「ソウルの心臓」アリス浄水センター、今年夏1日最大1人当たり352L使用する水を生産
ソウル市、今年1日最大331万トンの水を生産、1人当たり2Lのペットボトル176本相当 人口は減っても水栓は増え、水の需要に対応するため7,425億ウォンを投資して浄水施設の容量増設 気候変動の影響によって毎年深刻化している猛暑と大雨は、夏の水質管理をますます困難にしている。一方、清浄で安全な水の重要性はさらに高まっている。そこで、ソウル市の今夏を含むアリス生産・供給状況、水質モニタリング、水の味向上のための努力を紹介する。 今年、ソウル市が水道水を最も多く生産した日は、暑さが本格的に始まった7月21日で、生産量は331万トンだった。これは、ソウル市民1人当たり約352Lを使用する量で、2Lペットボトル176本に相当する。 ソウル市は、隣接する新都市にアリスを供給するなど、高まる水道水の需要に対応するため、今年から2043年まで計7,452億ウォンを投資して、高度浄水処理施設の容量を、現在の1日最大380万トンから415万トンまで拡大する。 ソウル市は、水道水の安定的な供給だけでなく、安定性の確保と水の味向上にも投資を続けている。ソウル市は、水質検査項目を毎年追加して計350項目を設けており、今年もモニタリング項目の新設に向けて研究・検討を行っている。 アリスの水質検査350項目は、世界保健機関(WHO)が推奨する166項目の2倍、環境部が定めた「飲料水水質基準」60項目の約6倍に達し、韓国最大レベルを誇っている。 ソウル市は、上半期に浄水センターで生産される健康な水の中核指標であるミネラルと藻類と関連する味・匂い物質である2-MIB、ゲオスミンの濃度が、「健康で美味しい水ガイドライン」の管理目標を100%達成したと発表した。また、浄水処理過程で発生する消毒副産物と衛生的な水管理の指標である残留塩素濃度も、管理基準を満たした。 なお、ソウル市は、今年6月にアリスの水の味を高めるため、新たな工程モデルである「ソウル型超高度浄水処理」を研究・導入すると発表した。アリスは現在、標準浄水処理工程である混和、凝集、沈殿、ろ過後、オゾンと活性炭でさらに2度ろ過する高度浄水処理を実施して、水の味と安全性を強化して生産している。 ソウル市の関係者は、「アリス浄水センターは、ソウル市民に365日24時間清浄で安全な水道水を供給するソウルの心臓ともいえる場所」とし、「気候危機の時代に美味しいアリスを供給するため総力を挙げていく」と述べた。 アリスホームページ(英語):https://arisu.seoul.go.kr/sudo_eng/index.jsp
登録日投稿者SMG ヒット820