ソウル市、アパートや学校など264か所にサッカー場の7倍を超える規模で都市菜園を設置する
ソウル市は、2020年の一年間、建物の屋上、社会福祉施設、学校内の菜園などソウル市内264か所に52,989㎡規模の「ソウル型都市菜園」を設置する。これは、サッカー場の7.4倍規模に及び、計46億ウォンの予算が投資される。 遊んでいる小さな空間、保育園や学校、アパート団地など至る所に菜園を集中的に設け、誰でも作物を植えて栽培・収穫できるよう、「都市農業空間」を設置する。 ソウル市、アパートや学校など264か所にサッカー場の7倍を超える規模で都市菜園を設置する 小さな菜園 屋上菜園 まず、生活圏内で放置されている小さな空間で3年以上使用可能な菜園を設ける。市民がレジャー時間を活用して農業活動を楽しめるよう、①小さな菜園を25か所、計15,000㎡規模で設置する。 放置されやすい②建物の屋上にも菜園を設置する。作物を収穫する楽しみとともに、夏季の輻射熱を低減させて冷房に要するエネルギー節減効果も期待できる屋上菜園は、多重利用施設を優先的に選定して、80か所(計5,817㎡)に設けられる。 ソウル市、アパートや学校など264か所にサッカー場の7倍を超える規模で都市菜園を設置する 学校菜園 いきいき菜園(福祉館) ③保育園や学校にも菜園を設置する。都市では自然に接する機会が少なく、主に本や映像を通じて植物について学んでいる子どもや学生たちが、直接作物を育て観察して自然と親しみ、豊かな情緒を育めるよう、20か所の保育園と60か所の学校(計6,800㎡)に設置される。 単なる菜園活動体験を超えて、生態-環境-食文化へつながる包括的な生態教育を行えるよう、都市農業専門家が学習現場を訪れて教育を実施する。また、学生数の減少により生じた空き教室を活用して、屋内でも農業体験と教育を行える農業教室を設けてテスト運営に乗り出す。 ソウル市、アパートや学校など264か所にサッカー場の7倍を超える規模で都市菜園を設置する アパート菜園 アパート菜園 ④アパート団地内にも菜園を設置する。市は、ベランダ菜園やアパート外壁を活用したパイプファーム、グリーンカーテンなど、現代人が慌ただしい日常の中で住居空間でも作物を育み、収穫するなどの都市農業活動を楽しめるよう、2~3か所をテスト設置して運営する予定だ。 ソウル市は、都市農業がレジャー活動と安全な食の生産にとどまらず、農業の様々な社会的機能と効果が発揮されるよう力を注ぐ。体の不自由な障がい者も都市農業活動に参加できるよう、歩道ブロックとレイズドベッド菜園を配置する⑤バリアフリー癒し菜園(5,423㎡)を設置して、誰でも都市農業に参加できる環境をつくる。 また、市民が手軽に都市農業に入門できる⑥「ボックス菜園」運営も拡大する。家庭で草花を育てるように、ベランダや窓辺などの屋内空間を活用して作物を育てられる「ボックス菜園」を、計29,000個分譲する計画だ。 ソウル市、アパートや学校など264か所にサッカー場の7倍を超える規模で都市菜園を設置する ボックス菜園 バリアフリー菜園
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