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希望日記

  • [朴元淳の希望日記160] 「愚問賢答」という言葉の意味

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        皆さんは「愚問賢答」という言葉の意味をよくご存じですよね。「愚問賢答」のソウル市バージョン、ソウル市スタイルは「問題解決の答えは現場にある」です。「愚問賢答」の知恵を「現場」から探すという意味です。それで私は今回、市長就任後3番目の「フィールド市長室」を衿川区(クムチョング)・九老区(クログ)に設けました。

        去年の11月、恩坪(ウンピョン)ニュータウンの未分譲の問題を解決するため、初めての「フィールド市長室」を恩平区に設けました。その結果、数年間ホコリと負債だけが増え続けていた未分譲の高層住宅615軒が、わずか2ヵ月の間に全て契約が終了するという驚くべき成果を収めたのです。次いで去る3月には、江西区(カンソグ)・陽川区(ヤンチョング)に「フィールド市長室」を設け、西南圏の大きな課題であった麻谷(マゴク)団地の青写真(構想)を提示し、この地域の長年の願いであった国会大路(クッケデロ) の地下化事業などの対策を打ち立てることができました。また今週は4泊5日の日程で衿川区・九老区に「フィールド市長室」を設け、衿川区と九老区のあちこちを視察しながら、地域住民が抱えている問題や懸案事項の解決策を探そうと努力しています。

        一昨日聞いた衿川区の懸案事項の中には、ソウル市で外国人数が2番目に多い区の特性上、外国人総合支援センターを建ててほしいという要請、京釜線(鉄道)と西部幹線道路の地下化、江南(カンナム)循環都市高速道路の工事に関する被害対策の要求などがありました。特に徳山(トッサン)雨水ポンプ場内にある資源リサイクルセンターから出る悪臭と騷音による被害を15年間受け続けているという苦情が最も多かったですね。この問題については直ちに市民と専門家の意見を収集して解決方案を探す予定です。

        今日は「Gバレー(ソウルデジタル産業団地)」を西南圏の成長の原動力となるよう育成する方案を共に模索しました。その結果、ソウル市は旧九老工業団地である「Gバレー」の競争力の強化に注力するという計画を打ち立てました。ソウル市は「Gバレー」が、これまでの産業の中心地としての役割を維持しながら、創造都市としてさらに発展できるよう、4分野20事業で構成された「Gバレー飛上プロジェクト」を推進していく予定です。「Gバレー飛上プロジェクト」では、旧九老工業団地の歴史的価値を継承しながら、世界的なファッション・ITクラスタとしての地位を確立することを目的とした産業基盤と支援施設の拡充、中小企業の育成及び販路の支援、雇用1万人創出などを推進していく予定です。

        まず団地内の基盤施設と支援・便益施設を拡充するとともに、「Gバレー」内の企業人たちがミーティングしながらアイデアを共有する「Gバレーサロン」を来たる8月にオープンします。また「Gバレー」3団地と2団地を連結する唯一の道路である「輸出の橋」一帯の交通渋滞を解消するため、西部幹線道路への進入路工事を年末頃に着工し、2016年までにデジタル3団地・トゥサンギル間の地下車道を開通する計画です。また労働者の文化・福祉施設を拡充するため、1996年から使用されていない旧九老工業団地の浄水場の敷地の開発を推進する一方、加山(カサン)文化センターと昔交番があった敷地を連携して文化と福祉の機能を兼ねた「労働者及び青少年複合支援センター」を造ることも検討しています。この他にも「Gバレー」内の企業1社につき1人を採用するという「Gバレー雇用10000プロジェクト」も積極的に推進中ですし、九老工業団地歴史記念・産業観光資源の開発にも取り組むなど「Gバレー」のブランド価値を高めるように努力しています。

        ソウル市は、これからも現場で答えを探し、現場で方法を探し、現場の声を聞くという「フィールド行政」を強化していきます。市民の暮らしの息づかいが感じられ、市民の哀歓が染み込み、市民の知恵が生きている現場から時代的な問題、生活の問題に対する答えを探そうと思います。

        皆さん、ソウル市の「愚問賢答」はこれからもずっとずっと続きます
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