「屋外マスク着用自律化切替方案」発表
- – 9月26日(月)から屋外でのマスク着用義務を解除し、着用の勧告に切り替える
- – 新型コロナウイルス感染の疑いがある者や高齢者層などの高リスク群、密接接触者、大人数が密集する状況で歓声・合唱・会話が多い場合には、屋外での着用を積極的に勧告
規制よりも勧告に基づき、防疫心得の遵守を生活の中に徐々に溶け込ませていくための取り組みの一環として、9月26日(月)から屋外でのマスク着用義務を解除して着用の勧告に切り替える。
今回の措置は、➊予防接種・治療薬・病床など全面的な免疫水準・対応力の向上、➋屋内よりも極めて低い屋外感染リスク*、➌海外の多数の国々で屋外でのマスク着用義務がない、➍60歳以上の者の割合が少ない公演・スポーツ試合観覧の特性などを考慮したうえで決定された。
* 新型コロナウイルス感染症の屋内での感染率は屋外に比べて18.7倍(体系的な文献考察、medRxiv、2020)
これは、過料が賦課される義務措置を緩和して、国民の自律的決定に従って屋内でのマスク着用を選択するようにするもので、義務でなくても下記の場合には、屋外でのマスク着用を積極的に勧告する。
<屋外でのマスク着用を勧告する状況>
- ① 発熱、咳、喉の痛みなど新型コロナウイルス感染を疑わせる症状がある場合
- ② 新型コロナウイルス感染症高リスク群*の場合、または高リスク群と密接接触する場合
* 高齢層、免疫低下者、慢性呼吸器疾患患者、ワクチン未接種者など
- ③ 大人数が密集する状況で歓声・合唱・会話など飛沫が発生する行為を多くする場合
* 人数が多いほど、飛沫が発生する行為が多いほど、マスク着用の必要性は向上
中央防疫対策本部は、今回の緩和措置は屋外でのマスク着用が不要になったことを意味するのではなく、各個人の自律的な実践は依然として状況に応じて必要であると説明しながら、
新型コロナウイルス感染の疑いのある症状がある場合、高齢層など高リスク群の場合、高リスク群と密接に接触する場合、大人数が密集する状況で歓声・合唱・会話など飛沫が発生する行為が多いほど、屋外でもマスクを着用する必要があることを重ねて強調した。
また、屋外でのマスク着用に対する個人の選択が尊重されるべきであり、国民個々人が勧告に従って自律的に状況に応じて着用を決定するよう求めた。
さらに、屋外でマスクを着用せずに咳やくしゃみをするときは、
ティッシュまたは服の袖で口や鼻を覆うという咳エチケットを守ることが重要であり、30秒石鹸で手洗いや手指消毒剤の使用など、手指の衛生管理も継続して実践してもらいたいと付け加えた。