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プレスリリース

  • ソウル市、『パラサイト』半地下住居の居住環境改善へ

  • プレスリリース SMG 1,012
    • ソウル市と韓国エネルギー財団、今年1,500世帯以上の半地下住居を対象に修理工事を支援
    • 一世帯当たり320万ウォン投入、①断熱②ボイラー③エアコン④窓戸⑤床の5か所、必要な工事を支援
    • 湿気などによる室内汚染、喘息、うつ病など精神的・身体的健康を改善
    • 上・下半期に随時申請を受付…洞住民センターなどと連携しケースマネージャーを積極的に発掘

    ソウル市が、映画『パラサイト 半地下の家族』の背景にもなった半地下住居の劣悪な環境を改善するために、各世帯に必要な修理工事を支援する。 ソウル市内の半地下住居のうち、平均所得50%以下に当たる世帯は55.3%、70%以下は77.8%で、半地下住居に暮らす大部分が低所得層の市民である。 ソウル市は今年、韓国エネルギー財団と協業し、半地下に居住する低所得層1,500世帯以上に、断熱、冷房など各世帯の要望に合わせた修理工事を支援すると明らかにした。 湿気やカビなどによって発生する室内汚染、それに伴う喘息、アレルギー、うつ病など、精神的・身体的健康に悪影響を及ぼす半地下住居特有の問題を改善するためのもの。 市は、昨年道峰(トボン)区が半地下100世帯を対象に実施したサンプル実態調査の結果をもとに、現場からの要望が多かった項目を追加支援項目として選定した。調査の結果、湿気やカビの除去と換気のための「除湿器」と「換気扇」、プライバシー保護のための「面格子」、火災予防のための「火災警報器」に対する要望が多く見られた。 今回の住宅修理事業は、このような半地下住居の実態調査の結果を反映し、①断熱施工、②ボイラー設置、③エアコン設置、④窓戸設置、⑤床の張り替え工事に加え、半地下住居で需要の多い「面格子」や「除湿器」、「火災警報器」、「換気扇」などの項目を追加で支援する。 ソウル市と韓国エネルギー財団は、これまでも独自に半地下住居環境改善のための工事を施行してきたが、今年は両者が手を携え1,500世帯以上を対象に工事を行い、今後も支援対象を拡大する予定。 修理支援事業の対象となるのは、基準中位所得60%以下の低所得層。ソウル市は、上・下半期の自治区別の公告を通じて3月から随時申請を受け付け、資格有無の審査を経て支援を続けていく計画。 さらに、一人でも多くの居住者が申請し修理を受けられるよう、洞住民センターや住居福祉センターと連携することで、ケースマネージャーを積極的に発掘し申請を促す予定。 修理支援を希望する市民は、社会福祉課など自治区の担当部署に問い合わせるか、洞住民センターに申請すると、資格有無の審査を経て支援を受けられる。 ソウル市は、市の事業趣旨に共感しパートナーとなってくれた韓国エネルギー財団に対し、感謝の意を表した。両者は近日中に「半地下世帯支援対策」推進のための協約を締結する予定。 ソウル市住宅建築本部のリュ・フン本部長は、「韓国エネルギー財団との協業を通して、これまで独自に行われてきた住居の修理事業を有機的に連携し、より多くの半地下居住者のためになる工事を施行し、劣悪な住居環境の改善に実質的に貢献できるようにしたい」と話す。
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