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プレスリリース

  • ソウル市、漢江橋梁で起きる危険な状況に統合管制システムで迅速な対応を

  • プレスリリース SMG 280
    • 消防災難本部、トゥクソム水難救助隊内に「漢江橋梁CCTV管制センター」を構築
    • 4つの水難救助隊それぞれ管制→統合管制で一本化し、迅速かつ体系的な救助活動を支援
    • AI深層学習を基盤に映像を分析し、橋梁上の異常行動を事前に感知、対応速度↑
    • 異常兆候を迅速に把握し、飛び降り自殺などを早期に感知、救助隊員の管制業務負担を軽減、救助に専念できる環境づくり

    ソウル市消防災難本部は、4つの水難救助隊に分かれていた漢江橋梁CCTVモニタリング体系を「統合管制」に一本化し、出動体系を改善する。統合管制の開始とともにCCTV管制システムも高度化したAI深層学習基盤のものにする。飛び降り自殺を図るなど危険な状況を早期段階で発見し、迅速な初動対応が可能になると思われる。 ソウル市消防災難本部は、ソウル市内の漢江橋梁で起きる危険な状況をモニタリングするコントロールタワー、「漢江橋梁CCTV統合管制センター」をトゥクソム水難救助隊内に構築し、運営を開始したと発表した。 「漢江橋梁CCTV統合管制センター」は、管制専門家が漢江橋梁のCCTV映像を24時間モニタリングし、危険な状況が確認されたら最も近い水難救助隊に連絡し現場の隊員が出動する体系で運営される。従来は4つの水難救助隊(汝矣島(ヨイド)、盤浦(パンポ)、トゥクソム、クァンナル)でそれぞれ管制・出動し、現場の隊員がCCTVのモニタリングまで担当してきた。 新しく導入したAI深層学習基盤のCCTV管制システムは、AIが漢江橋梁のCCTV映像を深層学習し、飛び降り自殺を図る人の行動パターンから危険を察知するというビッグデータ分析技法が適用されたもの。たとえば、橋の上で長い時間俳諧するなど異常行動が感知されれば、そのスポットのCCTV映像を管制要員のモニターに送る。すると送られた映像のもと、現場の隊員はより早い段階で出動することができる。 出動時は映像送出が可能な現場隊員用の端末に、事故現場の位置やCCTV映像などの関連情報がリアルタイムで送られる。これまでは無線機でコミュニケーションを取りながら位置を確認していたが、今後はGIS(地理情報システム)で正確な事故現場の位置を把握できる。 また、橋梁上に点滅する警光灯を設置し、事故時にそれらを点滅させることで夜間に出動した救助隊がすぐ事故現場の位置を把握できるようにする予定だ。 統合管制センターでこのようなAI深層学習基盤管制システムが稼働すれば、飛び降り自殺などが起きる前にシステムが異常兆候を早期に把握してくれることで、現場の隊員はこれまで以上に実際の救助活動に専念できる環境が整えられると思われる。 ソウル市消防災難本部は、2022年5月まで統合管制センターをテスト運営し、不備な点を改善していく計画だ。ビッグデータが蓄積されるとAI深層学習基盤の管制システムもより正確になると期待されている。 漢江橋梁で発生する飛び降り自殺などを事前に防ぐには、最新の情報通信技術が適用された統合管制システムが必要だという認識のもと、現場の隊員の意見を収集し、今年初から「漢江橋梁CCTV統合管制センター」の構築に本腰を入れ、これまで計12億ウォンの予算を投じた。 ソウル市傘下のソウル技術研究院と協力し、きめ細かなCCTV管制技術を開発。2021年5月には事業者を入札・選定し統合管制および通信装備を設置、ビッグデータサーバーの構築などを進めてきた。 チェ・テヨンソウル市消防災難本部長は「最新の情報通信技術が適用された漢江橋梁統合管制を開始し、早い段階で素早く対応し、迅速な人命救助ができるようになると思われる」としながら「漢江一帯の水難事故にも積極的に活用し、市民の安全確保に満を持す」と語った。
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