ソウル生活史博物館が正式開館
1950年代から現在までの生活遺物1,100点余りを通じて近現代におけるソウル市民の生活ぶりを観覧でき、世代間のコミュニケーションと調和の空間である「ソウル生活史博物館」がついにオープンする。約2か月間のプレ開館を成功に収め、2019年9月26日に正式に開館した。 「ソウル生活史博物館」の正式開館によって博物館のすべての施設が公開された。特にプレ開館では公開されなかった▴特別展「収集家の部屋」、▴拘置所展示室、▴法廷体験空間を観覧することができる。 特別展「収集家の部屋」(本館:生活史展示室4F)は、7人の市民収集家が直接展示企画に参加し、本人の所蔵品を展示する参加型展示として音楽・運動・演劇・収集など多様な分野の生活遺物に関するエピソードを再構成したものである。所蔵品を集めることとなったきっかけや多彩なエピソードを通じて、当時の時代的な雰囲気と思い出を呼び起こし、多様な年齢層の観覧客とコミュニケーションできる展示である。 拘置所展示室(別館1-4F)は、過去の未決囚らが拘禁されていた拘置所をありのままに復元し、観覧客が当時の刑務官と収容者の服装を着て直接体験できるよう造成されている。一部の空間には漫画カフェ、音楽喫茶店、文房具など1970~80年代の代表的な遊び場・文化空間を昔ながらの路地で再現し、思い出とノスタルジアを呼び起こす空間となっている。 法廷体験(本館:子供体験室1F)では、昔のソウル北部支援法廷を再現した空間で実際の裁判に関する教育プログラムを体験できる。実際の法廷をリアルに再現し、教育効果を高めるために演劇公演で舞台空間を造成した。「演劇プログラム」への参加は、ソウル市公共サービス予約センター(yeyak.seoul.go.kr)を通じて事前予約をする必要がある。1日1回公演で、募集定員は30人、1回に最大5人まで申請可能である。 「ソウル生活史博物館」は、1階~5階、延べ面積6,919㎡の規模である計3棟の建物で、▴生活史展示室(本館1~4階)、▴子供体験室(本館1~2階)、▴拘置所展示室(別館1棟)、▴教育室(別館2棟)で構成されている。3階に分けて造成された「生活史展示室」は、ソウルで生きてきた人々の日常を知ることができる空間であり、市民85人のリアルなインタビューと56人の寄贈者が提供した生活遺物を紹介している。 ソウル生活史博物館は、毎週火曜日~日曜日の10時から18時まで無料で観覧できる。子供体験室などの一部施設は事前予約を通じて運営している。博物館に関する詳細はホームページ(www.museum.seoul.kr/sulm/index.do)で確認できる。 ソウル生活史博物館の運営概要 位置:ソウル生活史博物館(ノウォン(蘆原)区ドンイルロ174ギル27) 開館時間:毎週火~日曜日、10時-18時 アクセス – 地下鉄:6号線テルンイック駅5番出口7号線テルンイック駅6番出口 – バス:テルンイック駅4番出口(11-103)停留所 105、146、1221、3100、3500、3600、6100 テルンイック駅7番出口(11-117)停留所 65-1、73、74、75、1132、1141、1155、1156、1221 施設紹介 施設紹介 博物館の内外部 ソウル生活史博物館の外部 ソウル生活史博物館ロビー 生活史展示室 生活史展示室1階 ソウル風景 生活史展示室1階 タクシー 生活史展示室2階 出産と育児 生活史展示室3階 教育 生活史展示室4階(開館特別展) 子供展示室 子供体験室1階 子供体験室2階 拘置所展示室 拘置所(独居房) 拘置所(面会室) 拘置所(昔ながらの路地) 拘置所(昔ながらの路地)
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