ソウル市は、民選8期における積極的な政策の推進により、2024年「世界の都市総合力ランキング」で、世界48の主要都市のうち、6番目に高い総合スコアを獲得した。
「GPCI」とは、「都市総合力」の観点から△経済、△研究・開発、△文化・交流、△居住、△環境、△交通・アクセスの6分野における26指標グループと70指標を活用して複眼的に分析・評価するために作られた指数です。
オ・セフン(呉世勲)ソウル市長は、都市総合力ランキングで第5位を目指し、再開発・再建築事業の活性化などを通じて住宅供給を拡大するとともに、住居の安定を図り、気候同行カードやハンガン(漢江)バスの導入、夜明け同行・自動運転バスなど、交通のインフラ拡充のために様々な政策を推進してきた。
また、ソウルビジョン2030ファンドを通じて創造産業、AI、バイオなど未来の有望な産業への果敢な投資を行い、先端産業のグローバル人材の誘致にも積極的に取り組むなど、技術革新やスタートアップのエコシステムを活性化するための政策も実施してきた。ソウル市のこのような努力が実り、交通・アクセス、居住、研究・開発分野のスコアが上昇するとともに、総合力ランキング6位にランクインするに至った。
<分野別指標グループ及びソウル市の順位(2023-2024)>
区分 | 経済 | 研究・開発 | 文化・交流 | 居住 | 環境 | 交通・アクセス |
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指標グループ | 市場の規模、 市場の魅力 経済の集積、 人的集積、 ビジネス環境、 ビジネスの容易性 |
研究集積、 研究環境、 イノベーション | 発信力、 観光資源、 文化施設 受入環境、 外国人受入実績 |
就業環境、 居住コスト、 安全・安心、 生活良好性、 生活利便性 | 持続可能性、 空気環境、 都市環境 |
国際ネットワーク、 航空キャパシティ、 都市内交通、 移動の快適性 |
’23 | 15位 | 6位 | 11位 | 36位 | 14位 | 20位 |
’24 | 19位(4↓) | 5位(1↑) | 16位(5↓) | 35位(1↑) | 17位(3↓) | 16位(4↑) |
[世界の都市総合力ランキング第5位を目標にソウルビジョンをブリーフィングしているオ・セフン(呉世勲)ソウル市長]
[ロンドン、ニューヨークなどに比べ、ソウルに足りなかった水上交通分野の競争力を高めてくれる「ハンガン(漢江)バス」(イメージ)]
2024-GPCIの順位
※ 出典:森記念財団(2013.10)、 Global Power City Index 2024 (Summary)、 p.7
URL : https://www.mori-m-foundation.or.jp/english/ius2/gpci2/index.shtml