ソウル市の低所得層530世帯に秋夕の贈り物として壁紙・床材の張替えを
ソウル市は夏の梅雨で壁紙や床材にカビが入ってもなかなか張り替えられない低所得層530世帯を対象に、9月の一ヶ月間、壁紙・床材の張替えサービスを行う。恵まれない人々が秋夕(チュソク、韓国のお盆で旧暦の8月15日)を清潔な部屋で迎え、祭祀を行い、人々の温情を感じることができるようにするためである。とくに今回の事業は、「希望オンドルプロジェクト」の後続事業である「希望オンドル、幸せな部屋づくり」事業として進められており、すべて市民の寄付とボランティア活動によって行われることに大きな意味がある。ケナリ壁紙㈱、㈱トゥバンなどが壁紙3,000世帯分、床材500世帯分を寄付した。 7月から8月末まで25の自治区、111の福祉館、民間団体など209の団体2,037人のボランティアが参加し、一人暮らしのお年寄り、一人親家庭、祖父母家庭、親のいない未成年者など1,114世帯の壁紙と床材を張替え、家の掃除や簡単な修理などを行った。今年の年末まで3千世帯への支援を目標にしている。 冠岳区(クァノァック)は「冠岳区セマウル金庫協議会」から1千8百万ウォンの支援を受け、「幸せな部屋づくり」事業を進めており、中浪区(チュンナング)は地域で「ハッピールームボランティア団」を結成し、現在まで110の「幸せな部屋づくり」に取り組んでおり、九老区(クログ)は管内の建設業者との協約を通じて300世帯の網戸の設置を行った。 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は「恵まれない人々が清潔な部屋で秋夕を迎えることが出来て嬉しい」とし、「これからもお互い分かち合う社会になるよう、官民協力事業を続けて行う」と述べた。
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