます。高校卒業者は技術9級7つの職列から全職列まで拡大募集し、ソウル地域の高校学校から全国募集単位に拡大する方案まで考慮して、公採人数の30%を採用目標とします。 人力充員と試験管理を戦略的に推進します。一般職考試、7級と9級間にバランスのある人材採用のために考試は1年に8〜9人、行政7級は1年に50人、技術7級は充員人数の10%に維持します。試験管理専門家のために長期的に試験管理専担センターを設立します。 「専門性強化の分野」です。これから我がソウル市公務員はスペシャルリストにならなければなりません。むろん、これまでよくできました。しかし、これからはさらに市民にサービスして急変する時代に対案を提示できる問題解決者でありながら、革新家、何より専門家にならなければなりません。このため私は私たち皆が専門性を持った仕えの公職者になることを期待します。 専門性強化の分野は5つの課題に構成されています。まず、2015年から新規採用される公務員は分野別に補職管理制を義務付けます。5つの職務群10個の専門分野を設定して新規採用後3年間の探索期を経って専門分野を選択、その後には転補制限によって経歴開発の管理を強化します。 現場中心の専門官を拡大して2020年まで専門官1,000人を養成します。専門性の要求される職位に少なくとも3年以上の転補なく長期勤務する専門官を養成するために、室・局別に養成目標を与え、毎月選抜できるシステムを運営します。手当て支給等、専門官に対するインセンティブを拡大します。公務員の長期勤務活性化によって専門性を高めます。長期勤務を必要とする職務と循環転補要求業務を分けて転補制限期間を異なって運営する 「職務類型別補職管理制」を施行します。長期勤務業務優秀者に対しては抜擢昇進、勤務評定と成果給優待等、人事上のインセンティブを大幅に拡大します。「希望転補の履歴管理制」も導入してできるだけ希望補職を与えることで長期勤務を自然に誘導する方案も導入します。 「開かれた人事運営」の分野です。「窮則変, 変則通, 通則久」という言葉があります。窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず、通ずれば則ち久しという意味です。これから公職社会はどこに比べても開かれていなければなりません。開かれた疎通と互いが共に共有することこそ公職が変化する王道です。 開かれた人事運営は3つの課題で構成されています。主要施策職位に対しては公開的な職位公募制を導入して専門性を事前に検証します。4級・5級の主要職位の5%(4級10個、5級50個)を対象に、1次民間専門家による力量面接と2次室・局長による審査を経て力量のある幹部を選抜し、施策事業を推進するようにします。 職員と開かれた対話のための人事疎通の経路を拡大します。「ウォンスン氏苦情相談室」を拡大、改編して市長とのオンライン疎通を強化し、「訪問する人事聞策討論会」を1年に6回以上拡大、導入して疎外されるところなく、現場を詳しく察します。 市・区、市・地方間、市・中央間の相生発展は互いのことに対する理解から始まります。人的交流の活性化を通じてその契機を作っていきます。企画と執行機能の連携性を強化するために、市・区にバランスのある人力配置を拡大し、市・地方間の相生発展のための計画交流を増やしていきます。市・地方間の交流はまず済州市との交流を推進する予定です。 「パーソナライズ化した教育支援」の分野です。我がソウル市の公職社会が変化していくためには私たち皆が共に学ばなければなりません。教育が、勉強が重要な時期です。良い公職を超えて偉大な公職になるために私たちは共に勉強しなければなりません。 教育支援の分野は3つの課題で構成されています。人的資源開発(HRD)成熟度診断によって中長期人材養成計画を樹立します。ソウル市のパーソナライズ化した人的資源開発の成熟度診断度具を開発し、具体的な実行戦略を設けて中長期的な人材養成計画を作って施行するようにします。 職務別教育ロードマップによるパーソナライズ化した教育で行政専門家を養成します。公務員の職務別教育ロードマップを段階的に開発、推進して機能職から一般職に転換した人に対する実務中心的な職務力量教育も強化します。個人と組織のグローバル力量を強化します。英・米中心の長期国外訓練派遣から脱皮し、ヨーロッパやアジア等、派遣国を多辺化して国際機構及び海外政府での勤務も2015年には10機構まで拡大します。実質的なコミュニケーションのための教育と評価を導入し、第2外国語教育も派遣国の多辺化に合わせて進行するようにします。 ソウル市の発展のために努力し、引退を前にしている退職予定公務員の第2の人生設計を支援し、応援します。能力があり、力量のある退職予定公務員を支援することは、貴重な公益人材に対して改めて機会を与えるという点で社会的費用を節減する先制的な投資です。このため第2の人生設計の教育過程を新設して生涯教育の情報を提供します。また、才能寄付、社会貢献等、公職経験と専門性を活かせる退職後の雇用提供を拡大していきます。 「楽しい組織文化」の分野です。グーグルが世界的な企業に跳躍した裏側にはそれを支えてくれた創意的な組織文化がありました。サウスウェスト航空会社が偉大な企業に発展した裏側には楽しい組織文化がありました。これから公職社会も創意的な組織に、柔軟な組織に生まれ変わらなければなりません。簡単ではない道ですが、どの機関よりも模範的ににその道を作ります。 組織文化の分野は4つの課題として構成されています。長期在職優秀公務員に対しては人事上の優待を通じて勤務意欲を高めます。現在28個の実務事務官の職位を150個まで増やし、6級の定員を拡大して長期在職優秀公務員の昇進機会を拡大します。また、一定の期間に誠実に働けば、少なくとも6級まで昇進することができるように、行政自治部と協議をして勤続昇進制度を全面的に改善していきます。 職員たちの自発的な共感と参与の中で組織文化が変化するように支援します。柔軟勤務、浅い眠り等、職員を配慮する制度が定着され、また自由に活用できるように管理者の積極的な関心を高めます。最近ソウル市の柔軟勤務制は人事革新処が主管する人事運営優秀事例発表大会で大統領賞である最優秀賞を受賞しました。ソウル市の組織文化の改善事例が全国的に広がるようにします。 市民と共に職員が幸せなソウルを具現するために「スマイルソウル総合対策」を推進します。皆が訪れたい、市民の目線に合わせた市民親和的な庁舎の環境を助成し、市民応対優秀事例を発掘して伝えていきます。また、専門的な顧客満足民間教育プログラムをベンチマーキングして市民に対する全職員のサービスマインドを高めます。 事務環境の改善を通じて公務員の創意的な思考を促します。 物理的な空間は構成員の思考と行動に大きな影響を与えます。多くの企業が創意的で柔軟な思考を促すために、事務空間と休憩空間を作ります。しかし、ソウル市は一人当りの事務空間や休憩空間が非常に不足な状況です。まず、人事課から試験的に権威的な空間配置を水平的な配置に再造成し、これで生まれた余裕空間を職員たちのの休憩空間や思索空間として活用します。今後職員の共感を得れば、他の部署に拡大、運営するようにします。我が職員たちも、記者の皆様もお時間ある方は人事課を訪問してください。 最後に推進日程は次のようです。各課題別に導入、補完、発展、定着活性化の段階に分けて整理しました。該当日程に合わせて支障なく進行できるように持続的な管理をしていきます。皆様全員が見守ってくださり、特に我がソウル市家族が自ら共に革新していくかを最後まで互いに見守ってください。 以上を持ちまして、「共に革新」第4弾の「人事亨通」ソウル市の人事革新案の説明を終了いたします。近いうちに「ソウル市 共に革新 第5弾」を持って伺いします。ありがとうございました。
SMG 2,194

世界が驚く デザインのセンセーションを期待しましょう!

ヘラルドデザインフォーラム2014開幕式 日付 2014年11月26日 | 場所 ソウル東大門デザインプラザ 皆様、こんにちは。お会いすることができて嬉しいです。ソウル特別市長パク・ウォンスンと申します。世界的なデザイン権威者と大韓民国のデザイン分野を新しく導く新鋭のデザイナーの皆様が集まり、時代のインスピレーションを論じる祝典の場、ヘラルドデザインフォーラム2014の開催を心よりお祝い申し上げます。同時に、このように有意義な場を設けてくださったホン・ジョンウクヘラルド会長をはじめとする役職員の皆様にも、感謝申し上げます。 今皆様がいらっしゃるこの場所は、ソウルの新しいランドマークであり、大韓民国、さらに世界デザインのメッカを目指して建設したDDPです。世界が注目している最もホット(Hot)なデザイン空間で開催される、最もホットなデザインフォーラムであるヘラルドデザインフォーラム2014が、世界が驚くデザインのセンセーションを湧き起こすことを期待しています。 2か月前、アメリカのサンフランシスコを訪問し、スタンフォード大学にあるデザインスクールを視察する機会がありました。世界の優秀な人材が集まるデザインスクールで教えているのは、驚くべきことに「考えるプロセス」でした。人が中心となる、そして協業を基盤とした思考の一体が、まさにデザインだったのです。「人間愛」に焦点を当ててコンセンサスを形成し、その上創意性と革新を加えるという「デザインシンキング(Design Thinking)」こそ、様々な問題に対する解決方案を提示できるというデザインスクールの確信が、特に印象的でした。今私たちに最も必要なのも、このような統合的思考、「デザインシンキング」ではないかと思います。 私たちはすでに産業や製品を越え、国家や都市の政策、さらに私たちの生活全般がデザインによって新しく変化する時代を生きています。クリティーバ市がデザインを通じて生態都市という新しい名前を得て、灰色の都市ミュンヘンがデザインを通じて緑色の都市に生まれ変わったように、21世紀の都市は今や新しいデザインを通じて新しい未来への突破口を開こうとしています。 ソウル市も時代の課題と多くの懸案を解決し、我が社会の持続可能性を探すため、1千万人の市民とともに行う「協力と協力政治のデザイン市政」を展開しています。ソウル市が今回のヘラルドデザインフォーラムで論議される「デザインスペクトル、その無限な領域」を注目する理由が、まさにここにあります。 デザインのビジョンを人と生活、そして都市へと拡張し、世界的デザイン碩学たちと未来のデザインをリードする人材たちがともに協力と革新を図る今回のヘラルドデザインフォーラムが、危機の今日をチャンスの明日に変え、我が社会に新しい道を提示する希望のフォーラムになりますよう、期待しております。ありがとうございました。
SMG 1,120