1. ポスト・オミクロンに伴う海外入国管理の改編方案

中央防疫対策本部(本部長：チョン・ウンギョン)は、海外入国者の入国前・後の検査方法及び時期を調整し、満18歳未満の予防接種完了基準等について改善すると発表した。

中央防疫対策本部は、海外入国者の検査に対するアクセシビリティ及び利便性を考慮して、5月23日より入国時において、48時間以内に実施した遺伝子増幅(PCR)検査による陰性確認書と、24時間以内に実施した専門家用迅速抗原検査(RAT)による陰性確認書の両方を認めることに決定した。

また、6月1日より、これまで1日目に実施していた遺伝子増幅(PCR)検査*の時期を入国後1日から3日以内へと調整し、入国から6～7日目に義務付けられていた検査(RAT)については迅速抗原検査の自己検査を勧告するよう変更する。

• *　遺伝子増幅(PCR)検査の方法 (無症状隔離免除書の未所持者)
• – 韓国人/長期滞在外国人は保健所にて検査
• – 短期滞在外国人は、韓国内・海外で予防接種を完了している者の場合、インチョン(仁川)空港新型コロナ検査センターまたは医療機関にて検査、予防接種未完了者の場合は臨時生活施設にて検査

韓国の接種勧告基準を考慮し、満18歳未満に対する予防接種完了基準を改善し、満12歳未満には隔離免除を適用する。

満12～17歳の場合、3次接種勧告対象が限られている点を考慮して、2次接種後14日が経過したら接種完了と認め、
満5～11歳の場合、基礎接種(2回)の勧告対象が限られている点を考慮して、

• – 現在、接種を完了した保護者と同伴入国した満6歳未満に対して適用中である隔離免除を、満12歳未満へと拡大する。

中央防疫対策本部は、「ポスト・オミクロン対応計画に基づき海外入国管理体系を段階的に改善しているが、海外から流入する新種の変異株等を遮断するため、海外入国者は入国前の検査等関連手続きを必ず守っていただきたい」と念を押した。

2. 新型コロナ経口治療薬(飲み薬)追加購入及び処方対象の拡大

政府は、経口治療薬100.9万名分の追加購入を通じて、合計207.1万名分の経口治療薬の国内導入を推進すると発表した。

民官合同協議体による論議(4月20日～4月25日)をベースに、再流行、処方対象の拡大、地元の病院・医院での処方拡大等を考慮して、100.9万名分の追加購入を推進する。

• * コロナ対応特委、政府(福祉部、企財部、外交部、食薬処、疾病庁)、医療界、公共機関等で構成

追加購入導入日程や製薬企業別の購入量は、製薬企業との購入協議、予算、再流行等に応じて調整して推進される。

加えて政府は、治療の死角地帯の解消、一般医療体系への切り替えに備えて、5月16日から経口治療薬(飲み薬)の処方可能対象を食薬処緊急使用承認年齢*基礎疾患者にまで拡大する。

• * ファイザー社のパクスロビド12歳以上、MSD社のラゲブリオ18歳以上

現在、経口治療薬(パクスロビド、ラゲブリオ)は60歳以上、免疫低下者、40歳以上の基礎疾患者に限って処方されているが、

5月16日からは60歳以上、免疫低下者、12歳以上(パクスロビド)・18歳以上(ラゲブリオ)の基礎疾患者に対して処方が可能になる。

また、5月16日より専門家用迅速抗原検査で陽性が出た場合に経口治療薬を処方可能な対象も、食薬処の緊急使用承認年齢の基礎疾患者にまで拡大する。

現在、60歳以上に限って専門家迅速抗原検査で陽性が出た場合に経口治療薬を処方しているが、

5月16日からは処方対象と同じく、60歳以上、免疫低下者、12歳以上(パクスロビド)・18歳以上(ラゲブリオ)の基礎疾患者に対して、専門家用迅速抗原検査で陽性が出た場合には処方が可能になる。

<経口治療薬処方対象拡大>

6.1.今後の海外入国検査手続きの流れ

無症状者

※ 韓国内での予防接種完了者：韓国内にて、入国日を基準に2次接種を完了*しているか、2次接種後の3次(ブースター)接種を完了している者であって、接種歴を立証できる者をいう。

* 韓国承認ワクチン2次接種(ヤンセンは1次接種)後14日～180日

• – 満12～17歳の場合、2次接種後14日を経過したら完了と認め、満12歳未満は接種を完了した保護者と同伴していたら完了と認める

※ 海外での予防接種完了者：海外にて、入国日を基準に2次接種を完了*しているか、2次接種後の3次(ブースター)接種を完了している者であって、接種歴を立証できる者をいう。

* WHO承認ワクチン2次接種(ヤンセンは1次接種)後14日～180日

• – 満12～17歳の場合、2次接種後14日を経過したら完了と認め、満12歳未満は接種を完了した保護者と同伴していたら完了と認める

※ 満6歳以上は、入国時に陰性確認書(PCRまたはRAT)を必ず提出

有症状者