ソウル市の行政サービスを利用するために、日常で頻繁に必要となる各種の電子証明書を1か所でまとめて提出することができるスマートフォンアプリ「ソウルウォレット」にて、今後は電子証明書の申請・発行まで一度に行うことができるようになる。

ソウル市は、「ソウルウォレット」アプリを通じて住民登録票謄本、住民登録票抄本、出入国に関する事実証明、健康・長期療養保険料納付確認書、健康保険資格得失確認書等、主な電子証明書7種に対する申請・発行サービスの提供を開始する。

ソウル市で発行する証明書も、モバイル電子証明書形式で「ソウルウォレット」に収めることができる機能を追加した。現在発行可能な電子証明書は、▲水道料金納付証明書、▲保育教師修了証、▲ソウル市行政支援人力使用証明書など6種である。

ソウル市公共サービス予約(https://yeyak.seoul.go.kr)にて行った予約の状況と、ソウル市生涯学習ポータル(https://sll.seoul.go.kr)の教育修了証も、各サイトにアクセスして確認する必要なしに、今後は「ソウルウォレット」から確認することができるようになる。

パク・ジョンスソウル市スマート都市政策官は、「市民が便利にソウルの非対面行政サービスを利用できるようになることを目標に、ソウル市の各種行政・福祉サービスの申請を行う際に訪問せずとも便利かつ安全に証明書を提出できるよう努力している」と語り、また「今後とも、訪問せずオンラインで申請できる公共マイデータサービスをたゆまず開発し行政サービスを提供していきたい」と述べた。