“ハングルガオンギルは、「ハングルの中心街」という意味の韓国固有語である。セムナン路3ギルとセジョンデロ(世宗大路)23ギルの区間を指す。ここには「暗号として用いられていたハングルの話」「ハングル学者周時経(チュ・シギョン)のハングルへの愛着に関するエピソード」など、ハングルを巡る面白い話が伝わっている。
    ソウル市はハングルガオンギルとその周辺に伝わるハングルのストーリーを収集・発掘し、ハングル10マダン(ハングル制作に関する物語を盛り込んだカオンギル案内造形物)、ハングル隠れん坊(18のハングルのアート作品)、ハングル物語パネル、物語地図など、新しい観光資源を開発した。
    また、ストーリーテリングを通じて開発した観光資源と、従来からの観光資源を関連付け、「ハングルガオンギル・ストーリーテリング・ツアー」という徒歩観光コースを誕生させた。

    そして迎えた10月6日！コースの主要スポットでは、ストーリー再現劇やハングル隠れん坊などの要素を加えたツアー体験イベントが行われる。ツアーは11:00から18:00まで、10分おきに行われる予定であり、韓国語はもとより、外国人観光客のために英語・日本語・中国語のできるストーリーテラーによるツアーもいっしょに行われる。外国人の場合、現地での受付またはE-mailによる予約も可能である。(sjhyeoun@naver.com)

    ストーリーテリング・ツアーの間、各所に隠れているハングルアート作品の写真を撮ると、無料で印刷サービスが受けられるイベントやハングル記念品のプレゼントイベントも行われる。ハングルについての面白い話が聞きたい外国人、ハングルイベントへの参加を希望する外国人の参加を期待している。