ソウル市が、2021年12月から2022年3月末まで「3次PM2.5季節管理制」(以下、季節管理制という。)を推進した結果、2019年の1次施行以来、ソウル市の大気質は順調に改善されつつある。
ソウル市はこれまで4か月間、PM2.5減少のため輸送・暖房・事業所等4つの分野にわたる16の低減対策を集中的に推進してきた。このような努力により、季節管理制期間中、PM2.5の平均濃度は制度施行以来もっとも低い25㎍/㎥を記録した。
PM2.5の濃度は、気候条件、外国の影響、韓国内の排出等に複合的な影響を受けるが、季節管理制の導入以降、3年連続で濃度が低減したのはPM2.5の排出源管理を強化した季節管理制の政策効果も一助したものと考えられる。
政策のうちには運営制限取締5等級車両84%減少、エコマイレージ121万世帯エネルギー低減参加など、また集中管理道路1日4回清掃拡大等が含まれる。
ソウル市は、1年のうちPM2.5濃度が最も高い3月においてPM2.5対策に総力を傾けており、2022年3月のPM2.5濃度は、前年2021年(32㎍/㎥)よりも34%低い21㎍/㎥を記録している。
ソウル市は、3次PM2.5季節管理制の政策効果を分析し、2022年12月に施行する4次季節管理制はさらに効果的かつ強化された対策を設け、PM2.5に悩まされないソウルを実現するために最善を尽くす予定だ。