ソウル市の公共バス・地下鉄どこでもWi-Fi無料
2020年からはソウル市内を走る公共バス・地下鉄内でWi-Fiが無料で利用できる。また、ソウルの森やヨイド(汝矣島)公園のような大型公園では、データ使用量を気にせずにYouTubeで好きな音楽を聞きながらジョギングできる。 現在ソウル市民のスマートフォン普及率は95%である。そこでソウル市は、2019年末までに公共Wi-Fiの端末機の設置を合計2万個(現在の約2倍)まで拡大することにした。 まず2020年までに市内バス・広域バス・マウルバスに公共Wi-Fiネットワークを100%構築する。このようにWi-Fiが利用できなかったバスに公共の情報通信ネットワークが構築されれば、民間通信会社のWi-Fiネットワークが普及されている地下鉄に加え、ソウル市内の公共交通機関全般において無線インターネットが無料で使えるようになる。 バスの場合、2020年までにソウル市内を走る7,405台まで拡大し、現在3.6%の公共Wi-Fi普及率を100%まで引き上げる。これにはソウル市内を走る支線・幹線バス6,000台、ソウル市内と首都圏をつなぐ広域バスなど1,405台も含まれる。ソウル市の市内バスは2019年12月まで、広域バスは2020年まで構築を完了する予定だ。 これによってソウル市民はもちろん、首都圏からソウルに出勤・退勤するバス利用者は誰でもWi-Fiサービスを無料で利用できるようになる。 1日に市民118万人の足となる235路線1,499台のマウルバスにも2019年10月までに公共Wi-Fiネットワークが100%構築される。マウルバスに無料インターネットサービスが提供される場合、これは広域市規模で公共Wi-Fiサービスが普及される初の事例となる。 同市は、バス停留所への公共Wi-Fiの設置にも拍車をかけ、2019年には中央バス専用道路358か所、2020年までには道路沿いのバス停留所2,000か所に設置する計画だ。 また、市民が日常生活で公共Wi-Fiを気軽に利用できるよう、2020年までに市が管理している10万㎡以上の大型公園24か所にも300個の端末機を設置してWi-Fiネットワークを構築する予定だ。 情報格差(デジタル・ディバイド)を解消するため、情報弱者がよく利用する総合社会福祉館、高齢者・障害者福祉館、青少年の憩いの場などをはじめ、地域共同体や各地域のコミュニティの場にも公共Wi-Fiを設置する計画だ。現在101か所の福祉施設に公共Wi-Fiを提供しているが、2019年には300か所に追加して構築する。
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