韓国最大の外国人向け総合サービスのインフラといえる「ソウルグローバルセンタービル」が2013年6月、ソウル鐘路区(チョンノグ)にオープンした。
「ソウルグローバルセンタービル」は約11,752㎡の面積、地下4階~地上15階の規模であり、▴2~3F出入国管理事務所、▴4~6Fソウルグローバルセンター、▴9F国際会議場、▴10Fシティネット、▴11Fソウル国際仲裁センター、▴14Fスペイン大使館経済商務部、▴15Fグローバル金融担当銀行など、外国人向けのあらゆる施設が集まっている。
ソウル市は’08年、「ソウルグローバルセンタービル」の建設計画を樹立し、’10年6月に着工して今年の1月24日に竣工した。敷地の買入から建設まで、ソウル市が総額約330億ウォン全額を投じた。
ソウル市は公募により採択された構想通り、都心(鐘路)と自然(清渓川)の間に様々な文化を共存させるというコンセプトの下に設計した。また、このビルは太陽光や再生可能エネルギーを利用し、雨水の利用システムを構築するなど、環境に優しい建築物認証最優秀等級を獲得した。
とくにこのビル内にあるソウルグローバルセンターは、ソウル市内42カ所の外国人支援センターの司令塔の役割を果たす。このことにより、他の外国人関連機関との相乗効果で 「ソウルグローバルセンタービル」が今後
ランドマークにする→ランドマークになる グローバル都市のシンボルでありランドマークにすると期待されている。
ソウル市は現在グローバルビレッジセンター、外国人労働者センター、多文化家族支援センター、グローバル文化観光センター、グローバルビジネスセンターなど、計42カ所の様々な外国人支援センターを運営・支援している。
ソウル市は今後、海外資本の直接投資や外国人消費者の韓国への流入効果を高め、人材の雇用創出が期待できる国際機構をメインに誘致して経済的波及効果を狙う。一方でソウルグローバルセンターを、国際交流のハブとして位置づけられるよう、積極的に取り組んでいく方針である。
[ソウルグローバルセンター ビルの概要]
- 目的:外国人生活相談および国際機構の活動支援、国際会議および交流の支援など外国人向けの総合サービスを提供
- 位置:鐘路区鐘路38(瑞麟洞63、チョンガク駅付近)
- 面積:敷地面積1,070㎡/延べ面積11,752㎡
- 規模:地下4階、地上15階
- 竣工日:2013年1月
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