ハイ・ソウル・フェスティバル!いよいよ祭典の季節
毎年、ソウルを祭典の舞台に変貌させるハイ・ソウル・フェスティバルが、10月1日(金)の前夜祭で幕を開け、10月10日(日)まで漢江公園を中心としたソウル都心全域で繰り広げられます。今年、特別に秋に開催されるハイ・ソウル・フェスティバルは、「ソウルのノンバーバル、世界のノンバーバル」というスローガンの下、フェスティバルのコンテンツを世界の公演芸術界の新たなトレンドとして浮かび上がった「ノンバーバル・パフォーマンス(Nonverbal Performance)」に新たに決定しました。また、市民の参加と分かち合いを実践する節制した祭典というのも特徴です。人種、言語、世代、文化の壁を越え、言葉を用いないでコミュニケーションする世界最大規模のノンバーバル芸術祭典に浮かび上がったハイ・ソウル・フェスティバル、その華やかな舞台を一足先に覗いてみましょう!13ヶ国200回以上の公式招請作をはじめ、計400回以上のダイナミックな舞台が繰り広げられる 「ノンバーバル公演?台詞のない公演ってそんなに多くないんじゃないの?」とお思いの方は今回のハイ・ソウル・フェスティバルに参加して驚くことでしょう。フランス、オーストラリア、スペインなど、13ヶ国から参加した70余りの団体のほか、韓国の一般市民や自由参加者の公演など、計400回のダイナミックな舞台が繰り広げられるからです。 パフォーマンス、ストリート劇、空中劇、人形劇、身体劇、マイム、音楽、そしてサーカスまで、数多くのノンバーバル公演があり、また、ハイ・ソウル・フェスティバルにふさわしいレベルの高い公演プログラムが目白押しで、お好みに合わせて関心のある公演を観覧することができます。 このほかにも世界の音楽界のジャズのリーダー、イン・ジェジン音楽監督が仙遊島を音楽の島に変える「ジャズin仙遊島」をはじめ、清渓川で繰り広げられる次世代の視覚芸術家12人による13色インスタレーション美術展「五色燦燗」、祭典の未来を眺望する「国際ノンバーバル・パフォーマンス・フォーラム&ミーティング」、有望芸術家育成支援プログラム、「NArT inハイ・ソウル・フェスティバル」など、多様な企画イベントがフェスティバルをより豊かに彩ります。 特に、今回の「ハイ・ソウル・フェスティバル2010」は、全州(チョンジュ)世界ソリ祭り、安東(アンドン)国際タルチュム(仮面劇)フェスティバル、ソウル国際公演芸術祭、ソウル・デザイン・ハンマダン、ソウル演劇オリンピックなど、同じ期間に全国で行われる約20の文化イベントを統合、連係させることでシナジー効果を最大化し、都心全体を祭典の場にする計画です。都心の中に限られていた祭典の空間が汝矣島・仙遊島などの漢江沿いまで拡大 「ハイ・ソウル・フェスティバル2010」のもうひとつの特徴は、祭典の空間がこれまでの光化門、清渓川などの都心から開放感あふれる漢江にまで広がったことです。 特に、汝矣島(ヨイド)漢江公園は、今回のハイ・ソウル・フェスティバルのメイン会場になる予定です。 まず、直径70m、高さ21mの「パラン劇場」をはじめ、計4棟のビックトップを中心に、世界の公演や体験プログラム、多様な企画イベントが繰り広げられるフェスティバル専用広場、「ビッグトップ・ヴィレッジ」を造成、9日間に渡り神秘で楽しい舞台に多くの市民を招待する計画です。 これとともに、10月1日(午後8時)の「前夜祭」と2日の(午後7時30分)「開幕イベント」では、世紀のアート芸術花火団体であるグループF(Groupe F)による韓国初演作「アート花火ショー:一目惚れ」が、汝矣島の空をアート花火で華やかに彩ります。 グループFは、独創的な花火の技術と芸術的な装置で有名な、「2006冬季トリノ・オリンピック」、「2009エッフェル塔120周年記念花火祭り」など、重要な国際イベントで花火によるパーフォーマンスを担当するアート花火の専門チームです。 また、フェスティバルの最終日である10日(日)には、盤浦(パンポ)漢江公園で世界ストリート劇団と千人余りの市民がともに車のない潜水(チャムス)橋を行進する「世界ストリート劇パレード」などで祭典の最後を飾る計画です。 今年は市民の参加と分かち合いが拡大、経済的で暖かい祭典に 今回のハイ・ソウル・フェスティバルは、市民の参加と分かち合いの領域を大幅に拡大し、より経済的で暖かい祭典を企画したという点も注目されます。 まず、市民が祭典のパフォーマンスを担当する芸術家となる市民公募プログラム、「オー!皆さん」では、トランス・エクスプレス(フランス)とのワークショップを通じて約500人の市民が漢江に響き渡る雄壮な打楽ビートを創り出す空中劇、「人間モバイル」など、合計10の分野で約2,000人の市民が出演者として参加します。 また、アルムダウン財団による「エコ・マーケット」、グッド・ネイバーズによる「優しい消費キャンペーンGood_Buy」など、韓国を代表するNGOや企業、市民がともに巨大な「希望を分かち合う」市場を開いて希望と勇気を与え、またポップアーティストであるナンシー・ランがデザイン・クリエーティブ・ディレクターとして参加したフェスティバル記念Tシャツを現場で販売し、その収益金の全額を寄付します。 一方、「ハイ・ソウル・フェスティバル2010」は、8月30日から10月15日まで「無限に提供するリレー・イベント」を行います。フェスティバルのホームページやブログ、ツイッター、フェイスブックなど、多様なチャンネルを活用したオンライン・イベントを行い、もりだくさんの景品を提供する予定です。 今秋、ハイ・ソウル・フェスティバルで市民たちは、漢江公園や都心の広場など、ソウル都心の全域で繰り広げられる世界最高レベルの韓国内外の招請公演を全て無料で観覧することができます。公演に関する詳しい情報や事前予約は公式ホームページ( www.hiseoulfest.org )にて。 「ハイ・ソウル・フェスティバル2010」の概要 期 間 : 2010.10.02(土)~2010.10.10(日)/9日間 (※10.01(金)前夜祭:アート花火ショー) 会 場 : 漢江を中心とするソウル全域 テーマ : ノンバーバル・コミュニケーション スローガン : ソウルのノンバーバル、世界のノンバーバル 主催/主管 : ソウル特別市、ソウル文化財団
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