ソウル市、「新型コロナ退院患者」の日常回復を支援
ソウル市は、新型コロナウイルスに感染したが退院した患者を対象に、4週間の健康管理サービスを支援し、自宅での自己管理が可能な健康キットを提供するなど、新型コロナ退院患者が迅速に日常生活を取り戻せるよう力を尽くす。 ソウル市は、21の区と協力して5月より各保健所に「新型コロナ退院患者健康管理運営班」を組織し、治療期間を経て疲労した退院患者が心身ともに日常生活へと復帰できるよう支援するためのプロジェクトを実施する。 プロジェクトを申請できる対象となるのは、ソウル市及び自治区の生活治療センターを退所した者のうち、該当する21の自治区に居住する市民1,000人である。生活治療センターに入所した際に配布される案内文書に記載されたQRコードから申請可能で、先着順に受け付け、定員に達したら締切となる。 1,000人の申請者には、保健所の健康管理運営班が週1回、4週間にわたって電話相談により健康管理サービスを提供する。必要と判断される場合には病院・医院や心理支援センター(カウンセリング)、精神健康福祉センターなどに連携する予定だ。 申請すると、1週間以内に健康キットが届けられる。健康キットは28日間のミッションカードで、専門家による監修を経て身体的・精神的な日常生活の回復に役立つよう構成されている。 ソウル市は、さらに充実した健康管理サービスの提供を今後も続けることができるよう、実務者の能力強化教育、相談事例のモニタリング、専門家による諮問を継続していく予定だ。また、モデル事業後に効果を評価して、事業の継続及び拡大をすべきか否か等を決定する計画である。
登録日投稿者SMG ヒット802