ソウル市、「女性安心宅配」が銀行でも利用可能に
これまで洞住民センター、教会、ガソリンスタンドなどでしか利用できなかったソウル市女性安心宅配が、銀行の無人店舗でも利用できるようになった。 ソウル市は2019年12月3日(火)、新韓銀行による無人店舗の場所提供と新規宅配ロッカーの設置運営支援に関する業務協約を締結し、新韓銀行の無人店舗5店に女性安心宅配ロッカーを設置して、4日(水)から運営を開始することを発表した。 今回、女性安心宅配ロッカーが設置された無人店舗5店(35個)は、ソウル市内の直営店舗のうち、集合住宅及び単身世帯の密集地域や、地下鉄駅・学生街など流動人口の多さやアクセス性などを考慮して選定された。 ソウル市は銀行の無人店舗に宅配ロッカーを設置することで、大学街や地下鉄駅周辺の地域住民の利便性が高まることを期待している。最初に50か所に設置されたことから始まった女性安心宅配は、利用者の増加により2019年8月に231か所(4,443個)まで拡大し、今回5か所が追加され、計236か所(4,478個)が運営される。 女性安心宅配 区分 事業所名 住所 1 (旧)ポンチョンソ(奉天西)支店 クァナク(冠岳)区ウンチョンロ110 (ポンチョンドン(奉天洞)) 2 シンリムテハクドン(新林大学洞)支店 クァナク(冠岳)区ホアムロ26ギル58 (シンリムドン(新林洞)) 3 ミョンジデ(明知大)支店 ソデムン(西大門)区コブッコルロ45 (ナムガジュワドン(南加佐洞)) 4 スンシルデイック駅支店 トンジャク(銅雀)区サンドロ37ギル76 (サンドドン(上道洞)) 5 ウェデ駅支店 トンデムン(東大門)区フィギョンロ23(イムンドン(里門洞)) 「女性安心宅配」は、他人と対面せずに家の周辺に設置された無人宅配ロッカーを通じて好きな時間に宅配を受け取ることができるサービスだ。宅配業者を装った強盗事件など、女性をターゲットとした犯罪を予防するためにソウル市が2013年7月に全国で初めて導入した。6年間で計218万人(累積)が利用している。 また、今年9月からはこれまで荷物の受取専用だった安心宅配に、CJ大韓通運との協力により全国で初めて「送る宅配サービス」を導入して運営している。これ以外にも顧客である市民の利用不便の解消のため、宅配到着通知メッセージを長文(MMS)に変更し、宅配到着確認用アプリを制作して配布し、苦情処理用のコールバックシステムを導入するなど、機能を大幅に改善して運営している。 ソウル市「女性安心宅配」は1か所を除いて231か所が24時間、365日運営している。利用料金は無料だが、荷物の保管時間が48時間を超えた場合は一日に1,000ウォンずつ延滞料金が発生する。 宅配ロッカーの詳細な位置は、ソウル市ホームページ(https://map.seoul.go.kr/)で確認できる。
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