2024年年末にクァンファムン(光化門)とチョンゲチョン(清渓川)一帯で開催された「ソウルウィンターフェスタ」が、1月5日(日)、さらに力強く希望に満ちた新年を誓いあいながら幕を閉じた。イベントが一部縮小・キャンセルされるなど比較的静かに開催されたが、多くの市民が訪れ、冬の夜に労いと希望を分かち合った。
ソウル市は、2024年12月13日(金)から2025年1月5日(日)までの24日間にわたって開催された「2024ソウルウィンターフェスタ」に、539万人(累計)が来場したと発表した。クァンファムン(光化門)をはじめとする都心6か所のイベント会場を訪れた来場客数であり、前年2023年年末と比べて1日平均約19%増加した。
※ ソウル・ランタンフェスティバルは2025年1月31日(金)まで、ソウル広場アイスリンクは2月9日(日)まで別途に運営
2025年のウィンターフェスタは、イベントの一部が縮小、延期、キャンセルされたものの、落ち着いた暖かい雰囲気の中で市民に冬の夜の労いと希望を伝える、意義深いイベントとなった。
特に、「サンタ村」をコンセプトにして装飾された「クァンファムン(光化門)マーケット」、5名のアーティストのメディアファサード作品を通じて新年の希望のメッセージ伝える「ソウルライトDDP」が好評を博した。
「ソウルライト・クァンファムン(光化門)」では、初めて実施された国際公募展「ライトアップ・クァンファムン(光化門)」を通じて、中国、ルーマニア、ドイツ、メキシコなど11か国のアーティストによる多彩なプロジェクションマッピング作品が披露された。特に、市民の願いが込められた「ウィッシュライト(願い事のボール)」がクァンファムン(光化門)広場を彩り、プログラム参加費用の全額を寄付して、年末年始に温もりを分かち合った。
31日(火)夜に開かれた「除夜の鐘つきイベント」では、公演や音楽のない厳かな雰囲気の中、鐘つきのみが行われ、人々の胸に響いた。鐘をついた瞬間、ポシンガク(普信閣)の後ろから直径30mの「正午の太陽」が昇るシーンを演出して、静けさの中で新年の希望を伝えた。
海外メディアによる熱い取材も続いた。カタール(アルジャジーラ)、中国(新華社通信)、日本(NNA)など主要外信が、ソウルウィンターフェスタを「安全で活気に満ちたソウルの冬を満喫できる代表的なお祭り」と伝えた。
年度別の「ソウルウィンターフェスタ」観覧客数
区分 | 2023 (2023年12月15日~2024年1月21日 38日間) |
2024 (2024年12月13日~2025年1月5日 24日間) |
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総 計 | 7,170,838 | 5,388,163 | |
メディアアート/ランタンフェスティバル(小計) | 5,651,956 | 3,600,664 | |
ソウルライト・クァンファムン(光化門) | 1,896,426 | 746,280 | |
ソウル・ランタンフェスティバル | 3,127,026 | 2,078,665 | |
ソウルライトDDP | 628,504 | 775,719 | |
マーケット/アイスリンク(小計) | 1,319,854 | 1,711,737 | |
クァンファムン(光化門)広場マーケット | 1,221,320 | 1,641,520 | |
ソウル広場アイスリンク | 98,534 | 70,217 | |
除夜の鐘つきイベント | 97,000 | 32,000 | |
ソウルコン | 102,028 | 43,762 |
2024ソウルウィンターフェスタ・クァンファムン(光化門)の全景 (写真提供:(財)ソウル観光財団) |
2024ソウル・ランタンフェスティバルの全景 (写真提供:(財)ソウル観光財団) |
2024除夜の鐘をついた瞬間に昇った直径30m規模の「正午の太陽」 | |
鐘つき開始前に哀悼と黙とうをする市民ら | クァンファムン(光化門)マーケットを楽しむ市民ら |
2024ソウルライト・クァンファムン(光化門)の全景 | |
2024ソウルライトDDP冬 人生録音中の「あなたの日常にCheers!」 (写真提供:(財)ソウルデザイン財団) |
DDPカウントダウンイベントに参加した市民ら (写真提供:(財)ソウルデザイン財団) |