ソウル市、夏にも安全な公共交通機関の利用のため集中防疫
ソウル市は、夏にも公共交通機関を安心して利用できるようにするため、集中防疫対策を実施する。 <ソウルの市内バス7,393台のエアコンについて洗浄・殺菌を実施…車両内外において清潔・換気などを徹底的に管理> 市内バスは、エアコン使用による空気循環と室内感染に対する不安を解消するため、専門的な洗浄・清掃を一層細かく行うなど、先制的な防疫を実施する。 これまでも市は、夏に備えた整備・洗浄を行ってきたが、新型コロナウイルス感染症発生後の2020年上半期からは、洗浄だけでなく環境にやさしい殺菌・消毒も実施してきた。2021年も、4月頃から市内バス7,393台に対する先制的な洗浄・管理を推進している。車両内部については殺菌消毒と洗浄を徹底的に実施し、車両外部は水洗いだけでなく脱色部分を塗装するなど、車両の美観も再点検する。 また、2020年5月26日から、「公共交通機関でのマスク着用義務化」施行によってマスク未着用者に対する乗車制限を実施しているが、エアコン稼働時にも定期的な車両換気に一層気遣い、感染症だけでなく各種ウイルス拡散予防に徹底的に対応していく方針だ。 <地下鉄、感染症危機警報「深刻」レベルを引き続き維持…市民の手が触れる洗面所、エスカレーターなどを随時消毒> 市民の利用率が高い地下鉄は、現在の感染症危機警報「深刻」レベルが保たれることを前提にして、最高レベルの防疫システムを継続的に維持している。 駅のホームと待合室は週2回、トイレは一日2回の殺菌消毒を実施する予定で、特に市民が頻繁に接触するエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン、乗車券発売機、交通カードチャージ機、払い戻し機などは、少なくとも一日4回、その他にも随時消毒を実施する予定だ。 市民の密集度が高い電車車両内部の防疫も徹底を期する。手すり、握り棒、車両内、座席などを高温スチームクリーナーを利用して管理し、最適な客室環境を維持する計画だ。
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