ソウル市は、小学四年生の環境教育教材『ファン（環）とキョン（境）がいっしょに育む緑のソウル』を英語に翻訳したものを、PDFファイルとして作成し、教育資料として利用できるように環境関連の国際機構、韓国の外国人学校、駐韓国際文化交流機関を対象に3月10日（木）から提供する。

    ソウル市は国際連合人間住居計画（UN-HABITAT）、C40気候リーダーシップグループ、ICLEIなどの国際機構にも教材を提供する。これからの気候変動に対応できるよう、世界の子供が学び、環境問題への意識を高めるきっかけを作ることが目的である。

    ソウル市の気候変動対策と環境政策を学ぶために来韓した外国の公務員は、「ソウル市は小学生のための環境教材を作り、子供の時から気候変動に対応することの重大性と環境を大切にする習慣を教育している」という話を聞き、ソウルの環境教材を世界で利用できるよう、英語に翻訳することを提案した。これを受け、ソウル市は小学校の教育教材としての環境教科書を英語に翻訳し、直接製作したのである。

    ソウル市は、今回の英語版環境教材を、国際連合人間住居計画（UN-HABITAT）などの国際機構はもちろん、駐韓外国大使館(60ヶ所)、ブリティッシュ・カウンシルなど駐韓国際文化交流機関(9ヶ所)、韓国ケント外国人学校などソウルのインターナショナルスクール(19校)にも提供し、環境教育などへの活用を図る。

    また、ソウル市の英語ホームページ (http://english.seoul.go.kr/gtk/about/inside_list.php)とソウル市・清らかな環境本部ホームページ(http://kid.seoul.go.kr/renew/popup/kid_greenseoul.html)にも掲載する計画である。