ソウル市は、外国人74人と外国在住韓国人71人など、計145人で構成される「海外通信員」が、世界の主要都市の政策の事例や情報を収集するため、世界33ヶ国80都市で活動している。

    ソウル市が2008年から運営している「海外通信員」は、世界の主要都市に居住しながら、その都市の生き生きとした都市の情報を収集し、リアルタイムでソウル市に伝える役目を果たしており、ソウル市はこの内容を確認後、市政の参考にする。

    海外通信員は、ソウル市に提示した課題について各都市で調査を実施し、これに対するレポートを提出し、ソウル市は提出されたレポートの内容を政策に反映する方式である。

    現在世界で活躍中の「海外通信員」は、ソウルに関心を持つ外国人や、世界の主要都市に住む在外同胞、海外留学生、公共機関や民間企業の海外駐在員をはじめとし、デザイナー、ジャーナリスト、警察、建築家など各界の専門家で構成されている。

    大陸別ではアジア太平洋地域66人、南北アメリカ地域34人、ヨーロッパ・アフリカの22人などで、職業別では学生が68人、ジャーナリストが12人、公務員やデザイナーがそれぞれ4人ずつだ。

    海外通信員は、現在まで10回に及ぶ海外都市研究課題の遂行を完了し、現在「外国人専用センター関連」の資料を収集している。

    一方、ソウル市はこれまでの海外通信員運営経験をもとに、アメリカ・ヨーロッパなど課題需要が多い地域の行政専門家の集中補充を主な内容とする<2012年海外通信員活性化案>を設け、2012年から本格的に運営する予定だ。

    海外通信員の募集は随時行っており、詳細はソウル市国際協力課02-6321-4492まで。