ソウルデザイン財団(代表理事チャ・ガンヒ。以下、財団)が主管する「ソウルデザインアワード2024」において、インドと韓国の共同プロジェクトである「アイライクプラットフォーム(EYELIKE PLATFORM)」が最高賞である大賞(Grand Prize)を受賞した。ソウルデザインアワードが開催5回目を迎えた今年は、韓国人デザイナーを含むチームが初めて大賞を受賞する快挙を成し遂げた。
「アイライクプラットフォーム」は、インフラが不足している地域に住む人々の失明予防と目の健康増進を目標に掲げて開発された革新的なプラットフォーム。オンライン寄付モジュールを通じて世界中の寄付者と地域の医療スタッフをつなぎ、持続可能な支援のためのエコシステムも構築した。今でも地球上では技術的に比較的簡単に治療できる眼疾患であるにもかかわらず、適時に診断と治療を受けることができず、失明するケースが多く起きている。このプロジェクトは、スマートフォンのアップサイクルを通じてつくられた携帯型デジタル検眼機器と、AI診断システムにより現地の医療スタッフが簡単かつ迅速に検診できるように支援する。
すべての受賞作はソウルデザインアワードのオフィシャルホームページ(www.seouldesign.or.kr)で確認することができる。グローバル市民賞は10月27日の投票終了後に発表される。
ソウルデザインアワード2024の大賞受賞作「アイライクプラットフォーム」
最高賞の大賞 「アイライクプラットフォーム」 (インド、韓国) |
アイライクは、インフラが不足している地域の人々の失明予防と目の健康増進を支援するプラットフォームである。 スマートフォンのアップサイクルにより携帯型デジタル検眼機器を作り、ウェブベースのダッシュボード、AI診断システムを通じて地域の医療スタッフが迅速に眼科検診を行うことができるようにした。 また、オンライン寄付モジュールにより、世界から寄付を募り、持続的な支援エコシステムを構築する。 |
「ソウルデザインアワード2024」のポスター