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希望日記

  • [朴元淳の希望日記324] 賃借人のための情報一つ

  • 希望日記 SMG 1,711
        賃借人のための情報を一つお知らせいたします。今まで賃借人は契約の満了の前に引っ越しをしなければならない場合でも、契約期間が終了していないということを理由に、チョンセ(毎月家賃を支払う代わりに、契約期間中、保証金を家主に預かってもらう方法)・ウォルセ(一定額の保証金を払い、毎月決まった日に家賃を払う方法)の保証金を返してもらえないケースが多々ありました。そのために家のない悔しい思いをし、または移りたい時に引っ越しできない経験をした人も多かったと思います。しかし、もうご心配いりません。 

        ソウル市「チョンセ・ウォルセ保証金支援センター」は、契約が満了する前に引っ越したくても保証金を返してもらえず悩んでいた賃借人のために、様々な借入商品を発売しました。また、家主の同意がなくても保証金を担保にローンを借り入れることができます。
     
        22日から発売された借入制度は以前住んでいた家と引っ越していく家のチョンセ・ウォルセ保証の一つを選び、年利2%という低い金利で1億8,000万ウォンまで借り入れる(有担保)ことのできる商品です。とくに、昨年の8月、ソウル市の意見で改定された住宅賃貸借保護法により、契約期間が終了しなくても引っ越しをしなければならない場合、保証金を担保に借り入れることができるようになりました。これからは家主に通知さえすればチョンセ保証金を担保に借り入れることができ、貸し出した金融機関も、チョンセ保証金の優先返済権を持つことになったのです。
     
        ソウル市はとくに、ウリィ銀行と協議し、3%だった金利を2%に下げることにも合意し、賃借人の負担が減ると見ています。さらに、賃借人が借り入れる際、繰り上げ返済手数料、保証保険料なども免除されます。そうなると、1億を借り入れるとすれば、利子の負担額が月25万ウォンから16万ウォンへと、毎月9万ウォン、年間100万ウォンの負担が軽減されるので、市民の皆様の家計に少し優しくなると予想されます。
     
        また、今回の借入商品の発売と関連し、ウリィ銀行はソウル保証保険と借入関連の支払保証を協議していますが、保証料は借入金利から当て、賃借人の負担が大幅に緩和すると思います。すべての借入支援はソウル市「チョンセ・ウォルセ保証金支援センター」における相談と推薦によってのみ行われます。訪問または電話によるご相談は、ソウル市庁・ソソムン(西小門)別館1階の相談センター(02-2133-1596、1598)で行います。
     
        2012年8月に開所したソウル市「チョンセ・ウォルセ保証金支援センター」は一日平均約200件の相談を通じ、賃借人と家主との紛争解消や有用な情報などを提供しています。今まで家主と賃借人との賃貸借関連の紛争は、賃借人の住居不安をもたらしてきました。しかし、今回発売されるチョンセ・ウォルセ保証金担保借入は、賃借人の安定した住居権を保証するにあたって、大変役立つと予想されます。

        ソウル市「チョンセ・ウォルセ保証金支援センター」はこれからも家主と賃借人との紛争を公正に仲裁していく計画です。また、賃借人の困難を助けることのできる紛争の調整、そして引っ越し前の保証金借入支援など、庶民の住居安定のために、全方位からの努力も続けてまいります。