ソウル市は、全国で初めて試験的に実施した「マイカップ(タンブラー)追加割引制」などのマイカップ活性化支援新規事業を推進したことにより、約10万個のマイカップの利用を引き出したと発表した。
マイカップ(タンブラー)の普及の広まりにより、1人あたり平均2~3個のカップを保有しているものの、実際の利用頻度は低いことから、マイカップの利用を活性化させ、使い捨てカップの利用を減らすべく「マイカップ利用追加割引制」や「マイカップ利用の日(タンブラーデー)」を推進した結果である。
* マイカップ利用追加割引制とは、9月~11月にかけ、マイカップ割引制を独自に運営中であるか運営計画のあるカフェを募集し、ソウル市が300ウォンを追加割引するテスト事業であり、韓国で初めて実施したものである。マイカップ割引店舗の発掘と、マイカップ利用特典の強化という2重の効果により、市民のマイカップの利用を促進した。
* マイカップ利用の日(タンブラーデー)は、マイカップを持参した市民を対象に、ソウル市が飲み物を無料で提供し、市民が実践できるイベントを推進する等、市民向けのマイカップ利用PRキャンペーンである。
ソウル市は、2024年からマイカップ活性化事業の成果及び市民の意見などを反映し、「ソウルペイと連携したマイカップ利用ポイント制」を本格的に実施する計画である。マイカップ利用ポイント制を通じて、マイカップを利用する市民はマイカップの利用に伴うポイントを貯め地域サラン商品券として利用することができ、小規模カフェを運営する個人事業主はソウルペイを通じた決済をすることでカード手数料などを抑えることができるものと予想される。
(マイカップ利用追加割引制) 参加店舗の広報物(ノウォン(蘆原)区)
(マイカップ利用の日) キャンペーンに参加したサンシン(上新)小学校の生徒
(マイカップ利用の日) 使い捨てカップを減らすための自分との約束を書いている市民
(マイカップ利用の日) マイカップを利用している教室(ソウル・セジョン(世宗)高等学校)