ソウル市、古いモーテルを買い取りベンチャー支援のための「青年創業クムト(夢空間)」1号をオープン
ソウル市、古いモーテルを買い取りベンチャー支援のための「青年創業クムト(夢空間)」1号をオープン – 青年問題の解決、停滞気味の新村地域活性化を同時に実現できる空間、13日(月)11:20開所式 – 古いモーテル街を買い取りリフォーム、地下1階~3階は創業、個人居住スペース – 5:1の競争率を勝ち抜き選定された8つの青年企業20人入居、2年間安定的に創業‧居住 – 創業総合情報‧研修、専門家メンタリングなどワンストップ創業サービス、創業支援金も提供 □ 新村(シンチョン)地域の古いモーテルをソウル市が買い取り、リフォームして若手創業者のための業務空間と居住空間の両方を提供する「青年創業クムト(夢空間)」 (西大門区延世路2ダキル11-3, 旧シャインモーテル)1号が13日(月)オープンした。 □ ここには、5:1の競争率を勝ち抜き、今年八月に選定された青年ベンチャー8社(西大門地域の企業3社を含む)の計20が入居し、一つ屋根の下で共に働き、生活する。最大2年間住むことができ、賃貸料は無料、管理費(電気‧水道‧ガス)のみ実費負担となり、安定的な居住空間で創業活動に専念できる。 ○ ○ 「青年創業クムト」という名は、「創業を夢見る青年たちが共に未来に向かって挑戦し、コミュニケーションし、エネルギーを生み出す夢(クム)の空間(ト)」、そして希望と情熱の象徴という意味から、市民からの公募によりつけられた。 ○ ソウル市は、新村地域のワンルームの家賃相場が月40〜60万ウォンであることを踏まえると、住まいに関する大きな負担がなくなるため、経済的なメリットはもとより、安定的な創業活動にも大いに役立つと見込んでいる。 □ 8つの入居企業は、国内に住む外国人留学生向けの校閲サービス、ディープラーニングを利用した自動眼科検診ソリューションの開発、ゲーム型スマート認知リハビリソリューションの開発、VR技術を活用した室内空間3Dスキャンなど、 多様な分野の創業者で構成されている。これらの企業は、開所式(13日)当日に入居を完了した。 ○ 外国人留学生向けの校閲サービスを展開する(株)CICÉRONのユン・ヨンソン代表は、「夜遅くまで残業することが多いので、帰宅時間が遅くなる女性社員の安全が一番気がかりだった」とし、「クムトを通じてこのような問題を解決できると思う」と話す。 ○ 眼科検診商品を開発する(株)メディウェイルのチェ・テグン代表は、「勤務時間が一般の企業のように9時から6時までではないので、なかなかオフィスを構えることができなかったが、これからは仕事場で睡眠もシャワーもできて助かる。入居者と一緒に協業できるプロジェクトが始まれば、足りない部分を互いに補いながら、さらに大きなシナジーが生まれると思う」と話す。 □ 「青年創業クムト」1号は、地下1階〜地上3階(延べ面積348.6㎡)の規模で、大きく、入居者たちの共用スペースと個別居住スペースからなる。地下1階には会議室、創業カフェ、共用空間、1階にはコミュニティスペース、洗濯室、1〜3階にはOAスペース、居住・業務スペースがあり、屋上には共同キッチンと休憩室が設けられ、ネットワーキングパーティーなどができる。 ○ 地下1階 : ネットワーク、フォーラム、研修、各種行事に使える多目的スペースと運営事務室 ○ 1階 : 共用会議室と洗濯室など共用スペースと居住スペース ○ 2階〜3階 : OAスペースと2〜4人部屋の業務・居住スペース ○ 屋上 : 共用キッチン、ネットワーキングパーティー、休憩のための安らぎ空間を設置 □ オープンに先立ち、8社を対象に事業者登録や特許申請など、実用的な支援が受けられる創業研修とコンサルティングを実施し、入居後は、専門家による創業メンタリング、地域社会と連携したミニインターンシップなどのプログラムも計画されている。なお、製品開発のための事業計画書を審査し、創業支援金(300万ウォン)も提供する予定。 □ また、新村という地の利を生かし、近隣大学、ソウル創業ハブ(麻浦区孔徳洞)が提供する多様な創業サービスプログラム(教育、コンサルティング、投資支援など)、ソウル創業カフェ(新村店、弘大店)などの周辺インフラを活用して、様々な情報や相談サービスも利用できる。 ○ ソウル創業ハブの専用空間では、創業情報の提供、密着型創業相談、創業特化教育など、創業に必要な総合サービスが提供され、会員制の密着型管理を通じて、創業が軌道に乗り、成功できるまで体系的なサポートが受けられる。 □ ソウル市は、「青年創業クムト」を入居者主導で自律的に運営できる空間にし、入居企業それぞれの専門性を共有することで、協業効果を最大限に発揮できるよう、毎月ネットワーキングデイといったプログラムを通じて、青年創業の新たなモデルを作る計画。 □ ソウル市のソ・ドンロク経済振興本部長は、「ソウル市が初めて公開する青年創業クムトは、若者の創業を支援し、新村地域一帯の活性化を図る新しいタイプの都市再生+青年創業の結合モデルである」とし、「業務空間の不足や賃貸料の負担など、劣悪な環境に置かれている若手の創業者への経済的支援のみならず、それぞれ別の分野で創業する若者同士の交流やコミュニケーションを通じて互いに成長できる機会を提供し、地域に安定的に定着できる良いきっかけになれば」と語る。... Read more
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