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文化/観光ニュース

  • 2013 タクシー・ショッピングなどのふっかけを根絶するための対策

  • ソウル市総合ニュース SMG 3,759

     


         ソウル市は「2013年ふっかけ根絶対策」を発表し、今年を、外国人観光客を対象にしたふっかけを根絶する元年にした。中国の労働節、日本のゴールデンウィークなど、外国人観光客の増加が予想される4月22月(月)~5月7日(火)を特別取り締まり期間に定め、タクシー、コールバン、ショッピング店、飲食店、屋台の5つの分野における不当な料金請求を集中的に取り締まる。

        「2013年ふっかけ根絶対策」は、▴常習的でかつ悪質なタクシー・コールバンのふっかけの取り締まり、▴ショッピング店、飲食店、屋台などにおける価格表示制度の不履行の取り締まり、▴ふっかけ根絶のための事前広報および現場におけるモニタリングの強化、▴市民自らが参加し、ふっかけを防ぐ官民協力事業を推進、この四つの部分により行われる。

        1.常習的でかつ悪質なタクシーやコールバンによるふっかけの取り締まり

        まず、ソウル市は外国人観光客がターゲットになりやすい不当な料金の請求、料金表示機未使用のタクシーやコールバンによる違法営業を根絶するため、22日(月)からソウル地方警察庁と合同で取り締まりや企画捜査を実施する。

        取り締まりの対象は、▴適正料金がわからない 外国人のみ乗せる行為、▴料金を交渉して客引きをする行為、▴料金表示機の未使用、または料金のふっかけ行為など、外国人に対する違法営業を行うタクシーが対象となる。とくに、▴メーターを違法操作して運行するコールバンも対象となる。

        コールバンの違法営業が摘発される場合、現行法では運行停止60日または過料60万ウォンであるが、これを営業許可の取消へと変える方向で法改正を進めている。

         2. ショッピング店、飲食店などにおける価格表示制度の不履行の取り締まり

        ふっかけを未然に防ぐためには、主な観光地のショッピング店、飲食店、屋台などを対象に価格表示制度の不履行を取り締まることが大切である。

        まず、ショッピング店の場合、以前から価格表示義務制度を施行している店舗(衣類、観光記念品、化粧品などを販売している17㎡以上の店舗)に加え、南大門(ナムデムン)市場や広蔵(クァンジャン)市場など今回価格表示義務制度の範囲内に入った地域の店について、価格表示の不履行の取り締まりを強化する。

        主な観光地の一般飲食店(飲酒店、スナックなどを含む)の場合、価格表の配備(掲示)に対する特別指導・点検も実施し、不当な料金請求を事前に防ぐ。また、外国語による併記も積極的に誘導し、観光客の利用の利便性を高める計画である。

        露店の場合、屋台を中心に価格表示を導くため、自治区および屋台団体など関連機関の協力を得る一方、持続的な指導にもかかわらず価格表示を行わない屋台については、過料を科すなど行政的な制裁を加え、価格表示を誘導する。

        3. タクシー利用のアプリ、観光案内人の増員など、予防のための広報および現場におけるモニタリングの強化

        タクシー、コールバンなどふっかけが横行する分野については、多言語による価格情報を提供し、ふっかけを事前に予防する。そのために、外国人観光客を対象にタクシー利用情報を提供してきた「ソウルタクシーの正しい利用法」のガイドブック15万部を追加で制作・配布する。

        また、ソウル観光モバイルアプリ「i Tour Seoul」と連携し、タクシー料金案内の民間アプリ「Korea Taximeter」 も4月26日から提供し、タクシーの不当な料金請求を予防する計画である。

        ソウル観光モバイルアプリ「i Tour Seoul」は、ソウル市が2009年に発売したものであり、ソウルの宿泊、グルメ、交通、おすすめ観光スポット、ショッピングなど、ソウル観光に必要なコンテンツを無料で提供している。今年の3月からは、外国人も利用できるよう通訳・翻訳のアプリも提供している。

        「Korea Taximeter」アプリは、移動の動線により利用料金をリアルタイムで確認できるものであり、言語環境(韓国語、英語、日本語)を設定すると、外国語でも利用できる。

     


        また、ソウル観光およびソウル市のHP、観光案内所、ホテルなど、オンライン/オフラインの広報により、観光苦情申告センター(1330、120+9)および申告方法も積極的に広報している。

        また、外国人観光客の多い地域では、明洞、南大門地域に常駐している現在の26人の「移動する観光案内人」を41人に増員させ、ボランティアの案内人60人も追加で配置し、外国人観光客の利便性を最大限配慮し、積極的に対応していく。

        さらに、主要観光名所には外国人のミステリーショッパー(外国人観光客に偽装し、取り締まる制度。覆面調査)を配置するなど、現場監視制度を強化し、違反事項は分野別の点検部署に直ちに通報し、摘発地域を集中的に取り締まることにした。

    4.「ソウル観光安心地域づくり」など、地域住民が参加

        ソウル市は、ソウル市内の観光サービスを全般的に改善させるため、韓国訪問の年委員会、ソウル市観光協会、観光特区協議会、地域商人会などと協力し、観光特区などを対象にした民間主導の「ソウル観光安心地域づくり」に取り組む。

        「ソウル観光安心地域づくり」は、明洞(ミョンドン)、南大門などの観光特区を観光安心地域に選び、地域住民が主導して不当な料金請求の根絶、客引きの禁止、親切・歓待意識の広報キャンペーンなどの活動を行う。

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