ソウル市、「中浪川中心、東北圏未来ビジョン」を発表
ソウル市が8つの自治区で320万人が居住している東北圏一帯を一変させる「中浪川中心、東北圏未来ビジョン」を発表した。平均通行速度が24km/hで都市高速道路としての機能を失い、集中豪雨の時には浸水が頻発な「東部幹線道路」を2026年まで2本に増やし、拡張(6→8車線)地下化する。 地上道路を取り壊した中浪川一帯は汝矣島公園面積の10倍規模(約221万㎡)の「環境に優しい水辺公園」として生まれ変わる。また、集中豪雨の時には常習浸水地域であった中浪川の治水性能を現在の100年頻度(1時間に最大降水量110mmまで処理)から安養川と同様な200年(1時間に最大降水量121 mmまで処理)に高める方案を関係機関と協議し、洪水から安全な河川に造成する。 ソウル市は「中浪川中心、東北圏未来ビジョン」の3大計画を次のように決定した。東北圏未来ビジョンの3大実践計画は、①東部幹線道路の地下化 ②治水性能の向上 ③親水空間の造成及び生態河川の復元である。2026年まで総約2兆3,971億ウォン(▲公共財政50% ▲民間資本29% ▲公共寄与21% 目標)が投入される。 ① 東部幹線道路の地下化 : 都市高速化道路(2023年)、地域幹線道路(2026年) 二元化 河川内に築造された一部の空間が河川法上の臨時(不法)道路で長距離・短距離の車両が殺到して常習渋滞が発生する東部幹線道路は ▲長距離通行に有利な「都市高速化道路」(三成〜月渓1橋、4〜6車線、総延長13.9 km)▲短距離通行に適する「地域幹線道路」(城東〜月陵橋、4車線、総延長8km)に二元化し、地下化を推進する。 ② 中浪川の治水性能の向上:1時間に最大降水量110㎜→122㎜まで処理可能な水準に ソウル市は中浪川の治水性能を現在の100年設計頻度から200年設計頻度に高める方案を関係機関と協議し、具体化する予定である。それと同時に、東部幹線道路の地下化事業と並行して道路新設の時に防水路を共に設置して排出処理機能を高め、撤去以降には中浪川の水辺を整備し、流水断面積を拡大する方案なども今年から検討する予定である。 ③ 親水空間の造成及び生態河川の復元:汝矣島公園面積の10倍規模「環境に優しい水辺公園」に 東部幹線道路の地下化区間を中心に8つの自治区にわたって中浪川の水辺空間20.8kmを3つの圏域に分け、圏域別に整備方案を用意してロンドンのドックランズ(Dockland)、マドリードのM30のような河川を中心とする環境に優しい市民のための休息空間に造成する。 ソウル市は中浪川の全区間を「水遊びができる河川」に作るという目的で中浪水再生センターの高度化、小規模分散水処理場の導入などを通じて水質管理を一層強化する。また、生物生息地を造成し、様々な生物が生息する生態環境を作って行く。 ソウル市は<中浪川中心、東北圏未来ビジョン」を通じて▲交通便意(江南〜議政府40分短縮)▲5万人の雇用効果 ▲5兆255億ウォンの生産誘発効果 ▲7兆ウォンの経済効果(年間2,030億ウォン)を上げると見ている。 お問い合わせ: 道路計画課(東部幹線道路の地下化関連) 82-2-2133-3860, 河川管理課(中浪川親水空間・生態復元関連) 82-2-2133-3885
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