2020ソウル金融ウィーク&ソウル国際金融カンファレンスを開催
ポストコロナ時代において、金融市場はどのように変化するだろうか。 ソウルの金融発展の戦略を模索するとともに、機会を探り、ソウルの競争力を診断すべく、「2020ソウル金融ウィーク&ソウル国際金融カンファレンス」が、2020年11月4日(水)から3日間、ヨイド(汝矣島)一帯で開催された。▲韓国内最大規模を誇るソウルフィンテックラボの拡大記念式典、▲金融‧フィンテック系有望企業発掘コンテスト、▲ジム・ヨン・キム元世界銀行総裁の基調講演から始まるソウル国際金融カンファレンスなど、計5つのイベントが行われた。 まず、ソウル金融ウィークの第1日目(4日)には、「IP(intellectual property、知的財産)コンペ」が開かれた。優れた知的財産を保有する金融‧フィンテック分野の有望企業を発掘するために、ソウル市と特許庁が共同開催したこのイベントは、現場での最終審査を経て4社を選定し、計3,200万ウォン相当の特許バウチャーが支給された。 誰でも場所の制約なく見られるようにオンラインで生配信された「デジタル金融公開講座」は、ヨイド(汝矣島)デジタル金融専門大学院において開かれた。ソウル市とKAISTが共同主催した今回の講座は、AI(人工知能)やフィンテックなど、新型コロナウイルス感染症により加速する非対面の産業技術が目覚ましい発展を遂げているが、本講座ではデジタルファイナンスのトレンドを一般市民に分かりやすく紹介した。 2日目(5日)には、2020年で第10回を迎える「2020ソウル国際金融カンファレンス」がヨイド(汝矣島)コンラッド・ホテルで開催された。ソウル市と金融監督院が共同主催した今回の行事は、国際金融市場の動向と方向性を提示する著名な韓国・海外の講師を招き、オン・オフラインを並行しての開催となった。 基調講演は、元世界銀行総裁で医師のジム・ヨン・キム(Jim Yong Kim、米国、Global Infrastructure Partners副会長兼パートナー)とフランスの碩学ジャック・アタリ(Jacques Attali、フランス、Attali&Associes代表取締役)が行い、「ポストコロナとデジタル・ファイナンス・イノベーション」をテーマに、変化の時代における対応の方向とソウルが金融ハブへと発展していくための戦略を提示した。 最終日の3日目(6日)には、100社の企業が入居し、1,000人のファイナンス・イノベーターズが常駐するよう拡大される「ソウルフィンテックラボ」の拡大記念式典がソウルフィンテックラボ20階で行われた。 韓国内最大規模を誇る「ソウルフィンテックラボ」は、フィンテックのスタートアップはもちろん、金融監督院、特許庁、ハナ銀行、韓国フィンテック産業協会など、さまざまな協力機関が入居し、フィンテックのエコシステムにおける求心点の役割を果たすと期待されている。 同日、優れたフィンテックのスタートアップと投資家とのマッチングを試みる「IR(投資誘致)コンペ」も行われた。ソウル市、金融監督院、韓国フィンテック産業協会が共同主催した今回の行事は、事前審査で選ばれた8社のフィンテックのスタートアップが参加し、合計1,500万ウォンの賞金が与えられた。 今回の「2020ソウル金融ウィーク&ソウル国際金融カンファレンス」の詳細については、公式ウェブサイト(https://www.sific.kr)で確認することができる。
登録日投稿者SMG ヒット871